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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

PostgreSQL に接続する

PostgreSQL はオープンソースのリレーショナル データベース管理システムで、世界的なボランティア チームによって開発されました。

PostgreSQL コネクタを使うと、Looker Studio 内で PostgreSQL に基づくデータベースのデータにからアクセスできます。

この記事の内容:

PostgreSQL への接続方法

このコネクタは PostgreSQL JDBC ドライバを使用して、Looker Studio のデータソースを単一の PostgreSQL データベース テーブルに接続します。

サポートされるバージョン

Looker Studio の動作検証は、次の PostgreSQL バージョンで実施されています。

  • 9.6
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14

サポートされるバージョンの使用で問題が発生した場合は、Looker Studio のヘルプ コミュニティでお知らせください。機能に関するリクエストの追加や投票はこちらから行うことができます。

接続方法

  1. Looker Studio にログインします。
  2. Looker Studio のホームページで、左上にある 作成アイコン。 [作成] をクリックして、[データソース] を選択します。
  3. PostgreSQL コネクタを選択します。
  4. 下述する接続オプションのいずれかを使って、データベースへのアクセス権を設定します。
  5. [認証] をクリックします。
    • そのデータベース内のテーブルのリストが表示されます。
  6. テーブルを 1 つ選択します。
  7. [接続] をクリックします。

これで、指定したテーブルのすべての列をレポートの中でフィールドとして使えるようになります。

接続オプション

基本

ホスト名や IP アドレスを使って接続するには、次の情報を入力してください。

  • ホスト名または IP アドレス
  • ポート(省略可)
  • データベース
  • ユーザー名
  • パスワード

JDBC URL

JDBC URL 経由で接続するには、次の接続情報を入力してください。

  • JDBC URL

    jdbc:postgresql://<ホスト名または IP アドレス>[:<ポート>]/<データベース>
    • ユーザー名
    • パスワード
JDBC ホスト名オプションを使用すると、一般公開されている Whois などの DNS ルックアップ ツールで、そのホスト名がアクセス可能かどうかを確認できます。

SSL を有効にする(省略可)

Looker Studio では、TLS(Transport Layer Security)プロトコルを使用して、サーバーへの接続を保護(暗号化)できます。TLS は SSL(セキュア ソケット レイヤ)とも呼ばれます。保護された接続を使用するには、[SSL を有効にする] をオンにして、SSL 設定ファイルを指定します。

クライアント認証を有効にする(省略可)

このチェックボックスをオンにすると、データベースにアクセスする際に、必要に応じてクライアントの秘密鍵とクライアント証明書をアップロードできます。

: Looker Studio では、PKCS-8 クライアント キー形式を使用する必要があります。

詳しくは、PostgreSQL の安全な接続をご確認ください。

カスタムクエリ

1 つの表に接続する代わりに、SQL クエリを指定するには [カスタムクエリ] オプションを選択します。Looker Studio では、データベースに対するクエリが生成されるたびに、このカスタム SQL が内部 SELECT ステートメントとして使用されます。

カスタム SQL クエリには、1 つのステートメントのみを含めることがます。

たとえば以下は、複数の SQL ステートメントが含まれるため機能しません

DECLARE cost_per_tb_in_dollar FLOAT64 DEFAULT 4.2;

SELECT total_bytes_billed / (1024 * 1024))* cost_per_tb_in_dollar)/(1024*1024))) FROM billing-table;

これは、BigQuery で検索する場合も同様です。クエリ結果セットが生成されるのは、ステートメントが 1 つの場合のみです。

: Looker Studio のクエリは 3~5 分後にタイムアウトすることがあります。カスタムクエリがタイムアウトした場合は、次の方法で問題を解決してみてください。
  • 実行速度を上げるために、クエリを簡素化します。
  • データベースでクエリを実行し、結果を別のテーブルに保存してからデータソース内のそのテーブルに接続します。

備考

サポートされるデータタイプ

PostgreSQL コネクタでは現在、次のデータタイプがサポートされています。

  • 数値
  • 文字
  • ブール値
  • 日時(時間隔を除く)

サポートされていないタイプの列については、フィールドが作成されません。

詳しくは、PostgreSQL のデータタイプをご確認ください。

ファイアウォールとデータベースへのアクセス

Looker Studio がファイアウォールの内側にあるデータベースに接続してクエリを実行できるようにするには、特定の IP アドレスへのアクセスを可能にする必要があります。また、これらのアドレスからのトラフィックを受け入れるようにデータベースを設定する必要があります。詳しい手順については、該当するデータベースの各ドキュメントをご覧ください。

注意: Looker Studio からデータベースへの接続に現在使用されている IP アドレスは、2023 年初頭に変更されます。変更後もレポートが適切に機能するよう、以下のリストの IP アドレスを開いてください。

IP アドレスのリストを表示する

142.251.74.0/23 
2001:4860:4807::/48(省略可、IPv6 をサポートするプラットフォームの場合)
74.125.0.0/16
Cloud SQL PostgreSQL インスタンスに関する注意事項: PostgreSQL コネクタは、Cloud SQL PostgreSQL インスタンスへの接続時に Cloud SQL Proxy を使用しません。Cloud SQL PostgreSQL インスタンスに接続する場合は、リストに記載されている IP を承認済みネットワーク リストに追加する必要があります。詳しくは、Cloud SQL ドキュメントをご覧ください。

PostgreSQL コネクタに関する制限事項

  • public スキーマ外のテーブルの選択はサポートされていません。ただし、[カスタムクエリ] オプションを選択して、任意のスキーマのテーブルを含むクエリを作成することは可能です。  
  • このコネクタを使用すると、1 クエリあたり最大 15 万行のクエリを実行できます。この上限値を超えたデータは切り捨てられます。
  • 列見出し(フィールド名)には ASCII 文字のみを使用する必要があります。ASCII 以外の文字はサポートされていません。

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