日本、中国、韓国のみを含める
たとえば、グラフに含める情報を日本、中国、韓国のデータに限定するには、グラフを選択して次のフィルタを追加します。
- 一致条件 / 除外条件: 一致条件
- ディメンション: 国
- マッチタイプ: 次に含まれる
- 値:
Japan, China, South Korea
3 つの OR 句でフィルタを作成することもできますが、「次に含まれる」のリストを使用する方が簡単です。
「(not set)」を除外する
グラフから「(not set)」値を除外するには、除外条件フィルタを使用します。たとえば次のようにします。
- 一致条件 / 除外条件: 除外条件
- ディメンション: キャンペーン
- マッチタイプ: 等しい
- 値:
(not set)
文字「c」で終わるデータを取得する
演算子として [次と一致する正規表現] や [次を含む正規表現] を使用すると、複雑な一致条件を指定できます。たとえば、末尾に特定の値を含むデータを抽出するには、行末記号「$」を使用します。
- 一致条件 / 除外条件: 一致条件
- ディメンション: メディア
- マッチタイプ: 次と一致する正規表現
- 値: .
*c$
Google アナリティクスのディメンション「メディア」に適用すれば、「organic」や「cpc」といった値が抽出されます。
正規表現「.*c$
」の意味:
「
.*
」は「すべての文字に一致」を意味します(0 文字の場合を含む)「c」は英字の「c」を意味します
「
$
」は、「行末」を意味します(文字列の先頭と一致させる場合は、「^」を使用します)
別の例を次に示します。
「^c.*k.*$
」に一致するテキストは文字「c」で始まり、任意の文字が続いて文字「k」が出現した後、文字列の末尾まで任意の文字が続きます。これには「cook」「cookie」「cake」などが該当します。
最初の文字がアルファベットでないデータを除外する
正規表現の文字クラスを使用すると、簡単に文字の種類を指定できます。たとえば次のようにします。
- 一致条件 / 除外条件: 除外条件
- マッチタイプ: 次と一致する正規表現
- 値:
^[[:^alpha:]].*
この条件では、アルファベット以外の文字(日本語の漢字、韓国語のハングルなど)で始まるデータを抽出して除外することができます。
正規表現「^[[:^alpha:]].*
」の意味
「
^
」は文字列の先頭を意味します「
[[:alpha:]]
」はアルファベットの [A-Za-z] 文字クラスです。「[[:^alpha:]]」はこのクラスの否定を意味します(「アルファベットでない」)「
.*
」は、「任意の文字と一致」を意味します