モノラル音声とは、1 つのチャンネルにすべての音声を集めたミックスのことです。リスナーが 1 つのチャンネルからしか聴けない(例: ヘッドフォンの片方からしか音声が流れない)ということがないよう、1 つのモノラル音声を 2 つめのチャンネルにコピーします。モノラル音声のチャンネルをこのようにコピーするのは意図的で、デュアル モノラル音声の正しい使用法です。シングル モノラル チャンネルとして作成したミックスを再生する際に、2 つ以上のチャンネルを備えたサウンド システムに対応できるからです。
2 つの個別のチャンネルを組み込んだステレオ音声であれば、サウンドに「フィールド」ができ、中央から左右どちらかにサウンドをある程度移動させることができます。
なお、本物のステレオ ミックスには、左右のチャンネルで聞き取れる程度あるいは測定可能な程度の差があります。
デュアル モノラル音声の詳細については、以下のセクションをクリックしてください。
ただし、ステレオとデュアル モノラル音声の違いは、2 つのチャンネル内のコンテンツによって決まるもので、チャンネルの数で決まるわけではありません。
- 本物のステレオ ミックスの場合、2 つのチャンネルの間にわずかな違い(場合によってはかなりわかりやすい違い)があります。
- デュアル モノラル ミックスの場合、2 つのチャンネルの音声は常に同じです。
本物のステレオ ミックスとデュアル モノラル ミックスをオーディオ メーターで再生して比較すると、次のようになります。
| ステレオ ミックス | |
|---|---|
| デュアル モノラル ミックス |
ステレオ ミックスでは左右のチャンネルのメーター レベルが異なりますが、デュアル モノラル ミックスでは同じになっています。また、ステレオ ミックスではステレオ フィールドが 2 次元の軌跡で広がっていますが、デュアル モノラル ミックスでは 1 本の縦線が表示されるだけで、ステレオ フィールドがないことがわかります。
納品の要件に記載された音声のガイドラインに沿って、音声はオリジナル形式で納品してください。ステレオ音声または 5.1 音声のタイトルをモノラルで納品した場合、プログラムは否承認となります。
つまり、ディレクターやサウンド ミキサーがミックスをステレオであると考えていても、デュアル モノラルとして納品された場合、否承認の理由となります。かつては、デュアル モノラルが標準的な音声でした。当時(60 年代以前や 70 年代)の音声録音技術では、音声入力はモノラル音声録音のみでした。こうしたデュアル モノラル音声のコンテンツは古いため、ステレオ音声に修正する方法がありません。
ステレオ ソースの取り込み
取り込んだソースがステレオ(下記のように左右のオーディオ トラック メーターが独立して動く)の場合、適切なステレオ出力に修正が可能です。
Final Cut Pro で「ステレオペア」機能を設定するには、設定するステレオ トラックを選択します。
次に、[修正] → [ステレオペア] を選択します。
デュアル モノラル ソースの取り込み
取り込んだソースがデュアル モノラル(下記のように左右のオーディオ トラック メーターが同じ動きをする)の場合、パートナーが問題を解決する必要があります。デュアル モノラル ソースの場合、書き出し設定を変更する方法では修正できません。この問題は QC レビュー中に報告する必要があるため、パートナーには再納品を求める通知が届くことがあります。