検索広告 360 の従来版とリニューアル版の両方で作業している場合、必ず最新のデータを表示して最新の設定で操作するようにしてください。機能によって管理する場所（従来版またはリニューアル版）が異なります。
- 移行された機能の一部は、検索広告 360 リニューアル版でのみ管理できます。
- 検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で一部の機能は継続的に同期されるため、従来版またはリニューアル版のいずれかで加えた変更は、もう片方にも反映されます。
- 一部の機能は検索広告 360 の従来版とリニューアル版の両方で利用可能で、それらの機能を個別に管理し、オンデマンドで検索広告 360 リニューアル版に一方向にコピーすることができます。
- 一部の機能は検索広告 360 リニューアル版ではまだ利用できないため、検索広告 360 従来版で管理する必要があります。
リニューアル版ハブにアクセスすると、各機能のステータスを確認できます。
概要
| 機能 | 同期の仕組み | 移行後の管理場所 |
|---|---|---|
| 入札戦略と予算管理 | アップグレードに同意すると、スケジュールされた日付に検索広告 360 リニューアル版に移行されます | 検索広告 360 リニューアル版 |
| ルールとスケジュールに基づく編集 | スケジュール設定された日付に検索広告 360 リニューアル版に移行されます | 検索広告 360 リニューアル版 |
| 広告在庫管理テンプレートと広告ビルダー（現在の「テンプレート」） | 検索広告 360 リニューアル版に移行されます | 検索広告 360 リニューアル版 |
| エグゼクティブ レポート | 検索広告 360 リニューアル版で手動で再作成する必要があります | 検索広告 360 リニューアル版 |
| キャンペーン | Google 広告の広告キャンペーンでは自動的に同期され、他の広告プラットフォームではスケジュールに基づく同期で利用可能です | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| ラベル | 双方向の継続的な同期 | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| 数式列とカスタム コンバージョン列（現在は「カスタム列」） | 双方向の継続的な同期 | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| ビジネスデータ（現在は「カスタム ディメンション） | 双方向の継続的な同期 | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| レポートのスケジュール設定済みダウンロード（現在は「保存済みレポート」） | オンデマンドで検索広告 360 リニューアル版に一方向にコピーされます | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| 保存済みビュー | オンデマンドで検索広告 360 リニューアル版に一方向にコピーされます | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| ウェブクエリ | オンデマンドで検索広告 360 リニューアル版に一方向にコピーされます | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
| アトリビューション モデル | 一方向の継続的な同期（検索広告 360 従来版では読み取り専用） | 検索広告 360 リニューアル版 |
| お気に入りのアカウント | オンデマンドで検索広告 360 リニューアル版に一方向にコピーされます（お気に入りのアカウントの移行は、検索広告 360 リニューアル版で 1 回実施されます。移行後、お気に入りのアカウントは検索広告 360 の従来版とリニューアル版間では同期されません。お気に入りオプションは、検索広告 360 従来版で引き続き使用できます）。 | 検索広告 360 の従来版またはリニューアル版 |
入札戦略と予算管理
入札戦略と予算管理は、アカウントが有効になり、リニューアル版ハブでアップグレード プロセスに同意すると、検索広告 360 リニューアル版でアップグレードされます。アップグレードの開始には数日、完了までには数時間かかることがあります。
アップグレード後は、検索広告 360 リニューアル版で入札戦略と予算管理を管理します。コンバージョン アクションはコンバージョン目標にグループ化され、サブマネージャー アカウント単位で管理されるようになります。
作成済みのキャンペーンを広告在庫管理を使って入札戦略に割り当てる場合、テンプレート入札機能を利用するには、テンプレートの移行に先立って入札戦略と予算管理をアップグレードする必要があります。入札をアップグレードしてからテンプレートを移行するまでの間、作成済みのすべてのキャンペーンは、検索広告 360 リニューアル版で引き続きご利用いただけます。
詳しくは、入札戦略と予算管理のアップグレードについての記事をご覧ください。
ルールとスケジュールに基づく編集
ルールとスケジュールに基づく編集は、特定の日に検索広告 360 リニューアル版に移行されます。移行のスケジュールが設定されると、通知が届きます。現在の移行ステータスについては、リニューアル版ハブで確認できます。
同期の問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。エラーを修正してから、ルールとスケジュールに基づく編集を検索広告 360 リニューアル版で管理してください。
詳しくは、ルールとスケジュールに基づく編集の移行についての記事をご覧ください。
広告在庫管理テンプレートと広告ビルダー（現在の「テンプレート」）
広告在庫管理テンプレートと広告ビルダーは、検索広告 360 リニューアル版に移行され、「テンプレート」として表示されます。移行の前に、テンプレートの移行に関するヘルプセンター記事の「移行前」の手順を行ってください。テンプレートへの移行がブロックされないようにするには、入札戦略のアップグレードを先に完了することをおすすめします。
作成済みのキャンペーンを広告在庫管理を使って入札戦略に割り当てる場合、テンプレート入札機能を利用するには、テンプレートの移行に先立って入札戦略と予算管理をアップグレードする必要があります。入札をアップグレードしてからテンプレートを移行するまでの間、作成済みのすべてのキャンペーンは、検索広告 360 リニューアル版で引き続きご利用いただけます。
移行の予定日が近づくと通知が届きます。現在の移行ステータスについては、リニューアル版ハブで確認できます。
移行後、リニューアル版ハブで報告されたエラーをすべて修正して、テンプレートの移行に関するヘルプセンター記事の「移行後」の手順を完了する必要があります。その後、検索広告 360 リニューアル版でテンプレートを管理できるようになります。
詳しくは、テンプレートの移行に関する記事をご覧ください。
エグゼクティブ レポート
エグゼクティブ レポートは、検索広告 360 リニューアル版ではサポートされていません。検索広告 360 従来版のレポートを再作成するには、パフォーマンス データを表示するための新機能であるレポート エディタまたはダッシュボードを使用できます。また、データを可視化するための Google の別のツールである Looker Studio に検索広告 360 アカウントを接続することも可能です。
詳しくは、レポート エディタ、ダッシュボード、Looker Studio に関する記事をご覧ください。
キャンペーン
検索広告 360 の従来版またはリニューアル版のいずれかで行われたキャンペーンの更新内容は自動的にクライアント アカウントに送信されますが、検索広告 360 のもう片方のバージョンに自動的には同期されません（Google 広告の広告キャンペーンは除く）。
たとえば、検索広告 360 リニューアル版から新しい Microsoft Advertising キャンペーンを追加しても、検索広告 360 従来版には表示されず、検索広告 360 従来版にログインして、Microsoft Advertising アカウントを同期する必要があります。同様に、検索広告 360 従来版でキャンペーンに加えた変更内容は、検索広告 360 リニューアル版には表示されません。
他のクライアント アカウントについて検索広告 360 の従来版とリニューアル版の同期を維持するには、検索広告 360 の従来版とリニューアル版の両方で、すべての外部アカウントに対してスケジュールに基づく同期を作成することをおすすめします。ただし、Google 広告アカウントに送信された変更内容は、検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で自動的に同期されます。
ラベル
ラベルは検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で自動的に同期されます。現在の移行ステータスについては、リニューアル版ハブで確認できます。同期の問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。
ラベルの管理は、検索広告 360 の従来版またはリニューアル版で行うことができます。検索広告 360 リニューアル版では、さらに多くのアイテムにラベルが適用される可能性があるため、検索広告 360 従来版のレポートとの間で差異が生じる場合があります。
詳しくは、ラベルの移行に関する記事をご覧ください。
数式列とカスタム コンバージョン列（現在は「カスタム列」）
数式列とカスタム コンバージョン列は、検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で自動的に同期されます。検索広告 360 リニューアル版では、サブマネージャー（広告主）アカウント単位でカスタム列として表示されます。現在の移行ステータスについては、リニューアル版ハブで確認できます。
現在サポートされていない列の関数が使用されている場合、一部の列がコピーされないことがあります。同期の問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。この場合は、問題の原因となっている列が含まれている検索広告 360 の従来版またはリニューアル版で各エラーを修正する必要があります。
数式列とカスタム コンバージョン列は、検索広告 360 の従来版またはリニューアル版で管理できますが、検索広告 360 リニューアル版では若干の違いと新機能があります。
フィードベースのカスタム列は、新しい [テンプレート] > [フィード] ページにコピーされます。アカウントでテンプレートを利用できるようになると、選択したフィードのデータを表示するときにフィードベースのカスタム列を利用できるようになります。
詳しくは、検索広告 360 の従来版とリニューアル版間でのカスタム列の同期に関する記事をご覧ください。
ビジネスデータ（現在は「カスタム ディメンション）
ビジネスデータは、検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で自動的に同期されます。検索広告 360 リニューアル版では、カスタム ディメンションとして表示されます。現在の移行ステータスについては、リニューアル版ハブで確認できます。同期の問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。
ビジネス イベントを使用しているか他のビジネスデータ表の列を参照しているビジネスデータ表は、カスタム ディメンションでサポートされていないため、検索広告 360 リニューアル版に同期されません。検索広告 360 従来版で該当するビジネスデータ表を編集し、これらの列を削除して、ビジネスデータの同期エラーを修正してください。
ビジネスデータの管理は、検索広告 360 の従来版またはリニューアル版で行うことができます。
詳しくは、ビジネスデータの移行を準備する方法とカスタム ディメンションの同期エラーを修正する方法をご覧ください。
レポートのスケジュール設定済みダウンロード（現在は「保存済みレポート」）
レポートのスケジュール設定済みダウンロードは、検索広告 360 リニューアル版に自動的に 1 回コピーされます。検索広告 360 従来版でその後変更を加えた場合は、リニューアル版ハブでそれらのスケジュール設定済みダウンロードをコピーできます。コピーの問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。
スケジュール設定済みダウンロードは、検索広告 360 リニューアル版では保存済みレポートになります。検索広告 360 リニューアル版では、メールのスケジュール設定を変更することはできますが、列、フィルタ、セグメントを編集することはできません。コピーされたスケジュール設定済みダウンロードは、メインのツールバーにある [レポート] 機能からアクセスできます。
スケジュール設定レポートは、何度でもコピーできますが、一方向でしかコピーできません。
詳しくは、スケジュール設定レポートのコピーに関する記事をご覧ください。
保存済みビュー
保存済みビューは、検索広告 360 リニューアル版に自動的に 1 回コピーされます。検索広告 360 従来版でその後変更を加えた場合、リニューアル版ハブでそれらの保存済みビューをコピーできます。コピーの問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。
保存済みビューは何度でも移行できますが、コピーは一方向にのみ行われ、サポートされていない一部の列では機能しない場合があります。検索広告 360 従来版のすべての保存済みビューをコピーするか、新しく作成した保存済みビューのみをコピーするか選択できます。
詳しくは、保存済みビューのコピーに関する記事をご覧ください。
ウェブクエリ
ウェブクエリは、検索広告 360 リニューアル版に自動的に 1 回コピーされます。検索広告 360 従来版でその後変更を加えた場合、リニューアル版ハブでそれらのウェブクエリをコピーできます。コピーの問題が発生している場合は、リニューアル版ハブにエラーの数が表示されます。
移行されたウェブクエリ用に新しい URL が生成されます。これを使って、Microsoft Excel スプレッドシートを更新する必要があります。従来版のウェブクエリ URL は引き続き機能しますが、アクセスできるのは検索広告 360 従来版のデータに限られます。コピーされたウェブクエリと、各コピーの新しい URL には、メインのツールバーにある [レポート] 機能 からアクセスできます。
ウェブクエリは何度でもコピーできますが、一方向でしかコピーできません。
詳しくは、ウェブクエリのコピーに関する記事をご覧ください。
アトリビューション モデル
アトリビューション モデルは、検索広告 360 の従来版とリニューアル版間で自動的に同期されます。検索広告 360 従来版では読み取り専用になります。
アトリビューション モデルは検索広告 360 リニューアル版で管理できます。
詳しくは、検索広告 360 リニューアル版のアトリビューション モデルに関する記事をご覧ください。