顔認証の仕組み
固有の顔モデルを作成して、顔認証で Google Pixel のロックを解除できます。顔認証は、Google Pixel 4 と Google Pixel 7 以降(Google Pixel Fold を含む)で利用できます。設定の際にこの顔モデルを作成するため、さまざまな角度から顔の画像を撮影します。
顔認証を使用すると、顔の画像を基に顔モデルが更新され、徐々に、スマートフォンによる顔の認識精度が向上します。顔モデルの作成に使用された画像が保存されることはありませんが、顔モデルはスマートフォンに安全に保存されます。この情報が外部に送信されることは一切なく、処理はすべてスマートフォン上で安全に行われます。
顔認証に登録した場合、顔モデルは顔認証にのみ使用され、他の Google のサービスやアプリと共有されることはありません。
スマートフォンに保存された顔モデルを削除する手順は、Google Pixel のモデルによって異なります。
- 一部の地域の適用法令では、顔モデルは生体認証データと見なされる場合があります。
- スマートフォンを見る動作を行うと、意図していなくてもロックが解除されることがあります。
- 顔認証は、複雑な PIN、パターン、安全なパスワードよりも安全面で劣る可能性があります。
- スマートフォンの所有者本人でなくても、よく似た人(双子など)であれば、ロックを解除できる可能性があります。
- お持ちのスマートフォンが自分以外の人によって顔の前に掲げられたりしても、ロックが解除されることがあります。スマートフォンは常に、安全な場所(前ポケットやハンドバッグなど)に置いておきましょう。危険な状況に備えるために、ロックダウンをオンにする方法をご確認ください。
- 暗い場所にいたり、顔が隠れていたり、サングラスをつけたりしていると、顔認証が機能しないことがあります。よりシームレスにロックを解除できるよう、指紋認証も登録することをおすすめします。
Google Pixel 7 以降(Google Pixel Fold を含む)
Google Pixel 7 以降(Google Pixel Fold を含む)をご利用の場合は、顔認証を使用してスマートフォンのロックを解除できます。Google Pixel で顔認証を設定する方法に関するチュートリアルをご覧ください。
重要: Google Pixel 8 と Google Pixel 8 Pro の場合のみ、本人確認(アプリへのログインや購入の承認など)にも顔認証を使用できます。
顔認証を設定する- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティとプライバシー] [デバイスのロック] [顔認証と指紋認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [顔認証] [顔認証を設定] をタップします。
- 画面に表示された情報を確認します。
- [同意する] [開始] をタップします。
- 画面上の手順に沿って操作します。
- [完了] をタップします。
顔認証に関する設定を変更できます。次の 2 つの設定は自動的に有効になります。
- 目を開いているか確認
- ロック画面をスキップ
デフォルトの設定を無効にするには、次のように操作します。
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- [セキュリティとプライバシー] [デバイスのロック解除] をタップします。
- [顔認証と指紋認証] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [顔認証] をタップします。
- [顔認証を使用する場合] で、変更したい設定をオフにします。
- 顔モデルを変更するには、先に古い顔モデルを削除する必要があります。
顔認証を使ってアプリへのログインや支払いの承認を行う際に、確認を要求することができます。
顔認証をオンにした状態で、次のように操作します。
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- [セキュリティとプライバシー] [デバイスのロック解除] をタップします。
- [顔認証と指紋認証] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [顔認証] をタップします。
- [顔認証を使用する場合] で、変更したい設定をオフにします。
上記のステップ 1~4 の後に、次のように操作します。
- [顔モデルを削除] [削除] をタップします。
- 顔認証を設定します。
顔認証で顔を認識できない
- デバイスのロックを解除するために顔認証と指紋認証を有効にしたことを確認します。
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティとプライバシー] [デバイスのロック] [顔認証と指紋認証] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- 暗い部屋など、暗い場所で使用していないことを確認します。
- サングラスやマスクなど、顔を隠しているものがあればすべて外し、もう一度試します。
- 普段使用するときと同じ状態で顔認証を設定したことを確認します。たとえば、化粧をしているかどうかや、頭に巻いたスカーフ、眼鏡の有無などに注意します。顔の見た目が大きく変わった場合は、顔を再登録できます。
顔認証の頻度が多すぎる
デフォルトで、[スマートフォンをタップしてチェック] と [スマートフォンを持ち上げて通知を確認] は有効になっています。これらのオプションをオフにすると、スマートフォンのロックを誤って解除する可能性を減らすことができます。これらのオプションがオフの場合は、電源ボタンを押して画面を復帰させて、顔認証を行う必要があります。
顔認証がまったく行われない
- [スマートフォンをタップしてチェック] と [スマートフォンを持ち上げて通知を確認] がオンになっていることを確認します。
- 画面をタップし、カメラの周りに、顔がスキャン中であることを示すアニメーション(リング)が表示されるかどうかを確認します。
- 顔認証と指紋認証がオンになっていることを確認します。
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティとプライバシー] [デバイスのロック] [顔認証と指紋認証] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [ロック解除方法] の [顔認証] に [顔を登録しました] と表示されます。
- [スマートフォンのロックを解除する] がオンになっていることを確認します。
Google Pixel 4
- スマートフォンのロックを解除する。
- お支払いを確認する。
- 対応アプリにログインする。
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティ] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- 下部にある [顔認証を設定] [同意する] [開始] をタップします。
- フレーム内に顔が収まるようにして、青いタイルにそれぞれゆっくりと鼻を向けていきます。
- [完了] をタップします。
顔認証を使ってアプリにログインしてお支払いを確認する
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティ] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [アプリのログインと支払い] をオンにします。
顔認証データを削除する
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティ] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- 下部にある [顔認証データを削除] [削除] をタップします。
顔認証をオフにする
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティ] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [顔認証の用途] で [デバイスのロック解除] をオフにします。
[デバイスのロック解除] をオフにしても、アプリのログインや支払いには顔認証を使用できます。顔認証を完全にオフにするには、顔認証データを削除します。
[目を開く] を要件に設定する
- Google Pixel で設定アプリを開きます。
- [セキュリティ] [顔認証] をタップします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- [顔認証の要件] で [目を開く] をオンにします。
設定に関して問題が発生した
- 顔認証を設定する際は、普段の服装で、お持ちのスマートフォンを通常使う場所で行います。たとえば、普段仕事をするときに眼鏡をかけたり頭にスカーフを付けたりしている場合は、同じ恰好をして職場で設定してください。
- 頭をあまり動かすことができない方の場合、動かせる範囲やできる動きが限られていても設定を行える方法があります。顔認証の設定を開始してから、[視覚や頭の動きに制限がある場合の設定] をタップしてください。
- 十分な明るさがある場所で行ってください。
顔認証に関して問題が発生した
- スマートフォンがロックされている状態で、上にスワイプします。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力します。
- マスクや濃い色のサングラスなどをつけている場合は外す
- 暗い環境にいる場合は、十分な明るさがある場所に移動する
- 直射日光の当たる明るい場所にいる場合は、日陰に移動する
- スマートフォンを垂直に持ち、顔の真正面に 40 cm ほど離して構える
- 画面の表面を柔らかい乾いた布で拭く
- 顔の見た目が変わった場合は、顔認証データを削除して、顔認証を設定し直す