ディメンション コントロールを使用すると、レポートを編集しなくても、レポートの閲覧者は 1 つ以上のグラフのディメンションを変更できます。また、グラフやレポートを分けて作成しなくても、関連するデータをさまざまな粒度で表示できます。
この記事の内容:レポートにディメンション コントロールを追加する
レポートにディメンション コントロールを追加する手順は次のとおりです。
- レポートを編集します。
- ツールバーで [コントロールを追加] を選択します。
- [ディメンション コントロール] を選択して、コントロールをレポートに配置します。
- 右側のプロパティ パネルを使用してグラフを設定します。
- このディメンション コントローラで使用するデータソースを選択します。
- 閲覧者が切り替えることができるディメンションを 1 つ以上追加します。
ディメンション コントロールの仕組み
閲覧者がディメンション コントロールでディメンションを選択すると、そのディメンション コントロールのスコープ内のすべてのグラフで、選択したディメンションが使用されます。その後、影響を受けるすべてのグラフのデータが再読み込みされます。
ディメンションがないグラフは更新されません。グラフに複数のディメンションがある場合、ディメンション コントロールは最初のディメンションにのみ影響します。
1 つのレポートに複数のディメンション コントロールを追加できます。閲覧者がディメンション コントロールでディメンションを選択し、それが同じスコープの別のディメンション コントロールと一致しない場合、もう一方のディメンション コントロールの値は消去されます。
ディメンション コントロールのスコープ
デフォルトでは、ディメンション コントロールは、レポートの現在のページにあり、コントロールのデータソースを使用するすべてのグラフに適用されます。
ディメンション コントロールのスコープを制限するには、ディメンション コントロールを 1 つ以上のグラフでグループ化します。
グループ化されていないデータ コントロールでは、データ コントロールによってグループ化されているグラフがすべて無視されます。
ディメンション コントロールのスコープをレポート全体に拡大するには、コントロールをレポートレベルのコンポーネントにします。
ユースケース
地域の粒度を変更する
組織が地域ごとに購入をトラッキングしているとします。ディメンション コントロールを使用すると、国、都道府県、都市のディメンションを切り替えて、異なる粒度で表示できます。
商品の粒度を変更する
購入データを含むデータセットがあり、各商品に商品タイプ、商品ブランド、商品名があるとします。ディメンション コントロールを使用すると、レポート上の複数のグラフを同時に更新して、3 つの商品粒度を切り替えることができます。