Google ディスプレイ ネットワーク キャンペーンを作成したら、キーワードを分析して成果の低いものを改善しましょう。キーワードの成果は、広告掲載の目標に照らして分析する必要があります。ウェブサイトへのトラフィックを増やすことが目的なのか、販売などのコンバージョン数を増やすことが目的なのかを考慮し、以下の方法でターゲット設定を改善してください。
ウェブサイトへのトラフィックを増やす
例
吹きガラスの花瓶を製作しているアーティストが新作をウェブサイトで販売することにしました。できるだけ多くのユーザーをウェブサイトに誘導し、作品を見てもらいたいと考えています。
より一般的なキーワードを追加する
新しいタイプのキーワードを追加する
独特の語句、アイディア、概念の新しいキーワードを追加すると、広告のクリック率を高めてトラフィックを増やすことができます。たとえば「花瓶」ではなく、「フラワージャー」や「ピッチャー」などを検討するとよいでしょう。広告の掲載対象となるページが多くなり、広告の表示回数が増える可能性があります。
成果の高いキーワードの入札単価を引き上げる
成果を上げているキーワードのクリック単価(CPC)を引き上げると、広告掲載の頻度が増え、より多くのユーザーをウェブサイトに誘導できます。キーワードの入札単価を調整する方法をご覧ください。
キーワードの挿入機能を使用する
キーワードの挿入は、広告掲載につながったキーワードを広告文に動的に挿入する機能です。関連性の高い情報を探しているユーザーに広告を表示できるので、クリック率(CTR)が向上します。キーワードの挿入機能の詳細をご覧ください。
キーワードを見直して費用を削減する
例
手作りの花瓶を販売している自分のウェブサイトに、多くのユーザーが訪れているとします。そこで、花瓶を購入してくれる可能性が高いユーザーにターゲットを絞って広告を表示したいと考えています。たとえば、ユーザーが広告をクリックしても、花瓶の購入にはつながっていないキーワードがあるとします。このような場合は、キーワードを見直し、購入してくれる可能性が高いユーザーに広告が表示されるようにします。クリック数が少なければ、合計費用も少なくてすみます。
より具体的なキーワードを追加する
より効果的にユーザーにアピールするには、宣伝する商品やサービスに直接関連している具体的なキーワードを使用します。たとえば、吹きガラスの花瓶を販売している場合、「花瓶」などの一般的なキーワードではなく、「吹きガラス」のように具体的なキーワードを選択します。ただし、具体性の高いキーワードを使用すると、多くのユーザーにアピールできない場合もありますのでご注意ください。キーワードを追加、編集、削除する方法をご覧ください。
成果の低いキーワードの入札単価を下げる
他と比べて十分な成果が得れらないキーワードについては、クリック単価(CPC)を引き下げることをおすすめします。その分の予算を、高い成果を上げているキーワードに割り当てることができます。クリック単価とインプレッション単価を編集する方法をご確認ください。
成果の低いキーワードを一時停止する
成果の低いキーワードのクリック単価(CPC)をすでに引き下げている場合、それらのキーワードを一時停止または削除すると、キャンペーンのパフォーマンスをさらに改善できます。一時停止または削除したキーワードは、その後、必要になったとき、いつでも元に戻すことができます。
関連性の低いウェブサイトに広告が表示されないようにする
キャンペーンで除外キーワードを設定し、宣伝する商品やサービスと関連性のないウェブサイトに広告が表示されないようにすると、コンバージョンにつながる可能性が低いクリックに予算を使わずにすみます。たとえば靴屋を経営している場合は、「中古」、「使用済み」などを除外キーワードに設定すれば、中古の靴を紹介しているウェブサイトに広告が表示されるのを防ぐことができます。ただし、あまり多くのキーワードを除外すると、対象となるユーザーが少なくなってしまうのでご注意ください。Google 広告の掲載対象から特定のウェブページやモバイルアプリを除外する方法をご覧ください。
コンバージョン オプティマイザーを有効にする(Google 広告のみ)
コンバージョン オプティマイザーは、Google 広告のコンバージョン トラッキング データを使用し、少ない費用でより多くのコンバージョンを達成するための機能です。(キャンペーンでこの機能を使用するには一定の条件を満たしている必要があります)。この機能を使用すると、収益性の低いクリックを減らしつつ、高い成果が見込めるクリックを増やすことができます。コンバージョン オプティマイザーの設定方法をご覧ください。
キーワードのランディング ページ URL を使用する
キーワードごとにランディング ページ URL を指定すると、キーワードに直結するランディング ページへのトラフィックを増やすことができます。すでに、検索キャンペーンでキーワード単位のランディング ページ URL を使用している場合は、ディスプレイ ネットワークでも同じ手法を使用できます。キーワードごとにランディング ページ URL を設定する方法をご覧ください。
- Google ディスプレイ ネットワークでは、すべてのキーワードが部分一致とみなされます。誤字、類義語、表記のゆれなど、キーワードの類似パターンを追加する必要はありません。
- Google ディスプレイ ネットワーク キャンペーンのキーワード候補を確認するには、ディスプレイ キャンペーン プランナーをご利用ください。