オプティマイズでは、Google アナリティクスのオーディエンスをテストのターゲットに設定できます。この機能を利用すると、サイトで特定の行動を取ったユーザーのグループにターゲットを絞ってテストを実施することができます。
この機能は、オプティマイズを Google アナリティクス 4 プロパティにリンクしているお客様と、オプティマイズ 360 をユニバーサル アナリティクス プロパティにリンクしているお客様すべてにご利用いただけます。
オーディエンス ターゲティングを使用するタイミング
オーディエンス ターゲティングは、スペシャル オファーや特典を提供する価値の高いユーザーや、メールマガジンを申し込んだリピート率の高いユーザーをターゲットに設定するときに便利です。また、特定の商品カテゴリに興味があるユーザーをターゲットに設定し、カスタマイズしたホームページでのコンバージョンの増加傾向を確認することもできます。最近コンバージョンに至ったことがあるユーザーや、コンバージョンに至る頻度の高いユーザー、またはウェブサイトでの滞在時間が長いユーザーについて、Google アナリティクスでユーザーリストを作成して、オプティマイズでターゲットに設定することもできます。
前提条件
次のいずれかが必要です。
上記に加え、以下が必要です。
- 公開先として「オプティマイズ」を選択した Google アナリティクス 4 のオーディエンスまたはユニバーサル アナリティクスのオーディエンス
- アナリティクスのプロパティにリンクされた Google オプティマイズのコンテナ
アナリティクスのオーディエンスをターゲットに設定する
- オプティマイズでテストとパターンを作成します。
- テストの詳細ページに移動します。
- [ターゲティングとパターン] で、[パターンを追加] をクリックし、パターンの名前を入力します。
- [ページ ターゲティング] 欄の [+ URL のルールを追加] をクリックします。
- テストの対象とする URL を追加して、[追加] をクリックします。
- (省略可)[+ URL のルールを追加] をクリックして、別のルールを追加します。
- [オーディエンス ターゲティング] で [カスタマイズ] をクリックします。
- ルールパネルで [Google アナリティクスのユーザー] をクリックします。
- アナリティクスのオーディエンスを 1 つ以上選択し、[追加] をクリックします。
- 残りの欄に入力して、テストを開始します。
事前入力されているオーディエンス
オーディエンスを作成すると、最長で直近の 10 日間のデータが事前入力されるので、すぐに使い始めることができます。10 日間分のデータがない場合は、入手できるだけのデータが使用されます。
有効期間
アナリティクス ユーザーリストをターゲットに設定する場合、ユーザーリストには保存可能期間があり、アナリティクスで設定した有効期間によって管理されていることに留意してください。以下に重要な点を示します。
- 有効期間とは、特定のアナリティクス Cookie がユーザーリストに保存されている期間のことです。
- ユーザーリストに追加された Cookie は、追加されてから n 日(通常 30 日)後に削除されます。
- アナリティクスで作成されたユーザーリストの有効期間は、デフォルトで 30 日に設定されます。
その他の考慮事項
オプティマイズでユーザーリストをターゲット設定する際には、次の点にご注意ください。
- アナリティクス ユーザーリストには、適用されているビューフィルタが含まれています。ビューフィルタは、他のターゲティング フィルタに影響しません。
- ユーザーリストはアナリティクスの自社データに基づいています。統合により、アナリティクスでリマーケティングまたは広告向けの機能を有効にする必要はありません。
- ユーザーリストをオプティマイズと共有するには、アナリティクス プロパティの編集者ロールが必要です。
- オプティマイズと共有されているユーザーリストには、ユーザー属性とインタレスト カテゴリを含めることはできません。Google ユーザーデータの詳細は、こちらをご覧ください。
- User ID が有効になっているビューで作成されたユーザーリストは、現時点でサポートされていません。
- ユーザーのライフタイム バリューは直近の 90 日間に基づいて計算されます。詳細