カウンタを使用すると、ユーザーがボタンをクリックした回数やオブジェクトにマウスを合わせた回数など、クリエイティブ内で発生した操作をトラッキングできます。カウンタはどのイベントでもトラッキングできます。下記の例は、ボタンをクリックしたときにカウンタを増加させる方法を示しています。
Google Web Designer を使用してタップ領域にカウンタを追加する
- [イベント] パネルで「イベントを追加」 ボタンをクリックし、新しいイベントを追加します。
- 要素のリストからターゲットを選択します。ID のない要素や、異なるドキュメント レベルでネストされた要素は、このリストには表示されません。
- [タップ領域] > [タップ / クリック] を選択します。
- [アクション] ステップで [Google 広告] をクリックし、[カウンタを増加] をクリックします。
- [レシーバー] ステップで [gwd-ad] をクリックします。
- [設定] ステップで [指標 ID] に指標 ID を入力します。これがこのイベントのレポートラベルになります。
- (省略可)ユーザーがボタンをクリックするたびにトラッキングする場合は、[累計] チェックボックスをオンにします。[累計] をオフにすると、カウンタはインプレッションごとに 1 回だけトラッキングします。オフにしておくことで、1 人のユーザーが複数回クリックして指標に影響を与えることを防げます。
- [OK] をクリックします。選択内容に応じて、コードビューに必要なコードが自動的に追加されます。
任意の HTML エディタを使用してカウンタを追加する
- <div> タグを使用して、クリエイティブにボタン要素を作成します。HTML ファイルに要素を作成し、CSS ファイルでスタイルを設定します。次に、ID「
tab-one
」を要素に割り当てます。HTML ファイルの <div> タグ オブジェクトの例:
<div id="tab-one">TAB ONE</div>
CSS ファイル内のスタイル設定と ID セレクタの例:
#tab { position: absolute; width: 130px; height: 20px; top: 35px; left: 25px; cursor: pointer; }
- メソッド
Enabler.counter(eventId:String, opt_isCumulative:Boolean);
を呼び出して、カウンタ機能を JavaScript に追加します。eventId
はスタジオでのカウンタ名です。この名前はスタジオのウェブ管理画面またはキャンペーン マネージャー 360 で変更して、最終レポートの表示内容に反映できます。isCumulative
は、1 人のユーザーに対してこのカウンタ イベントを複数回発生させることができるかどうかを示します。- この値を「false」(デフォルト)に設定した場合、カウンタでトラッキングされるのはインプレッションあたり 1 カウントまでとなります。これを「上限付きカウンタ」といいます。
- この値を「true」に設定した場合は、カウンタが呼び出されるたびにカウントが累積されます。これを「無制限カウンタ」といいます。
- これらの方法を使用するには、イネーブラー ライブラリを追加して初期化する必要があります。
コード スニペット
function tabOneClickHandler(e) {
Enabler.counter('Click on Tab 1');
}
document.getElementById('tab-one').addEventListener('click',
tabOneClickHandler, false);