データレイヤー変数によるターゲティング

データレイヤーに保存されているキー値をもとにターゲット設定を行います。

ターゲティング条件では JavaScript 変数を参照する代わりに、データレイヤーに保存されている Key-Value ペアを参照できます。ただし、データレイヤーは Google タグマネージャのデータレイヤー仕様に準拠している必要があります。

この記事の内容:

データレイヤー変数によるターゲティングの使用方法

ターゲティング条件を作成する場合に、ショッピング カートのデータなど、ページ上の情報を参照したい場合もあるかもしれません。たとえば、特定の商品を購入しようとしているユーザーや、100 ドル超の商品を購入したばかりのユーザーをターゲットに設定する場合が考えられます。そうした場合は、JavaScript 変数から商品 ID や購入金額を取得する代わりに、データレイヤーにこの情報を保存し、そこから情報を取得することができます。

データレイヤーは該当するページの <HEAD> 内で、オプティマイズのコンテナ スニペットより前に定義する必要があります。データレイヤーがオプティマイズのスニペットより後に呼び出される場合、データレイヤーで宣言されている変数はページの読み込みの際にターゲットとして利用できません。詳細については、データレイヤー変数をページに追加する方法をご覧ください。

例: 価値の高いユーザーのターゲット設定

100 ドルを超える注文をした価値の高いユーザーに対象を絞って、テストのパターンを表示することもできます。

注文額に基づいてターゲティング条件を設定する場合は、データレイヤーで Key-Value ペアを参照できるようにする必要があります。次のコード例では purchaseTotal に注文額の情報が保存されます。

<script>
  dataLayer = [{
    'purchaseTotal': 451
  }];
</script>

データレイヤーの purchaseTotal をターゲットとするルールを作成するには、カスタム変数を作成して条件を設定します。

ステップ 1: カスタム変数を作成する

  1. テストを作成または編集します。
  2. [ターゲティング] タブをクリックします。
  3. [AND] をクリックして、新しいターゲティング ルールを追加します。
  4. [データレイヤー変数] をクリックします。
  5. [変数]、[新規作成...] の順にクリックします。
    1. 必要に応じて、既存の変数をクリックして編集します。
  6. データレイヤーの変数名を入力します。情報を取得する変数の名前であり、たとえば「purchaseTotal」のように入力します。
  7. 変数に名前を付けます(例: Purchase total)。
  8. [変数を作成] をクリックします。

Optimize data layer variable targeting - configure

ステップ 2: カスタム変数を使用した条件を設定する

カスタム変数を作成すると、それがオプティマイズの新しいターゲティング条件に追加されます。マッチタイプや値を追加して、条件を完成させます。この例では、以下の条件を作成して [保存] をクリックします。

変数 マッチタイプ
Purchase total 次の値より大きい 100

Optimize data layer variable targeting - purchase total > 100

Purchase total 変数は、データレイヤーの purchaseTotal 変数の値(上の例では 451)を返します。

次のような場合に、この条件は true と評価されます。

  • purchaseTotal 変数の値が 100 より大きい。

次のような場合に、この条件は false と評価されます。

  • purchaseTotal 変数の値が 100 以下である。

注: データレイヤー変数はページ単位であり、セッション単位では使えません。複数のページで使用する場合は、ページごとにデータレイヤー変数を宣言するか、Cookie を使用します。

マッチタイプ

クエリ パラメータによるターゲティングでは、以下のマッチタイプを使用できます。

次と等しい / 次と等しくない

クエリ パラメータのすべての文字(先頭から最後まで)が入力値と完全に一致している場合、指定した条件が true と評価されます。条件に [次と等しくない] を指定すると、クエリ パラメータと入力値が「等しくない」場合に true と評価されます。

例:

変数 マッチタイプ
Visitor type 次と等しい high-value

データレイヤー変数 visitorTypehigh-value に設定されている場合に true と評価されます。

 

変数 マッチタイプ
Visitor type 次と等しくない high-value

データレイヤー変数 visitorTypehigh-value に設定されていない場合に true と評価されます。

次を含む / 次を含まない

マッチタイプ [次を含む] は「部分一致」とも呼ばれ、長い文字列に含まれる部分文字列をターゲットに設定できます。[次を含む] は、複数の URL で使用されている特定のクエリ文字列パラメータをターゲットとする場合に便利です。

例:

変数 マッチタイプ
page 次を含む 4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=4
変数 マッチタイプ
page 次を含まない page=4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=2

次で始まる / 次で始まらない

マッチタイプ [次で始まる] では、指定した文字列がその最後の文字まで含めて、クエリ文字列の先頭と完全に一致する場合に true と評価されます。このマッチタイプは、クエリ パラメータは基本的に変化しないが、比較から除外したい文字列が末尾に追加される可能性がある場合に使用します。

例:

変数 マッチタイプ
page 次で始まる 4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=4
変数 マッチタイプ
page 次で始まらない 4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=2

 

次で終わる / 次で終わらない

URL の末尾が入力値と完全に一致する場合に true と評価されます。たとえば、URL の末尾が /thankyou.html となるショッピング カートのページをターゲットとする場合に使用します。

例:

変数 マッチタイプ
page 次で終わる 4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=24
変数 マッチタイプ
page 次で終わらない 4

次のような場合に true と評価されます。

  • http://www.example.com/member.cgi?id=9&page=42

次の正規表現に一致 / 次の正規表現に一致しない

正規表現では特殊文字を使用して、ワイルドカードや柔軟なマッチングに対応できます。正規表現による照合は、同じウェブページでも URL のステムや末尾のパラメータが変化する場合に便利です。多数のサブドメインからユーザーが訪問してくるサイトで、URL にセッション ID が含まれる場合は、正規表現で URL の不変部分を指定できます。

例:

変数 マッチタイプ
page 次の正規表現に一致 checkout.cgi\?page=1

次のような場合に true と評価されます。

  • http://sports.example.com/checkout.cgi?page=1&id=123
  • http://fishing.example.com/checkout.cgi?page=1&lang=en&id=123
変数 マッチタイプ
page 次の正規表現に一致しない checkout.cgi\?page=1

次のような場合に true と評価されます。

  • http://sports.example.com/checkout.cgi?page=2&id=123

演算子

AND

AND 演算子は複数のルールの適合状況により、ターゲットに設定するかどうかを判断する場合に使用します。AND 演算子を使用した条件は、すべての値が満たされた場合にのみ true と評価されます。

例:

タブレットで「nexus」と検索したユーザーをターゲットに設定するには、2 つのルールを作成し AND 演算子で結合します。

データレイヤー変数によるターゲティング ルール:

変数 マッチタイプ
Visitor type 次と等しい high-value

ユーザーの環境によるターゲティング ルール:

変数 マッチタイプ
Device Category 次と等しい tablet

OR

OR 演算子は URL 構成が複数あるようなページのターゲット設定に便利です。OR 演算子を使用した条件は、設定した値のいずれかが満たされた場合に true と評価されます。OR 演算子で結合すると、URL によるターゲティング ルールに別の値を追加できます。URL ターゲティングの場合、URL を入力して Enter キーを押すと、その URL に OR 演算子が自動的に追加されます。URL を入力して Enter キーを押すだけで、引き続き OR 演算子で結合された条件を設定できます。

例:

ウェブサイトで行われた「nexus」または「chromecast」の検索をターゲットにするには、[値] 欄で 2 つのサイト内検索を指定してルールを作成します。前述のように Enter キーを押すと、OR 演算子が自動的に追加されます。

変数 マッチタイプ
search query 次と等しい nexus または chromecast

個々の条件内で OR 演算子を使用することは可能ですが、OR 演算子を使用して、複数の条件を組み合わせることはできません。たとえば、「パス 次と等しい /store OR /shop」という条件を作成することは可能ですが、「パス 次と等しい /store OR ホスト 次と等しい example.com」のように、複数の条件を OR でつなぐことはできません。

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