検索広告 360 の従来版からリニューアル版へのレポート機能の更新について
検索広告 360 リニューアル版ではレポート機能とアトリビューションが更新され、正確さと整合性が向上しました。移行が可能な限りスムーズになるよう、検索広告 360 リニューアル版でも以下が行われます。
- 過去のデータを使って更新。これにより、過去の掲載結果レポートからリニューアル版を作成できます。
- レポート機能とアトリビューションのワークフローの更新。今後もより直感的に操作できるよう更新されます。
新しい Search Ads 360 Reporting API(ベータ版)をご利用いただけるようになりました。新しい API では、柔軟性の向上により、カスタム レポートを作成できるほか、レポート作成のアプリケーションとプロセスにデータを統合することもできます。詳しくは、Search Ads 360 Reporting API の使用方法をご覧ください。
検索広告 360 リニューアル版でキャンペーンを表示すると、数値が異なる場合があります。一般的なシステム アップデートに起因することが多いですが、以下の改善点によるものもあります。
ワークフローの改善
検索広告 360 従来版 | 検索広告 360 リニューアル版 | アップデートによる改善点 | |
プレースホルダ キーワード | サポートされていないエンティティをトラッキングするために、プレースホルダ キーワードが使用されていました。 | エンティティが同期されて検索広告 360 リニューアル版に表示される場合、目的のキャンペーンと広告プラットフォームのコンバージョンがレポートされるため、プレースホルダ キーワード トラッキング ソリューションは機能しなくなります。この場合、プレースホルダ キーワードは必要ありません。 | エンティティが検索広告 360 リニューアル版に同期されている場合の回避策が削除されました。 |
重要: プレースホルダ キーワードには制限があり、これは検索広告 360 の従来版とリニューアル版の両方に適用されます。たとえば、YouTube 広告の表示など、クリックに起因しないコンバージョン ベースのインタラクションについては、プレースホルダ キーワードからのコンバージョンはカウントされません。
測定の改善
検索広告 360 従来版 | 検索広告 360 リニューアル版 | アップデートによる改善点 | |
コンバージョン レポート | コンバージョンの日時に基づきます。 | クリックの日時に基づきます。 | オプションの幅が広がりました。従来のデフォルト指標は、カスタム列で引き続き使用できます。 |
クロスデバイス コンバージョン | チェックボックスをオンにすると含まれます。 | デフォルトで含まれます。 | コンバージョン レポート全体の精度が向上します。 |
タイムゾーン | Floodlight コンバージョンは、キャンペーン マネージャー 360 のタイムゾーン(クライアント アカウントとは異なる場合がある)に基づいていました。 |
Floodlight コンバージョンは、関連付けられたエンジン アカウントのタイムゾーンに基づきます。 |
タイムゾーンの一貫性が向上したため、直感的に把握できるようになりました。 注: タイムゾーンの変更によって、検索広告 360 の従来版とリニューアル版で通貨換算が異なる場合があります。 |
スパムの識別 | レポートから削除されるスパムクリックがあまり多くありませんでした。 | レポートから削除されるスパムクリックが多くなりました。 | レポートの精度が向上しました。 |
一時停止または削除されたエンジン | 報告される場合がありました。 | 報告されません。 | レポートの精度が向上しました。 |
ゼロ インプレッション(Yahoo! JAPAN 広告のみ) | 検索広告 360 ではレポートされません。エンジンアプリでのみレポートされます。 | 検索広告 360 から除外されました。エンジンアプリに関するレポートは作成されません。 | レポートの精度が向上しました。エンジンアプリの結果に影響する可能性があります。 |
カート コンバージョンの改善
検索広告 360 リニューアル版では、購入詳細レポートが、カート コンバージョン レポートに置き換えられます。
検索広告 360 従来版 | 検索広告 360 リニューアル版 | アップデートによる改善点 | |
Google Merchant Center のデータ | 現在の Google Merchant Center データに基づいていました。 | コンバージョン達成時の Google Merchant Center データに基づきます。 | レポートの精度が向上しました。 |
カートのデータ | レポートされるアイテムのプロパティがあまり多くありませんでした。 | レポートされるアイテムのプロパティが多くなりました(例: 色、素材)。 | より豊富なデータが提供されます。 |
不明なアイテム | 入札対象のコンバージョンと、その時点で Google Merchant Center フィード内にあるアイテムがレポートされていました。 | 入札対象外のコンバージョンと、Google Merchant Center フィードから削除されたアイテムがレポートされます。 | 最も価値の高いコンバージョンとアイテムがレポートされます。 |
サポート
検索広告 360 リニューアル版へのアップデートでは解決されなかったレポートに関する疑問については、[ヘルプ] > [ヘルプ] > [お問い合わせ] からお問い合わせいただけます。フィードバックの提供方法についての詳細