使用例
CAST(Number_field AS TEXT)
CAST(Text_field AS NUMBER)
CAST(Date_field as DATETIME)
構文
パラメータ
field_expression
- 1 つのフィールドまたは式。
type
- データ型リテラル。
CAST
のデータ型リテラル
次のデータ型の間でキャストできます。
キャスト元 | キャスト先 |
---|---|
テキスト |
|
数値 |
|
日付 |
|
日付と時刻 |
|
例
目標: N 秒よりも長いウェブサイト セッション数をカウントします。
Google アナリティクスのデータソースにおいて、セッション継続時間はテキスト型のディメンションです。N 秒よりも長いセッションをカウントしたい場合、最初のステップは、CAST
を使ってこのディメンションの値を数値に変換することです。次に、CASE
文を使って、ある値(この例では 60 秒)よりも長いセッションを特定します。カウントを行うため、CASE
と SUM
を組み合わせます。
ステップ 1: 新しい計算フィールド、セッション継続時間(数値)を次の数式で作成します。
CAST(Session Duration AS NUMBER)
ステップ 2: 新しい計算フィールド、長いセッションを作成します。
SUM(CASE WHEN Session Duration > 60 THEN 1 ELSE 0 END)
注
集計されたフィールドを CAST
することはできません。
[DATE|DATETIME]
からTEXT
にキャストすると、下記の正規文字列形式が返されます。別の形式を返すには、FORMAT_DATETIME
関数を使用してください。TEXT
から[DATE|DATETIME]
にキャストできるのは、正規文字列形式のみです。別の形式を解析するには、PARSE_*
関数を使用してください。
タイプ | STRING 正規形式 |
---|---|
DATE | YYYY-[M]M-[D]D |
DATETIME | YYYY-[M]M-[D]D [[H]H:[M]M:[S]S[.DDDDDD]] |
テキストへの強制変換
式がテキスト文字列を必要とする場合、Looker Studio では文字列ではない値が文字列データ型に強制変換(暗黙的に変換)されます。
タイプ | STRING 正規形式 |
---|---|
DATE | YYYY-MM-DD |
DATETIME | YYYY-MM-DD HH:MM:SS[.DDD[DDD]] |
たとえば、DATETIME 型の created_datetime
フィールドがあり、以下のような数式を使用するとします。
CONCAT("Created on ", created_datetime)
この数式により、次の結果が返されます。
Created on 2019-11-22 16:30:00.739182
この数式に明示的な CAST(created_datetime AS TEXT)
は必要ありません。