カスタム列は、条件を指定して検索広告 360 のデータの一部を取り出し、分析することができる機能です。たとえば、通常の [クリック率] 列では全体のクリック率しか確認できませんが、カスタム列機能を使えば、「パソコンでのクリック率」や「モバイルでのクリック率」といった特定のクリック率に関するレポートのみを表示する列も追加できます。
カスタム列を使用するメリット
カスタム列機能は、複数の列を組み合わせたデータがほしい場合や、ある指標から特定の条件に合致するデータだけを抽出したい場合に便利なソリューションです。既存の指標をもとにカスタム指標を組み立てられるため、検索広告 360 から取り出したデータを改めてレポート化する手間を節約できます。その他、次のようなメリットがあります。
- 検索広告 360 のデータをもとに算出される多彩な指標を参照および活用できます。
- ビジネスニーズやレポート作成の要件に応じたカスタム列や KPI 計算を独自に作成し、エンド クライアントにとってわかりやすい形で提供できます。
- カスタム列ではデータの切り口を詳細に定義できるため、自社にとって最も重要な情報をすばやく把握できます。
- 数式を組み込んだデータ列を作成することで、定式化または重み付けされた KPI と予算に対する各キャンペーンの貢献度を把握できます。
- 複数の期間の指標データを同じ表の中で並べて比較できます。
- カスタム列とラベルを組み合わせれば、キャンペーン、広告グループ、広告、キーワードが大量にあっても、必要な情報を手軽に把握できます。
- カスタム レポートの計算は、最新のデータを使ってリアルタイムで行われます。
注: カスタム列では、テキスト、数値、ブール値のデータ型がサポートされています。
カスタム列の種類
カスタム列には次の 2 種類があります。
- カスタム数式列: 関数やフィルタなどのスプレッドシート機能を使って、検索広告 360 で直接数式を作成します。カスタム数式列の作成に関する詳細をご覧ください。
- カスタム コンバージョン列: カスタム列を使用すると、カスタム列をフィルタすることで、そのカスタム列を所有するアカウントが「所有」している特定のコンバージョン アクションに絞り込んで表示できます。カスタム コンバージョン列により、コンバージョン目標と関連性の高いレポート列を作成できます。また、この機能により、子アカウントが所有するコンバージョン アクションをカスタム コンバージョン列のフィルタで使用できるようになります。特定のコンバージョン アクションに関するレポートを作成するには、カスタム コンバージョン列の作成についてをご覧ください。
カスタム列は、検索広告 360 の通常のデータ列と同様にフィルタ処理、並べ替え、ダウンロードに対応しており、データ表の上にある概要グラフにも反映されます。表やグラフをカスタマイズする方法をご覧ください。
検索広告 360 リニューアル版では、カスタム列はレポート作成のみに使用できます。入札戦略の掲載結果をレポートする場合は、[入札戦略] ページに移動してください。