オプティマイズの「ターゲット設定」では、テストの対象となるユーザーや、どういったときにテスト用のパターンを表示するかを指定することができます。
この記事の内容:ターゲット設定の例
オプティマイズでは、たとえば次のようなターゲット設定が可能です。
- 特定の地域のユーザーだけにテスト用パターンを表示する(地域によるターゲット設定)
- Twitter や Facebook から流入したユーザーだけにテスト用パターンを表示する(行動によるターゲット設定)
- モバイル環境や特定のブラウザでのみテスト用パターンを表示する(ユーザーの環境によるターゲット設定)
- 特定の商品カテゴリに興味があるユーザーや特定の商品を購入したことがあるユーザーだけをターゲットにする(ユーザーリストによるターゲット設定)
ターゲット設定の仕組み
オプティマイズのターゲット設定には、対象ユーザーを指定する「対象」と、実施のタイミングや条件を指定する「条件」の 2 種類があります。
対象(対象ユーザーの指定)
「対象」では、テストの対象にするユーザーを指定します。スライダーで指定した割合に応じて、ユーザーの何パーセントかに(下記の「条件」が満たされれば)テスト用のパターンが表示されます。テストの対象となったユーザーは、そのテストが終了するまで対象となります。
条件(実施のタイミングや条件の指定)
「条件」では、テスト対象に選ばれたユーザー(上記の「対象」を参照)に対して、どういうときにテスト用パターンを表示するか指定します。条件を指定するには、条件作成ツールでルールを作成します。「条件」はあくまでテストを実施するべき状況を定義したものであり、対象ユーザーの選定は行わないことに注意しましょう。テストの対象となったユーザーは、そのテストが終了するまで対象となります。
条件作成ツールでのルール作成
オプティマイズのターゲット設定は、ルールの組み合わせによって行います。サイト上の特定のページをターゲットにしたり、地域を指定したり、ユーザー行動を基準にしたりするほか、複数のルールを組み合わせることも可能です。たとえば、トップページにアクセスしたリピーターをターゲットにする、商品ページにアクセスしたリピーターに割引価格を提示する、サンフランシスコ在住のリピーターを特別イベントに招待するなど、さまざまな運用が可能です。
ターゲット設定ルールを作成するには、テスト詳細ページの [ターゲット設定] タブで [+ ルールを作成] をクリックします。
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種類の異なるルールを複数組み合わせれば、かなり細かい条件設定も可能です。[追加] をクリックして [ターゲット設定] タブに戻ると、次のルールを追加できます。
ルールの種類
オプティマイズのターゲット設定ルールには以下の種類があります。それぞれリンク先の記事で詳しい情報を参照できます。
URL によるターゲット設定 | テストを実施する URL を指定します。詳細 | |
ユーザーリストによるターゲット設定 | Google アナリティクスで作成したユーザーリストによるターゲット設定です。詳細 | |
行動によるターゲット設定 | 新規ユーザーとリピーターを比較したり、特定のサイトから流入したユーザーをターゲットにしたりすることができます。詳細 | |
地域によるターゲット設定 | 特定の都市、大都市圏、地域、郡などのユーザーをターゲットにします。詳細 | |
ユーザーの環境によるターゲット設定 | 特定のデバイス、ブラウザ、または OS を使用しているユーザーをターゲットにします。詳細 | |
JavaScript 変数 | ウェブページのソースコードに含まれる JavaScript 変数をターゲットにします。詳細 | |
ファーストパーティの Cookie | 自サイトのファーストパーティ Cookie を持っているユーザーをターゲットにします。詳細 | |
カスタム JavaScript | カスタム JavaScript が返す値を基準にターゲットとするページを決めます。詳細 | |
クエリ パラメータ | 具体的なページやページ群をターゲットに指定します。詳細 | |
データレイヤー変数 | データレイヤーに保存されているキー値をもとにターゲット設定を行います。詳細 |