検索広告 360 リニューアル版では、各トランザクションによって得られる利益を必要に応じて見積もることができます。利益率に関するレポートを作成するには、Google Merchant Center の商品フィードに売上原価(COGS)フィード属性を指定する必要があります。詳しくは、フィードを作成する方法をご確認ください。
売上原価属性の仕組み
売上原価は、販売している商品にかかったコストを表します。検索広告 360 リニューアル版は、この属性を使って各商品の利益幅(利益 = 収益 - 売上原価)を計算します。
商品の売上原価に関する正確なデータは不要だが、それでも利益レポートを確認したいという場合は、商品の売上原価属性を近似値に設定します。たとえば、商品価格の 80% として売上原価を見積もることができます。詳しくは、売上原価属性についての記事をご覧ください。
売上原価データを追加する方法
検索広告 360 リニューアル版のレポートに商品の収益性に関するデータを追加するには:
- Floodlight トランザクション タグのカートデータのパラメータで、各商品の価格の値を指定していることを確認します。
- Merchant Center の XML または TSV フィードに、商品ごとの費用を伝えるカスタム属性を追加します。
- 属性の名前を cost_of_goods_sold に設定します。
- 属性のタイプを XML フィードでは float に設定し、TSV フィードでは decimal に設定します。
XML フィードでの属性のパターンは次のようになります。
<[prefix]:cost_of_goods_sold type="float">[value]</[prefix]:cost_of_goods_sold>
TSV フィードでのヘッダー列の属性定義は次のようになります。
c:cost_of_goods_sold:decimal
- フィード内の商品アイテムごとに、
cost_of_goods_sold
属性の値を指定します。この値が Floodlight トランザクション タグからの価格と同じ通貨であることを確認します。
たとえば、課税前商品の卸売価格、送料、広告費用を指定できます。
- XML:
<c:cost_of_goods_sold type="float">55.0</c:cost_of_goods_sold>
- TSV:
c:cost_of_goods_sold:decimal
55.0
Floodlight タグによって商品の売上が伝えられると、検索広告 360 リニューアル版は Merchant Center アカウントから販売された商品の費用を探し、レポートでそのデータを利用できるようにします。これで、サイトでコストに関するデータを加えることなく、検索広告 360 リニューアル版から利益をレポートに追加することができます。