上限 CPC は、広告のクリックに対して支払い可能な金額の上限です(上限 CPC は入札単価とも呼ばれます)。つまり、上限 CPC を 300 円に設定した場合、ユーザーが広告をクリックすると 300 円まで支払う可能性があります。ほとんどの場合、実際の支払い額は上限 CPC を下回ります。各オークションで実際に支払うのは、掲載順位が 1 つ下の広告を上回るために必要な最低限の金額となるからです。
上限 CPC の継承
デフォルトでは、商品グループや商品ターゲットは親の広告グループから上限 CPC を継承します。キーワードを作成するときにキーワードの上限 CPC プロパティに値を指定しなかった場合は、キーワードも広告グループから上限 CPC を継承します。たとえば、次の行では、親の広告グループから上限 CPC の設定を継承するキーワードが作成されます。
住宅ローン, broad, , https://www.example.com/loan
入札戦略と上限 CPC
入札戦略により、一日に何度か、単価調整可能な項目の上限 CPC は自動的に確認され、必要であれば変更されます。つまり、入札戦略によって管理されている単価調整可能な項目は、親の広告グループから上限 CPC の設定を継承しなくなります。
入札戦略によって設定された上限 CPC を一時的に上書きする必要がある場合は、上限 CPC の設定を変更できます。
入札単価を変更するさまざまな方法
単価調整可能な項目は広告グループから上限 CPC を継承できるため、入札単価を変更する方法はいくつかあります。
- 広告グループの上限 CPC を変更する
広告グループの上限 CPC を継承している単価調整可能な項目では、自動的に新しい上限 CPC を使用します。入札戦略に含まれる単価調整可能な項目は広告グループから上限 CPC を継承しなくなるため、広告グループの上限 CPC を変更しても入札戦略内のアイテムの単価には影響を与えません。 - 単価調整可能な項目の上限 CPC を変更または設定する
- 広告グループから上限 CPC を継承するように単価調整可能な項目を設定する
- 一括送信シートを使って上限 CPC を変更する
上限 CPC を変更する自動化ルールを使用することもできます。