地域ターゲティングの詳細設定

Google Ads API に関する技術的な質問(API や SDK の使用方法や、発生したエラーなどに関する質問など)については、API 技術サポートのページに記載されたトラブルシューティングの手順をお試しください。

特に Google 広告の管理画面に関連する Google Ads API についてご不明な点がございましたら、ページ下部にある [お問い合わせ] をクリックしてください。

世帯収入に基づく地域ターゲティングは、自動的に年齢や性別によるターゲティングに移行されます。世帯収入によるターゲティングに変更を加えたり、レポートを表示したりするには、Google 広告アカウントの [ユーザー属性] セクションを使用してください。

地域ターゲティングの設定では、以下のいずれかを指定してユーザーをターゲットに追加または除外することができます。

  • ユーザーがいる可能性が高い、またはユーザーが定期的に訪れている地域
  • ユーザーが関心を示している地域

デフォルトでは、地域ターゲティングにはユーザーがいる地域と関心を示している地域の両方が含まれます。さらに、上記の設定を使用して、ターゲティングをいずれかのカテゴリの一部の地域に絞り込むことができます。この記事では、地域ターゲティング除外地域の詳細設定について説明します。なお、地域ターゲティングの詳細設定は、検索ネットワークとディスプレイ ネットワークで掲載される広告にのみ適用されます。

広範な地域ターゲティング

地域ターゲティングを設定する前に、設定内容をどの程度具体的にするかを検討しましょう。広範な地域ターゲティング(「所在地やインタレスト」)を使用すると、対象地域にいるユーザーだけでなく、その地域に関心を示したユーザーにもリーチできます。

広範な地域ターゲティングでは、次のようなメリットが得られます。

  • 国全体や市区町村、管轄区域、特定の地点からの半径など、さまざまな対象地域を広告の掲載対象にできます。
  • お客様の商品やサービスに関心を持つユーザーのコンバージョン数、クリック数、インプレッション数を増やすことができます。
ベスト プラクティス: 旅行、不動産、教育の業種において、地域ターゲティングを「所在地」から「所在地やインタレスト」に切り替えた広告主様は、検索キャンペーンでコンバージョン数が 5% 増加しています。(出典: Google 内部データ、グローバル、2022 年 5 月 21 日~2022 年 6 月 1 日)

検索キャンペーンでは、おすすめ方法として広範な地域ターゲティングが推奨されますが、「所在地」ターゲティングが妥当な場合があることに注意が必要です。次のような場合は「所在地」ターゲティングの使用をご検討ください。

  • ビジネスがデリケートなカテゴリに該当する場合(厳格なターゲティング制限付き)
  • 特定の地域にいるユーザーのみを対象とする場合(別の地域にいる可能性のあるユーザーは、商品やサービスに関心を持っていても対象外)

地域によるターゲティング オプションの比較

デフォルトでは、対象地域にいる可能性が高い、または対象地域を定期的に訪れているユーザー、およびその地域に関心を示しているユーザーが広告の表示対象となります。ユーザーの関心を判断する材料のひとつは検索語句です。ユーザーが最近その地域にいた場合や、その地域に関連するコンテンツ(ページやサイトなど)を閲覧した場合にも、関心があるとみなされます。

ユーザーが関心を示している地域は「関心対象地域」とも呼ばれ、Google 検索のどのドメインでも識別されます。詳しくは、ユーザーの所在地と関心対象地域を判別する方法の説明をご覧ください。

別のターゲティング方法に切り替えることもできます。以下で、使用可能なターゲティング オプションについて確認しましょう。

対象地域にいるユーザー、対象地域をよく訪れるユーザー、対象地域に関心を示したユーザーに広告を表示する(所在地やインタレスト)

このデフォルトでおすすめの設定では、対象地域にいる可能性が高い、または対象地域をよく訪れるユーザーや、対象地域に関心を示したユーザーが広告の表示対象となります。

たとえば、横浜市でパン屋を経営していて、対象地域に横浜市を選択した場合、所在地が横浜市であるユーザー、横浜市によく訪れるユーザー、または(現在または過去に)横浜市のパン屋に関心を示しているユーザーに広告を表示できます。または、他の地域オプションを使用して、ターゲットとする地域タイプを絞り込むこともできます。

デフォルトでないターゲット設定オプションに切り替えると、ほとんどのキャンペーンで表示回数が減少します。ターゲティング オプションは、キャンペーンのトラフィックを絞り込みたい場合にのみ変更することをおすすめします。

対象地域にいるユーザーと、対象地域をよく訪れるユーザーに広告を表示する(所在地)

対象地域にいる可能性が高いユーザー、およびその地域をよく訪れるユーザーが広告の表示対象となる設定です。なお、ホテル キャンペーンでは「所在地」ターゲティングのみが使用されます。


地域による除外オプションの比較

デフォルトでは、除外地域にいる可能性が高いユーザーが除外されます。

設定をデフォルトから変更すれば、指定地域にいる可能性が高いユーザー、指定地域をよく訪れるユーザーや、指定地域に関心を示したユーザーを除外することも可能です。使用可能な除外オプションと仕組みをサンプル キャンペーンで確認しましょう。

除外地域にいるユーザーに広告を表示しない(所在地)

この設定では、除外地域にいる可能性が高いユーザーに広告が表示されなくなります。これらの地域以外のユーザーは、引き続き広告の表示対象となります。

留意点
Google の地域ターゲティングは、さまざまなシグナル(ユーザーの設定、使用デバイス、Google のプラットフォームにおける行動など)に基づく機能であり、可能な限りご指定の地域設定に合致するユーザーに広告を配信するものです。シグナルはそれぞれに異なるため、あらゆる状況で 100% の精度が保証されるわけではありません。

したがって、パフォーマンスの指標を総合的にチェックし、目的に沿った掲載結果が得られているかどうかを確認して、必要に応じて設定を調整することをおすすめします。


よくある質問

幅広いターゲティングに切り替えるメリットはありますか?

はい。旅行、不動産、教育の業種において、地域ターゲティングを「所在地」から「所在地やインタレスト」に切り替えた広告主様は、検索キャンペーンでコンバージョン数が 5% 増加しています。(出典: Google 内部データ、グローバル、2022 年 5 月 21 日~2022 年 6 月 1 日)

「所在地やインタレスト」ターゲティングまたは「所在地」による除外への移行を無効にすることはできますか?

いいえ。この変更は Google 広告、Google Ads API、Google 広告エディタで行われます。2023 年 3 月より、地域ターゲティングの設定を以下のいずれかの値に設定しようとすると、エラー通知* が表示されます。
Campaign.geo_target_type_setting フィールド
検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、ショッピング キャンペーンでは、positive_geo_target_typeSEARCH_INTEREST を設定できなくなりました。デフォルト値は PRESENCE_OR_INTEREST です。
検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、P-MAX キャンペーン、ショッピング キャンペーンでは、Negative_geo_target_typePRESENCE_OR_INTEREST を設定できなくなりました。デフォルト値は PRESENCE です。

*これらの値が使用されていると返されるエラーは、SettingErrorです。SETTING_VALUE_NOT_COMPATIBLE_WITH_CAMPAIGN

Google Ads API で、キャンペーンのターゲティングが正しく移行されたことを確認するにはどうすればよいですか?

Google 広告アカウントの移行が完了したかどうかは、これら 2 つのクエリでゼロ行が返されることで確認できます。

  • SELECT campaign.id, campaign.geo_target_type_setting.positive_geo_target_type, campaign.advertising_channel_type FROM campaign WHERE campaign.advertising_channel_type IN ('SEARCH') AND campaign.geo_target_type_setting.positive_geo_target_type = 'SEARCH_INTEREST' LIMIT 1
  • SELECT campaign.id, campaign.advertising_channel_type, campaign.geo_target_type_setting.negative_geo_target_type FROM campaign WHERE campaign.geo_target_type_setting.negative_geo_target_type = 'PRESENCE_OR_INTEREST' AND campaign.advertising_channel_type IN ('DISPLAY', 'PERFORMANCE_MAX', 'SEARCH', 'SHOPPING') LIMIT 1

除外地域をセットアップするにはどうすればよいですか?

「所在地」による除外を使用すると、特定の地域を個別に除外したり、地域を一括で除外したりできます。
詳しくは、広告を表示したくない地域を除外する方法をご覧ください。

地域ターゲティングをセットアップするにはどうすればよいですか?

「所在地やインタレスト」ターゲティングを使うと、以下のことが可能になります。
  • 世界中のオーディエンスにリーチする
  • 国内の地域のオーディエンスにリーチする
  • 複数のキャンペーンの地域ターゲティングを一括で設定する
  • 特定の地点を中心とした一定の半径内をターゲットに設定する
  • 複数の対象地域を一括で追加する
  • 複数のキャンペーンで複数の地域をターゲットに設定する
詳しくは、広告の対象地域を設定するをご覧ください。

「所在地やインタレスト」による除外を移行した後、指標はどのように変わりますか?

「所在地やインタレスト」ターゲティングと「所在地」による除外に移行した後は、影響を受けるキャンペーンのリーチが若干増えます。

移行はすべてのキャンペーンに影響しますか?

いいえ。2023 年 3 月より、地域ターゲティングと除外の変更は、検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、P-MAX キャンペーン、ショッピング キャンペーン、ホテル キャンペーンのみに適用されます。詳しくは、適切なキャンペーン タイプを選択する方法をご覧ください。

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