レポートに Google マップを追加すると、閲覧者は使い慣れたインタラクティブな環境で地理データを探索できます。Looker Studio では Google マップのさまざまなカスタマイズが可能です。また、有効な地理フィールドを含むあらゆるデータソースと統合できます。
この記事の内容:Google マップにプロットされたデータを表示する
- レポートを編集します。
- グラフを追加するページに移動します。
- ツールバーで「グラフを追加」アイコン をクリックします。
- あらかじめ設定されている Google マップから 1 つを選択します。
- バブルマップでは、データが色付きの円で表示されます。
- 塗り分けマップでは、データが色分けされたエリアとして表示されます。
- ヒートマップでは、カラー グラデーションを使用してデータが表示されます。
- ラインマップでは、地理的エリア全体でデータが線またはパスとして表示されます。
- 接続マップでは、データが線または円弧で結ばれた点のペアとして表示されます。
- 複合地図では、データが塗り分けマップとバブルマップの組み合わせとして表示されます。
- キャンバスをクリックしてグラフをレポートに追加します。
- 右側のプロパティ パネルで、[場所] フィールドまたは [地理空間] フィールドを追加または変更して、目的の場所を地図に表示します。
- 地図の他の要素の設定については、以下のセクションをご覧ください。
Looker Studio で Google マップを使用するための要件
Google マップを Looker Studio に追加するには、地域ディメンションを含むデータソースが必要です。Google アナリティクスと Google 広告に基づくデータソースには、国、都市、地域、大都市圏、店舗所在地などの使用可能なフィールドが自動的に含まれます。
Google スプレッドシートや BigQuery など、他のタイプのデータソースを使用する場合は、地理フィールドのデータタイプが正しいことを確認してください。
- データソースを編集します。
- Google マップで使用する地域ディメンションを探します。
- [タイプ] メニューで、適切な地理フィールド タイプ(国、都市、地域など)を選択します。
詳しくは、地域ディメンションについての記事をご覧ください。
Google マップを設定する
バブルマップを設定する
例
次のバブルマップは、カリフォルニア州に到着するフライトを示しています。フライト数はバブルの大きさで表されます。到着遅延平均時間はバブルの色で表されます。
データ プロパティ
位置
地図上でデータが表示される場所を決定するディメンション。なお、Google マップで値を適切にジオコーディングできる限り、このフィールドにはどのデータ型でも指定できます。
ツールチップ
(省略可)データのツールチップ(ラベル)を表示するためのディメンション。ツールチップを設定すると、地域ディメンションで提供されるデフォルトのラベルを上書きできます。たとえば、地図上の位置を決めるのに店舗の住所を使用できますが、ツールチップに記載された店舗名でも見つけられるようになります。
[ツールチップ] と [色ディメンション] には、各位置でそれぞれ固有の値を指定する必要があります。値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択されたツールチップ ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれています。位置ごとに、単一の値を持つツールチップ ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色ディメンション
(省略可)地域データの色に使用されるカテゴリを指定するディメンション。このオプションを選択した場合、色指標オプションを使用することはできません。
たとえば、次の地図では、位置ディメンションとして [国] を使用していますが、[亜大陸] を使ってバブルの色を指定しています。各国は、それぞれが属する亜大陸の色で表されます。
色の指標
(省略可)地域データのカラースケールとして使用される値を指定する指標。このオプションを選択した場合、色ディメンション オプションを使用することはできません。
サイズ
バブルのサイズで指標の値を相対的に示します。
スタイル プロパティ
バブルレイヤ
バブルの最大数 |
地図に表示するバブルの最大数を設定します。 |
スライダー コントロール |
バブルの相対的なサイズを設定します。 |
不透明度 |
バブルの不透明度を設定します。 |
枠線の太さ |
バブルの枠線の太さを設定します。 |
エリア塗り分けマップを設定する
例
次のエリア塗り分けマップは、米国サンフランシスコ ベイエリアの郵便番号別に住宅価格の中央値を示しています。
データ プロパティ
位置
地図上でデータが表示される場所を決定するディメンション。なお、Google マップで値を適切にジオコーディングできる限り、このフィールドにはどのデータ型でも指定できます。
地理空間フィールド
塗り分けマップに表示されるポリゴンを定義するディメンション。このオプションは、GEOGRAPHY
データを含む BigQuery データソースに接続する場合にのみ使用できます。地理空間フィールドを使用する場合、場所フィールドに表示されるのは、地図上のデータポイントにカーソルを合わせたときに表示されるカードに関する情報だけです。
ツールチップ
(省略可)データのツールチップ(ラベル)を表示するためのディメンション。ツールチップを設定すると、地域ディメンションで提供されるデフォルトのラベルを上書きできます。たとえば、地図上の位置を決めるのに店舗の住所を使用できますが、ツールチップに記載された店舗名でも見つけられるようになります。
[ツールチップ] と [色ディメンション] には、各位置でそれぞれ固有の値を指定する必要があります。値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択されたツールチップ ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれています。位置ごとに、単一の値を持つツールチップ ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色ディメンション
(省略可)地域データの色に使用されるカテゴリを指定するディメンション。このオプションを選択した場合、色指標オプションを使用することはできません。
色の指標
(省略可)地域データのカラースケールとして使用される値を指定する指標。このオプションを選択した場合、色ディメンション オプションを使用することはできません。
スタイル プロパティ
塗りつぶしエリアレイヤ
ポリゴンの頂点の最大数 | 表示できるデータポイントの最大数を設定します。BigQuery データソースでのみ使用できます。 |
不透明度 |
塗りつぶしエリアの不透明度を設定します。 |
枠線の色 |
塗りつぶしエリアの枠線の色を設定します。 |
枠線の太さ |
塗りつぶしエリアの枠線の太さを設定します。 |
ヒートマップを設定する
例
次のヒートマップは、英国ロンドンのシェアサイクルに関する統計情報を示しています。
データ プロパティ
位置
地図上でデータが表示される場所を決定するディメンション。なお、Google マップで値を適切にジオコーディングできる限り、このフィールドにはどのデータ型でも指定できます。
重み付け(省略可)
個々のポイントがヒートマップの外観にどの程度影響するかを決定する指標。デフォルトでは、すべてのポイントが同じ値になります。ポイントに異なる値を割り当てる場合は、重み付けのフィールドに指定できます。
スタイル プロパティ
ヒートマップ レイヤ
ヒートマップでは、ポイントを集計して視覚化しています。地図を作成するため、各ポイントの周囲に円が描画され、そのポイントからの距離が離れるにつれ円の値が小さくなります。このようにして、円の外観を設定できます。
ヒートマップの集計 |
複数の円が重複している場合、それらの値は次の 2 つの方法のいずれかで集計されます。
|
スライダー コントロール |
バブルの相対的なサイズを設定します。 |
不透明度 |
円の不透明度を設定します。 |
ドメインの色分けの最小値 / 最大値 |
色の範囲の最小値と最大値を設定します。 |
強度 |
ヒートマップの色範囲を上限または下限に向けて調整します。 |
ヒント: Looker Studio のヒートマップは deck.gl 可視化ライブラリに基づいています。設定について詳しくは、ヒートマップ レイヤに関するドキュメントをご覧ください。
ラインマップを設定する
例
次のラインマップは、ニューヨーク州の道路を示しています。この地図は route_type でフィルタされ、「I」(州間高速)道路のみが含まれています。
このサンプルは、BigQuery US Roads 一般公開データセットを使って作成されました。
データ プロパティ
位置
地図上でデータが表示される場所を決定するディメンション。なお、Google マップで値を適切にジオコーディングできる限り、このフィールドにはどのデータ型でも指定できます。
地理空間フィールド
BigQuery LineString データを含むディメンション。このオプションは、GEOGRAPHY
データを含む BigQuery データソースに接続する場合にのみ使用できます。地理空間フィールドを使用する場合は、別のツールチップ ディメンションでオーバーライドしない限り、[場所] フィールドにはデフォルトのツールチップのみが表示されます。
ツールチップ
(省略可)データのツールチップ(ラベル)を表示するためのディメンション。ツールチップを設定すると、地域ディメンションで提供されるデフォルトのラベルを上書きできます。たとえば、地図上の位置を決めるのに店舗の住所を使用できますが、ツールチップに記載された店舗名でも見つけられるようになります。
[ツールチップ] と [色ディメンション] には、各位置でそれぞれ固有の値を指定する必要があります。値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択されたツールチップ ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれています。位置ごとに、単一の値を持つツールチップ ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色ディメンション
(省略可)地域データの色に使用されるカテゴリを指定するディメンション。このオプションを選択した場合、色指標オプションを使用することはできません。
太さ指標
(省略可)地図上のラインの相対的な太さを決定する指標。[スタイル] > [ラインマップ レイヤ] > [太さ] スライダーを使って、ラインの太さを調整できます。
色の指標
(省略可)地域データのカラースケールとして使用される値を指定する指標。このオプションを選択した場合、色ディメンション オプションを使用することはできません。
スタイル プロパティ
ラインマップ レイヤ
線の頂点の最大数 | 表示できるデータポイントの最大数を設定します。BigQuery データソースでのみ使用できます。 |
不透明度 |
線の不透明度を設定します。 |
太さスライダー |
線の太さを設定します。 |
接続マップを設定する
接続マップでは、1 本の線で結ばれた点の連なりとして位置情報を可視化できます。
この可視化では、ベクター グラフィックと 3 次元表示もサポートされます。[3D ビューで表示] スタイル設定が有効になっていて地図が傾いている場合、データポイントを結ぶ線は円弧として表示されます。[3D ビューで表示] スタイルの設定が無効になっていて地図が傾いている場合、または地図が傾いていない場合、データポイントを結ぶ線は線として表示されます。データ接続を 3 次元で可視化することは、2 次元で表示するとデータポイント接続が重なって見える場合に特に便利です。
例
次の接続マップは、米国の各都市を結ぶフライトを示しています。2 次元の可視化では、南東部のジョージア州とフロリダ州の都市を結ぶフライトが重なって隠れてしまいます。地図を傾けると、両方の接続が見えます。
データ プロパティ
場所フィールド
これらのディメンションは、地図に表示されるデータポイントの位置と接続順序を決定します。Google マップが適切に値をジオコーディングできる限り、このフィールドには任意のデータタイプを指定できます。各ディメンションのデータタイプは同一であることが必要ですが、例外として、[都市] や [国] などの位置の値を緯度 / 経度座標に接続することは可能です。たとえば、[都市] を緯度 / 経度に接続すること、[国] を緯度 / 経度に接続することはできますが、[都市] を [国] に接続することはできません。場所のタイプに互換性がない場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
データポイントを追加するには、[ポイント 1] のディメンションを入力します。追加のポイントを接続するには、[ディメンションを追加] をクリックして別のディメンションを選択します。[ポイント 1] のみが指定されている場合、地図ではそのディメンションのすべての値が接続されます。最大 10 個のディメンションを接続できます。接続マップでは、個々の点を結ぶ線が順次グラフ化されます。
たとえば、米国のフライトデータに、最終目的地に到着する前に着陸した経由地のデータポイントが含まれているとします。この場合、[ポイント 1] は出発地の都市、[ポイント 2] は経由地の都市、[ポイント 3] は目的地の都市です。接続マップでは、[ポイント 1] が [ポイント 2] に接続され、[ポイント 2] が [ポイント 3] に接続されて、1 本の連続線が作成されます。
ツールチップ
(省略可)データのツールチップ(ラベル)を表示するためのディメンション。ツールチップを設定すると、地域ディメンションで提供されるデフォルトのラベルを上書きできます。たとえば、地図上の位置を決めるのに店舗の住所を使用できますが、ツールチップに記載された店舗名でも見つけられるようになります。
[ツールチップ] と [色ディメンション] には、各位置でそれぞれ固有の値を指定する必要があります。値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択されたツールチップ ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれています。位置ごとに、単一の値を持つツールチップ ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色ディメンション
(省略可)地域データの色に使用されるカテゴリを指定するディメンション。このオプションを選択した場合、色指標オプションを使用することはできません。
太さ
(省略可)地図上の線の相対的な太さを決定する指標。[スタイル] > [接続マップのレイヤ] 太さスライダーを使って、線の太さを調整できます。
色の指標
(省略可)地域データのカラースケールとして使用される値を指定する指標。このオプションを選択した場合、色ディメンション オプションを使用することはできません。
スタイル プロパティ
接続マップのレイヤ
太さスライダー |
線の太さを設定します。 |
パスの精度(測地線) |
測地線パスは、球面上の 2 点間の最短距離を表します。この設定により、3 次元の関係を 2 次元表面上に可視化できます。この設定が有効になっている場合、地図を 2 次元で表示すると、2 点間の接続は曲線として表示されます。 この設定が無効になっている場合、地図を 2 次元で表示すると、2 点間の接続は直線として表示されます。 |
複合地図を設定する
複合地図では、塗り分けマップとバブルマップのプロパティを組み合わせることができます。ディメンションを使用して塗り分けマップを定義し、指標を使用してバブルマップを定義すると、1 つのグラフの上に 2 つのマップタイプが重ねて表示されます。
例
次の複合地図では、各国の上にバブルレイヤで表された年齢の中央値が表示されています。年齢の中央値はバブルの大きさで表され、年齢が高いほどバブルが大きくなります。
複合地図の [背景レイヤ] スタイル プロパティでは、[3D ビューで表示] スタイル プロパティを使用できます。このプロパティが有効になっている場合は、地図の視点を手動で傾けて、バブルの高さの相対的なサイズの違いを強調することができます。同じ地図で [3D ビューで表示] スタイル プロパティを有効にした例を次に示します。
データ プロパティ
位置
地図上でデータが表示される場所を決定するディメンション。なお、Google マップで値を適切にジオコーディングできる限り、このフィールドにはどのデータ型でも指定できます。
追加レイヤ指標
地図上に重ねて表示するレイヤを決定する指標。
[3D ビューで表示] スタイル プロパティが無効になっている場合、このレイヤは標準的なバブルマップと同じように表示され、バブルの直径によって指標のスケールが示されます。[3D ビューで表示] スタイル プロパティが有効になっている場合、このレイヤは同じ直径を持つ円柱として表示され、円柱の高さによって指標のスケールが示されます。
ツールチップ
(省略可)データのツールチップ(ラベル)を表示するためのディメンション。ツールチップを設定すると、地域ディメンションで提供されるデフォルトのラベルを上書きできます。たとえば、地図上の位置を決めるのに店舗の住所を使用できますが、ツールチップに記載された店舗名でも見つけられるようになります。
[ツールチップ] と [色ディメンション] には、各位置でそれぞれ固有の値を指定する必要があります。値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択されたツールチップ ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれています。位置ごとに、単一の値を持つツールチップ ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色ディメンション
(省略可)地理データの色に使用されるカテゴリを指定するディメンション。このオプションを選択した場合、[色の指標] オプションは使用できず、[追加レイヤ] スタイル プロパティに色を指定することはできません。
[色ディメンション] オプションでは、位置の値ごとに一意の値が必要です。[色ディメンション] の値が重複している場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Google マップを表示できません
選択された色ディメンションには、同じ位置に対する複数の値が含まれます。位置ごとに、単一の値を持つ色ディメンションを選択してください。
これを修正するには、位置ディメンションと 1 対 1 の関係にあるディメンションを使用してください。
色指標
(省略可)地理データのカラースケールとして使用される値を指定する指標。
スタイル プロパティ
追加レイヤ
追加レイヤ指標の外観を設定します。
円柱スライダー コントロール | [3D ビューで表示] スタイル プロパティが有効になっている場合、地図を傾けると見えるようになるバブルの相対的な高さを設定します。 |
円スライダー コントロール | バブルの相対的なサイズを設定します。 |
不透明度 |
バブルの不透明度を設定します。 |
追加レイヤの色 |
バブルの色を設定します。[色ディメンション] 設定プロパティを定義している場合、この設定は使用できません。 |
塗りつぶしエリアレイヤ
位置ディメンションの外観を設定します。
不透明度 |
塗りつぶしエリアの不透明度を設定します。 |
枠線の色 | 塗りつぶしエリアの枠線の色を設定します。 |
枠線の太さ |
塗りつぶしエリアの枠線の太さを設定します。 |
共通のスタイル プロパティ
Google マップのすべての地図タイプで以下の設定が共有されます。
背景レイヤ
基本地図の外観を設定します。
ベクター グラフィックを使用 |
傾斜と最適化されたグラフィックを有効にします。複合地図と接続マップでは、[ベクター グラフィックを使用] がデフォルトで有効になっています。 |
3D ビューで表示 |
地図をドラッグして 3 次元で傾けられるようにします。[3D ビューで表示] は、複合地図と接続マップでのみ使用することができ、これらのマップではデフォルトで有効になっています。 |
タイプ |
デフォルトの地図背景(地図、ラベル付きの航空写真、航空写真)を設定します。[ラベル付きの航空写真] タイプは、[ベクター グラフィックを使用] 設定が有効になっている場合にのみ使用できます。 |
スタイル |
地図のカラーテーマを設定します。レポートの現在のテーマを使用するか、あらかじめ設定されている地図のスタイルから 1 つを選択します。[スタイル] は、[地図] タイプが選択されている場合にのみ使用できます。カスタムの地図のスタイルを作成することもできます。 |
道路、ランドマーク、ラベル |
スライダーを使用して、地図の背景に表示する情報の詳細度を選択します。 |
レイヤタイプ
地図上の位置の表示方法を決定します。位置は次の方法で表示できます。
- バブル
- 塗りつぶしエリア
- ラインマップ
- 接続マップ
- 複合地図
- ヒートマップ
デフォルトのビューポート
地図のビューポート(インセット)のデフォルトの位置を設定します。
デフォルトのビューポートの位置を設定するには、マップグラフの目的の位置に移動し、設定するズームレベルに合わせます。スタイル プロパティの [デフォルトのビューポート] で [デフォルトのビューとして設定します] を選択し、地図のビューポートの配置を保存します。
地図の閲覧中にマップグラフの [ビューポートをリセット] をクリックすると、デフォルトのビューに戻ります。
[デフォルトのビューポート] に地図のサムネイルとインセットが表示されている場合、この地図にはデフォルトのビューポートがすでに設定されています。新しいデフォルトのビューを設定するには、新しい位置とズーム設定に地図を合わせて、[デフォルトのビューとして設定します] をクリックします。
[デフォルトのビューポート] オプションは、[パンとズームを許可] マップ コントロール オプションが有効になっている場合に最適です。
色
バブルまたは塗りつぶしエリアの色を設定します。
- 設定プロパティで [色ディメンション] オプションを定義している場合、地図の塗りつぶしエリアとバブルレイヤの色は、[ディメンションの値の色の管理] を選択することにより、[色] スタイル プロパティで管理します。
- 設定プロパティで [色の指標] オプションを定義している場合は、最大値、中央値、最小値、データなしの色の値を選択することにより、カラースケールを作成できます。
マップ コントロール
インタラクティブな地図表示コントロールを表示または非表示にします。
傾斜と回転を許可 |
地図をドラッグして 3 次元で傾けられるようにします。[傾斜と回転を許可] は、[ベクター グラフィックを使用] の [背景レイヤ] スタイル プロパティが有効になっている場合に使用できます。このコントロールは、複合地図または接続マップでは使用できません。 |
パンとズームを許可 |
ユーザーがマウスとキーボードで地図の表示を調整できるようにします。[パンとズームを許可] が無効になっていても、[傾斜と回転を許可] 設定が有効になっている場合(または、複合地図 / 接続マップで [3D ビューで表示] 設定が有効になっている場合)は、地図を傾けることができます。 |
ズーム コントロールを表示 | 地図上にプラス記号ボタン とマイナス記号ボタン を表示して、ズームインとズームアウトができるようにします。 |
ストリートビュー コントロールを表示 | サポートされている地域のストリートビュー画像を表示します。 |
全画面表示コントロールを表示 | 全画面表示でマップを表示できます。 |
地図形式のコントロールを表示 | 地図表示と航空写真を切り替えることができます。 |
縮尺のコントロールを表示 | マップの縮尺をキロメートルまたはマイルで表示できます。 |
サイズの凡例、色の凡例、重み付けの凡例
凡例を表示して、地図で使用されているバブルの色と大きさについて説明すると、ユーザーが地図を理解しやすくなります。
サイズの凡例では、バブルマップのサイズ指標と接続マップの太さ指標について説明します。色の凡例では、色ディメンションまたは色指標について説明します。重み付けの凡例では、重み付け指標について説明します。太さの凡例では、ラインマップで使用される線の太さ指標について説明します。高さの凡例では、複合地図で使用される追加レイヤ指標の高さについて説明します。
色ディメンションを指定している地図では、色の凡例では値ごとに異なる色が使用されます。色指標を指定している地図では、色の凡例でカラー グラデーションが使用されます。
例:
NCAA チーム カンファレンスのスポーツ会場の収容人数です。
地域別の平均ページ滞在時間です。
- 会場の収容人数の指標に基づくサイズの凡例です。
- カンファレンス名のディメンションに基づく色の凡例です。 をクリックすると、カンファレンスの他の凡例が表示されます。
- 平均ページ滞在時間の指標に基づく色の凡例です。
背景と枠線
グラフの背景コンテナの表示形式を設定します。
背景 | グラフの背景色を設定します。 |
枠線の角丸半径 | グラフの背景に角丸の枠線を追加します。半径を 0 にすると、背景の角が 90° になります。枠線の角丸半径を 100° にすると、角が丸くなります。 |
不透明度 | グラフの不透明度を設定します。不透明度を 100% に設定すると、対象物がグラフの背後に隠れます。0% に設定すると、グラフが非表示になります。 |
枠線の色 | グラフの枠線の色を設定します。 |
枠線の太さ | グラフの枠線の太さを設定します。 |
枠線スタイル | グラフの枠線のスタイルを設定します。 |
枠線に影を付ける | グラフの下側と右側の枠線に影を追加します。 |
グラフのヘッダー
グラフのヘッダーでは、データのエクスポート、グラフの並べ替えなど、グラフに対してさまざまな操作を実行できるほか、以下のオプションを使用できます。
カーソルを合わせて表示(デフォルト) | グラフのヘッダーにカーソルを合わせると、縦に 3 つ並んだ点が表示されます。これらの点をクリックしてヘッダーのオプションにアクセスします。 |
常に表示 | ヘッダーのオプションを常に表示します。 |
表示しない | ヘッダーのオプションを表示しません。レポートの閲覧者は、いつでもグラフを右クリックしてオプションにアクセスできます。 |
色 | グラフのヘッダーのオプションの色を設定します。 |
Google マップのカスタムの地図スタイルを作成する
Google マップのカスタムの地図スタイルでは、いくつかの地図上の対象物の公開設定と外観をカスタマイズできます。Google マップのカスタム スタイルは次の方法で作成できます。
JSON を使用して地図のスタイルをインポートする
Google Maps Platform スタイル ウィザードを使用して、地図の JSON ファイルを作成します。
- スタイル プロパティ パネルの [スタイル] プルダウン メニューで、[JSON を編集…] を選択します。
- Google Maps Platform スタイル ウィザードを開き、通知ポップアップから [以前の JSON スタイル設定ウィザードを使用] オプションを選択します。
- 地図のスタイルの対象物とテーマをカスタマイズします。[終了] を選択します。
- この JSON スタイルを使用するには、[JSON スタイルを使用する] ポップアップ ダイアログで [JSON をコピー] を選択します。
- Looker Studio の [地図のスタイルをインポートする] ダイアログに戻り、コピーした JSON をコードブロックに貼り付けます。
- [インポート] を選択します。
新しい地図のスタイルが地図に適用されます。これは、[スタイル] プルダウン メニューに [カスタム] として表示されます。
マップ ID を作成してインポートする
マップ ID を作成してインポートするには、まず Google Cloud コンソールで地図のスタイルとマップ ID を作成する必要があります。
- スタイル プロパティ パネルの [スタイル] プルダウン メニューで、[カスタムのマップ ID を編集…] を選択します。
- Google Cloud コンソールで、新しい地図のスタイルを作成します。
- 次に、マップ ID を作成して、ベクターマップ タイプの JavaScript マップを指定します。マップ ID をコピーします。
- 新しい地図のスタイルにマップ ID を関連付けます。
- Looker Studio の [マップ ID のインポート] ダイアログに戻り、コピーしたマップ ID を [マップ ID をここに貼り付けます] フィールドに貼り付けます。
- [インポート] を選択します。
新しい地図のスタイルが地図に適用されます。これは、Google Cloud コンソールで割り当てた名前で [スタイル] プルダウン メニューに表示されます。
BigQuery GEOGRAPHY
データの操作に関するヒントと制約
Looker Studio の Google マップの各スタイルでは、最大 100 万ポイント(ポリゴンの頂点数)をプロットできます。
それを超えるデータがクエリで返されると、上限内で可能な限り多くのポリゴンが地図に表示されますが、ポリゴンが欠落することもあります。
次の手順で、ポイント数を減らすことができます。
- フィルタを適用します。
GEOGRAPHY
フィールドのフィルタでは、最大 1 GB のデータを選択できます。それを超えるデータがフィルタで返されると、エラーが発生します。
- ST_SIMPLIFY 関数を使って、BigQuery のポリゴンを簡略化します。
混合型および抽出型のデータソースでは、GEOGRAPHY
フィールドはサポートされません。GEOGRAPHY
フィールドを含むテーブルと他のテーブルを結合するには、SQL を使って BigQuery で結合を実施します。
地域の関数
Looker Studio は、データソース内の地域情報の操作や変換に使用できる地域の関数を数多く提供しています。
これらの関数の詳細を確認するには、Looker Studio の関数リストを表示し、地域タイプで関数を絞り込んでください。
Google マップの制約
- 塗りつぶしエリアの地図では、緯度、経度、住所の地理フィールドは使用できません。
- バブルマップの場合、郵便番号は米国の郵便番号(例: 94043)または米国以外の郵便番号(例: L4L 9H8)を使用できます。エリア塗り分けマップの場合、米国の郵便番号を使用できます。
- 接続マップでは、互換性のある地理フィールド タイプを持つポイントが必要です。
- データの上限:
- 緯度と経度のフィールドでは、バブルの上限数は 100 万個です。
- 地理空間フィールド(BigQuery
GEOGRAPHY
)では、ポイント(ポリゴンの頂点)の上限数は 100 万個です。 - 他の地理フィールド タイプでは、バブルおよび塗りつぶしエリアの上限数は 3,500 個です。マップのデータ上限を増やすと、読み込み速度が遅くなることがあります。
- Google マップでドリルダウンを有効にすることはできません。
- Google マップでは、オプションの指標は使用できません。
- 半角 500(全角 250)文字を超える場所名はジオコーディングされません。