この記事の内容は、検索広告 360 リニューアル版の Google 広告アカウントのみが対象となります。
Google 広告で推定クリック率とは、特定のキーワードで表示された広告がクリックされる可能性を示すキーワード ステータスです。広告の視認性を左右する掲載順位、アセット、その他の広告フォーマットは考慮されません。
このステータスは、指定したキーワードが広告のクリックにつながるかどうかを予測します。広告の掲載順位をもとに、キーワードの過去の掲載結果を考慮に入れて判定されます。Google 広告アカウントのキーワードについて表示される推定クリック率(CTR)は、検索語句がそのキーワードと完全一致するという前提に基づく推定値です。Google 広告では、オークションの時点(ユーザーが入力した検索キーワードによっていずれかの広告が表示候補になったとき)で、検索キーワード、デバイスの種類、および他のオークション時の要因に基づいて、より正確な推定クリック率が計算されます。
表示されるステータスは、「平均より上」、「平均値」、「平均より下」のいずれかです。
- ステータスが「平均値」または「平均より上」である場合、Google 広告のその他すべてのキーワードと比較して、該当するキーワードの推定クリック率に大きな問題はありません。
- ステータスが「平均より下」である場合は、主要キーワードとの関連性が高まるように広告文を変更することをおすすめします。
- このステータスは、広告との関連性が低く十分な掲載結果が期待できないキーワードの特定に役立ちます。
- 推定クリック率はあくまでも予測であり、アカウントの [クリック率] 列に表示される実際のクリック率とは異なります。[クリック率] 列とは異なり、このステータスでは、お客様ご自身と他の広告主様の両方の Google 広告アカウントにおけるキーワードのパフォーマンスが考慮されます。また、このステータスは掲載順位の他に、広告アセットなど広告の注目度や表示回数に関連する要因の影響を排除した数値になっています。
- Google 広告では、品質に関するさまざまな指標を考慮したうえで品質スコアを決定しています。このため、キーワードの品質スコアが高いにもかかわらず推定クリック率が低いという現象や、その逆の現象が起こることがあります。全体の品質スコアが高くても、個々の指標を確認すれば、改善の余地が見つかる場合もあります。
- 一時停止されているキーワードについては、前回有効だった時点でのスコアが保持されます。そのため、こうしたスコアを長期にわたって確認しても効果はありません。品質スコアの下位指標を確認する際は、スコアが定期的に更新される有効なキーワードに注目することをおすすめします。