この記事では、スタジオ レポートのクリックと exit の指標に差異が生じる一般的な理由について説明します。
スタジオ広告のレポートには、広告のクリックスルーに関する列が複数あります。クリック数の列が 1 つ、exit イベントに関する列は複数存在します。クリック数の数値は exit イベント数の合計に等しくなりますが、これらの数値の意味は一般に異なります。
- exit 数は広告が表示されてから 20 分経過するとカウントされなくなるため、クリック数の方が exit 数より多くなる可能性があります。 たとえば、広告が表示されて 20 分以上経ってからユーザーが広告をクリックした場合、そのイベントはクリックとして記録されますが、exit としては記録されません。
- クリックの削減により exit イベント数の方が多くなる場合があります。 現在、Google マーケティング プラットフォームでは、特定のユーザーが短期間で過剰な回数のクリックを行った場合、そのクリック数は削除されます。同日のそれ以降、該当するユーザーのすべてのクリックが破棄されます。exit イベントとしては記録されますが、クリック数はレポートから削除されます。
- 代替画像を使用している場合は、exit イベントが最初にトラッキングされ、その後でクリックがトラッキングされます。 通常の HTML では、同じウィンドウで同時に複数の呼び出しを行うことはできません。そのため、1 つの処理が終了しないと、別の処理が発生しません。この順次的な動作のために相違が生じ、代替画像に関してはクリック数よりも Exit 数が多くカウントされることになります。