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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

統合を使用してデータを再集計する

以前に集計したデータを使用する方法について説明します。

データを表示する際には、再集計が必要となる場合があります。この記事では、再集計の概念と、データ統合を使用して Looker Studio で再集計を行う方法をご説明します。

再集計の一例として、平均の平均を計算することが挙げられます。たとえば、以下のような株価変動の表があるとします。

業種 ティッカー 価格変動
テクノロジー GOOG +6
テクノロジー AAPL +5
テクノロジー MSFT -3
テクノロジー NFLX -1
エネルギー E1 +2
エネルギー E2 +10
エネルギー E3 -3
金融 F1 -6

このデータの価格変動の平均は、単純な集計で求めることができます。

価格変動の平均
1.25

すべての業種の平均価格変動を計算するには、業種ディメンションでこのテーブルをグループ化します。

業種 価格変動の平均
テクノロジー 1.75
エネルギー 3
金融 -6

このデータを再集計するには、もう一度平均を適用するなど、別の集計関数を適用します。

価格変動の平均の平均
-0.42

Looker Studio での再集計

Looker Studio で指標を再集計するには、データの統合を使用します。すでに一度集計されたフィールドのタイプが「自動」に設定されている場合、別の集計関数は適用できず、フィールド タイプを変更することもできませんが、統合を使用すれば再集計が可能になります。

たとえば、Looker Studio で業種ごとの株価の平均変動を特定するには、同じデータソースをそれ自体と結合する統合構成を作成します。「業種」を結合キーとして使用し、以下に示すように、左右のデータソースの両方に「平均価格変動」の指標を含めます。

データの統合の例

1 業種 2 平均価格変動

この統合データソースでは、以前に集計した「価格変動」フィールドに新しい集計を適用できます。

統合によるデータの分割

データを統合すると、統合構成で選択した列から新しいテーブルが作成されます。新しいテーブルの指標は、集計されていない数値として扱われます。

価格変動が集計された指標ではなくなったため、新しい集計関数を適用できるようになりました。以下の表は、以前に集計された数値を使用して新しい指標である AVG(価格変動) を作成した結果を示しています。

平均価格変動

1 価格変動

この新しい指標では、数値 1.75、3、-6 が再集計され、これらの平均である -0.42 が表示されています。

統合を使用して比率列を作成する

統合のもう 1 つの用途は、すでに集計された数値で比率の指標を作成することです。ある指標を別の指標で割る比率列を作成するとします。

この例では、2 つの異なるデータソースが由来の 2 つのフィールドである、クリック数とインプレッション数を使用します。

ウェブサイト クリック数
google.com 300
facebook.com 400
twitter.com 200

 

ウェブサイト 表示回数
google.com 2000
facebook.com 2500
twitter.com 2000

これらの 2 つのデータソースを統合することで、クリック数÷インプレッション数の計算フィールドを含む比率列を作成できます。

ウェブサイト クリック数 表示回数 クリック数÷インプレッション数
google.com 300 2000 0.15
facebook.com 400 2500 0.16
twitter.com 200 2000 0.1
総計 900 6500 0.41

クリック数÷インプレッション数の行のうち、比率列の合計を表示する総計行 SUM(クリック数÷インプレッション数) のみ、情報が正しく表示されません。これは、各行のクリック数÷インプレッション数の値 [0.15、0.16、0.1] に SUM 関数が適用されるために発生します([0.15+0.16+0.1=0.41])。

正しい結果は 900÷6500=0.14 です。式 SUM(クリック数)÷SUM(インプレッション数) を使用して、比率列の値を計算することで、正しい値を算出できます。

ウェブサイト クリック数 表示回数 SUM(クリック数)÷SUM(インプレッション数)
google.com 300 2000 0.15
facebook.com 400 2500 0.16
twitter.com 200 2000 0.1
総計 900 6500 0.14

この場合、総計行には SUM( SUM(クリック数)÷SUM(インプレッション数) ) が表示されます。SUM(クリック数) [900] を SUM(インプレッション数) [6500] で割ると 0.14 になります。その後、SUM 関数が再び適用されます。結果は 0.14 のままとなります。

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