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計算フィールドの追加、編集、トラブルシューティング

レポートとデータソースで計算フィールドを作成および変更する方法を解説します。
この記事の内容:

データソースに計算フィールドを作成する

計算フィールドを作成、編集するには、データソースの編集権限が必要です。

データソース内の計算フィールドは、そのデータソースを使用するすべてのレポートで利用可能です。計算フィールドを作成する手順は次のとおりです。

  1. データソースを編集します
  2. [[新規作成] ボタン フィールドを追加] をクリックします。
  3. [計算フィールドを追加] を選択します。
  4. このフィールドの名前を入力します。
    1. これは、レポートに表示されるデフォルトの名前です。個々のグラフでこの名前を変更するには、ディメンションと指標の選択ツールで名前を編集します。
    2. フィールド名は一意でなければなりません。
    3. 予約済みキーワードはフィールド名として使用できません。
  5. [数式] に値を入力します。
    1. ディメンション、指標、関数を選択するには、その名前を入力します。 
      1. 類似した名前のフィールドが複数ある場合や、関数名の一部と重複するフィールドがある場合(例: DateDate2)は、名前の一部を入力してからリストをスクロールして、目的のフィールドを選択してください。
      2. [使用可能なフィールド] リストでフィールドをクリックして、数式エディタに追加することもできます。
    2. 右下にある [保存](または既存のフィールドを編集している場合は [更新])をクリックします。
    3. 必要に応じて [タイプ]、[集計方法]、[次の表示に変更:] を調整します。
以下の手順を行うことで、レポートのデータソースに計算フィールドを作成することもできます。
  1. レポートを作成または編集します。
  2. [新規作成] ボタン[フィールドを追加] をクリックします。
  3. [計算フィールドを追加] を選択します。
  4. このフィールドの名前の値を入力します。
    1. これは、レポートに表示されるデフォルトの名前です。個々のグラフでこの名前を変更するには、ディメンションと指標の選択ツールで名前を編集します。
    2. フィールド名は一意でなければなりません。
    3. 予約済みキーワードはフィールド名として使用できません。
  5. [数式] に値を入力します。
    1. ディメンション、指標、関数を選択するには、その名前を入力します。
      1. 類似した名前のフィールドが複数ある場合や、関数名の一部と重複するフィールドがある場合(例: DateDate2)は、名前の一部を入力してからリストをスクロールして、目的のフィールドを選択してください。
      2. [使用可能なフィールド] リストでフィールドをクリックして、数式エディタに追加することもできます。
    2. 右下にある [保存](または既存のフィールドを編集している場合は [更新])をクリックします。
    3. 必要に応じて [タイプ]、[集計方法]、[次の表示に変更:] を調整します。

データソース内の計算フィールドを編集する

計算フィールドは、データソースでは fx という記号付きで表示されます。数式を編集するには、フィールド名の横にある fx をクリックします。数式エディタが表示されるので、必要に応じてフィールドを調整します。

[接続を編集] メニューのフィールド一覧で、横にある fx アイコンをクリックすると、[My Calculated Field](計算済みフィールド)という名前の計算フィールドの数式エディタが開きます。

グラフ固有の計算フィールドを作成する

グラフ固有の計算フィールドとは、作成先のグラフの中だけに存在する計算フィールドです。

グラフ固有の計算フィールドを作成する手順は次のとおりです。

  1. レポートを作成または編集します。
  2. 新しいグラフを追加するか、既存のグラフを選択します。
  3. [プロパティ] パネルの [設定] タブで、作成する計算フィールドの種類に応じて [+ ディメンションを追加] または [+ 指標を追加] をクリックします。
  4. [+ フィールドを追加] をクリックします。
  5. フィールド名を入力します。
  6. 数式を入力します。
    使用できる演算子や関数は、データソースの計算フィールドと同様です。ただし、他のグラフ固有の計算フィールドを参照することはできません。
     
    グラフ固有の計算フィールドは、統合データと組み合わせて使用することができます。
  7. [適用] をクリックします。
  8. 必要に応じて [タイプ]、[集計方法]、[表示フォーマット]、[次の表示に変更:] を調整します。
カスタム値の書式はグラフ固有のものであり、データソースの計算フィールドを作成または編集する際に適用することはできません。

グラフ固有の計算フィールドを編集する

グラフ固有の計算フィールドは、グラフの [プロパティ] パネルの [設定] タブに表示されます。

フィールド名の横にあるフィールド タイプにカーソルを合わせると、fx 記号が表示されます。数式を編集するには fx をクリックします。数式エディタが表示されるので、必要に応じてフィールドを調整します。

グラフ固有の計算フィールドを再利用する

グラフ固有の計算フィールドとは、作成先のグラフの中だけに存在する計算フィールドです。グラフ固有の計算フィールドを直接的に再利用したり、他の計算フィールドから参照したりすることはできません。

ただし、グラフ固有の計算フィールドを含むグラフ自体をコピーすることは可能です。コピーしたグラフには、元のグラフに含まれていた計算フィールドもすべて残っています。あとは必要に応じて変更を加えて使用するだけです。

計算フィールドのトラブルシューティング

計算フィールドの数式にエラーがある場合は警告メッセージが表示され、フィールドを保存できなくなります。数式が不承認となる理由としては、次のものが考えられます。

エラー メッセージまたは理由 対処方法
フィールド名が無効です。

有効なフィールド名は数式エディタでは自動的に緑か青で表示されます。

フィールド名に誤字脱字や特殊文字がないか確認してください。
関数名が無効です。

有効な関数は数式エディタでは自動的に緑色の大文字で表示されます。

関数名の誤字脱字を確認してください。
引用符が抜けている。

リテラル文字列は一重か二重の引用符で囲む必要があります。

すべてのリテラル文字列が引用符で適切に囲まれていることを確認してください。
括弧が一致していない。

関数をネストすると、閉じ括弧が抜ける場合があります。

開き括弧と閉じ括弧の数が同じで、適切に配置されていることを確認してください。
引数のタイプが一致していない。

関数の引数は決まったタイプで指定する必要があります。タイプが一致していないとエラーになります。たとえば、テキストタイプのディメンションで日付関数を使用すると、引数のタイプが一致せず、エラーになります。

正しい入力値を選んでください。入力値のタイプは CAST() を使って変更できる場合があります。
再集計の指標はサポートされていません。

集計関数はすでに集計されているデータには適用できません。Google アナリティクスと Google 広告のほとんどの指標はこれに該当します。たとえば、Sessions はデータセットですでに合計として集計されているので、SUM(Sessions) という数式はエラーになります。

この制約は基になるデータセットに起因するものです。データセットでのデータの処理方法を変えれば、問題を解決できる可能性があります。
式には指標またはディメンションを指定できますが、両方は指定できません。

関数の引数でディメンションと指標は共存できません。

データに対して、適切な関数を使用していることを確認してください。たとえば、テキスト フィールドにテキストを追加する場合は、「+」ではなく CONCAT() を使用します。
この式に指標の式と集計値は一緒に使用できません。

グラフ固有の計算ディメンションを作成しようとしていますが、現在の数式では指標に相当する内容です。

指標としてフィールドを作成してみてください。

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