オプティマイズでは、お客様のビジネスニーズに合わせてさまざまなタイプのテストを実施できます。この記事では、A/B テスト、リダイレクト テスト、多変量テスト(MVT)の仕組みについて説明し、これらのテストの使用例をご紹介します。
この記事の内容:A/B テスト
A/B/n テストとも呼ばれる A/B テストは、同じウェブページの複数のパターン(A と B)を使ったランダム化テストです。パターン A がオリジナルです。B から n までの各パターンには、オリジナルと異なる 1 つ以上の要素が含まれます(たとえば、行動を促すフレーズ ボタンの色がオリジナルとは異なるパターンを用意します)。テストによっては、パターン B がオリジナルとはまったく異なるウェブサイトになる場合もあります。
他の外部要因の影響を受けない方法で掲載結果の観察と測定を行うために、各パターンはほぼ同時に配信されます。ターゲット設定を使用して、テスト対象を特定のユーザー層に限定することもできます。オプティマイズは、目標に照らした各パターンの掲載結果データを取得し、最良の結果を得られるパターンを特定します。
例
商品ページの 2 つのパターン(A と B)を調べる A/B テストを示しています。パターン A には青い写真、パターン B には赤い写真が表示されています。
詳しくは、A/B テストを作成する方法をご確認ください。
リダイレクト テスト
リダイレクト テスト(スプリット URL テスト)は一種の A/B テストであり、異なるウェブページを相互に比較してテストすることができます。リダイレクト テストでは、ページの要素ではなく、URL またはパスでパターンを特定します。デザインが大きく異なる 2 つのランディング ページや、全面的にデザイン変更したページをテストする場合にリダイレクト テストを使用します。
例
URL が異なる 2 つのランディング ページをテストする場合:
- オリジナル - www.example.com/landing1
- パターン - www.example.com/landing2
サブドメインでホストされる、デザインを変更したページをテストする場合:
- オリジナル - www.example.com
- パターン - new.example.com
詳しくは、リダイレクト テストを作成する方法をご確認ください。
多変量テスト(MVT)
多変量テスト(MVT)は、複数の要素を持つパターンを同時にテストして、最良の結果を得られる組み合わせを特定します。MVT では、A/B テストのように最良の結果を得られるページのパターンを特定するのではなく、最良の結果を得られる各要素のパターンを特定するとともに、要素間の相互作用を分析します。MVT テストは、ランディング ページの複数の項目を最適化する場合などに適しています。
例
2 つの見出し(オリジナルの「H1」とパターンの「H2」)と 3 つのヒーロー画像(オリジナルの「A」とパターンの「B」と「C」)を同時にテストすることで、次のような結果が得られます。