Cloud Spanner コネクタを使用すると、Looker Studio 内で Google Cloud Spanner データベースのデータにアクセスできるようになります。Cloud Spanner は、グローバルに分散され、強整合性を備えた、エンタープライズ グレードのデータベース サービスです。リレーショナル データベースの構造と非リレーショナル データベースの水平スケーラビリティを兼ね備え、クラウドに特化した設計となっています。
Cloud Spanner は有料サービスです。料金の詳細
この記事の内容:Google Cloud Spanner に接続する方法
Looker Studio のデータソースでは、Google 標準 SQL のクエリ構文を使用して Cloud Spanner データベースに接続します。
接続方法
- Looker Studio にログインします。
- Looker Studio のホームページで、左上にある [作成] をクリックして、[データソース] を選択します。
- Cloud Spanner コネクタを選択します。
- 求められた場合は、Looker Studio にデータへのアクセスを許可します。
- 左側で、データベースへの接続を設定します。メールには次の情報を記載してください。
- プロジェクト ID
- インスタンス ID(インスタンス設定の一覧を取得する方法については、下記の備考をご覧ください)。
- データベース ID
- テキスト ボックスに SQL クエリを入力します。
- 右上の [接続] をクリックします。
すぐに、データソースのフィールド一覧ページが表示されます。右上にある [レポートを作成] または [探索] をクリックして、データの可視化を開始します。
備考
インスタンス設定の一覧取得
Cloud SDK コマンドライン ツールを使用すると、Cloud Spanner を操作できます。たとえば、次のコマンドは、プロジェクトで使用可能なリージョン インスタンスとマルチリージョン インスタンスの設定を一覧表示します。
gcloud spanner instance-configs list
リージョン設定ではデータが単一のリージョン内に分散され、マルチリージョン設定ではデータが地理的に複数のリージョンにわたって分散されます。詳しくは、インスタンスに関する記事をご覧ください。
データ型
Looker Studio は、データベースのネイティブ データ型を、統合されたデータ型一式にマッピングします。Looker Studio がサポートされていない表やクエリで列を検出すると、その列についてはフィールドが作成されません。
Cloud Spanner コネクタの制限事項
- Cloud Spanner のレスポンス サイズは最大 10 MB です。その他の制限については、Cloud Spanner の制限に関するページをご覧ください。
- 列見出し(フィールド名)には ASCII 文字のみを使用する必要があります。ASCII 以外の文字はサポートされていません。