検索広告 360 リニューアル版に移行すると、有効なルール、一時停止中のルール、スケジュールに基づく編集が検索広告 360 従来版から移行されます。ただし、移行中にエラーが発生した場合は、修正するためにルールを編集して再保存する必要があります。
この記事では、検索広告 360 リニューアル版へのルールの移行中に生じたエラーの解決方法について説明します。移行が完了すると、検索広告 360 従来版で [ルール] ページは読み取り専用になり、各ルールの詳細な移行ステータスが表示されます。
始める前に
検索広告 360 リニューアル版へのルールの段階的な移行が始まり、大部分の移行が正常に完了しました。しかし、機能の変更に伴い、ごく一部の有効なルールと一時停止中のルールをリニューアル版に移行することができません。ここでは、そのようなエラーを解決して移行を正常に完了するための手順を説明します。
ルール移行のステータスは、検索広告 360 リニューアル版の [リニューアル版ハブ] の [利用可能な機能] で確認できます。
重要: どの時点においても、ルールはその移行ステータスに基づいていずれかのプラットフォーム上でのみ実行されています。検索広告 360 リニューアル版で移行エラーが解決されるまで、ルールは引き続き従来版で実行されます。
ルールエラーの解決手順
リニューアル版に移行予定のルールと修正が必要な関連エラーの通知が、検索広告 360 リニューアル版と従来版のどちらにも表示されます。ルールのエラーを解決する手順は次のとおりです。
- 検索広告 360 アカウントにログインします。
- 移行されるルールと推奨の解決策に関する通知が表示されます。
(省略可)検索広告 360 従来版で該当のルールのページを開き、ルールの条件、スケジュール、キャンペーンに関する詳細情報を収集します。 - エラーに関する追加情報が警告メッセージに表示されます。
- 検索広告 360 リニューアル版で該当のルールのページを開き、下の解決策の表に沿って編集します。
- エラーが解決すると、移行のステータスが「移行時にエラー発生」から「完了」に変わります。
- 検索広告 360 リニューアル版に、正常に移行されたルールとスケジュールに基づく編集の数に関する追加情報が表示されます。この数は、エラーが解決すると更新されます。
注: 移行時にエラーが発生したルールは、引き続き検索広告 360 従来版で実行されますが、編集は無効になります。また、移行済みの他のルールと同様に、検索広告 360 リニューアル版でエラーが解決された後は、検索広告 360 従来版で実行が停止されます。
移行エラーの種類と解決策
予想されるエラーとその解決策は次のとおりです。
エラーの種類 | 説明 | 解決策 |
---|---|---|
サポートされていないフィルタ | サポートされていないフィルタがルールに含まれているため、そのフィルタを検索広告 360 リニューアル版のフィルタに直接マッピングできません。 | 検索広告 360 リニューアル版で利用可能なフィルタに変更して調整します。 |
エンティティがない | ルールの適用先となっているキャンペーン、広告グループなどのエンティティが、検索広告 360 リニューアル版にありません。 | 検索広告 360 リニューアル版の対応する新しいエンティティにマッピングして調整します。 |
アクションがない | ルールによって実行されるアクションが、検索広告 360 リニューアル版でサポートされていません。
以下に例を示します。
|
ルールを削除します。代替アクションが利用可能な場合があります。 |
留意点: 上記以外のエラーが発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
編集不可のフィルタ
ルールは正常に移行され、すべてのフィルタが実行されていますが、検索広告 360 リニューアル版では編集不可のフィルタがあります。
移行が正常に完了したルールでは、検索広告 360 の以前のフィルタはすべて引き続き実行されますが、一部のフィルタは検索広告 360 リニューアル版で編集できない場合があります。これらのルールの編集不可のフィルタを置き換える場合、検索広告 360 従来版のルールビューで以前のフィルタを参照できます。
ルールの編集を保存すると、編集可能なフィルタのみが保持されます。編集を保存する際には、ルールに残す必要がある編集不可能なフィルターをすべて置き換えてください。