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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

グラフに区間を追加する

信頼区間を定義して、データの不確実性の度合いを示します。

Looker Studio では、期間グラフ内の系列の周囲に区間をプロットできます。区間は、指定した区間のタイプに応じて、色付きの帯(面の区間)、ボックス、線などの形状で表されます。適切な区間のタイプを指定することで、データの精度の信頼度や、データの有効な値の範囲を効果的に示すことができます。

区間を使用すると、信頼区間、標準偏差、標準誤差、範囲のプリセット計算を使って、統計指標を示すことができます。また、カスタムで区間の上限と下限を指定したり、区間の中央の指標と幅の指標を指定したりすることも可能です。

たとえば、経時的な平均値の信頼区間を示す区間を定義できます。以下の例は、プロットされている値よりも最大で 25% 高いもしくは 4% 低いと見込まれるレコード数の不確実性を示しています。

サンプルの期間グラフでは、5 月の [レコード数] の指標が表示されており、間隔は、[レコード数] に表示された値より 25% 高く、4% 低く設定されています。

この例では、使用される区間のタイプは [面の区間] で、使用される区間モードは [上限と下限] です。この場合、区間の最上位の指標はプロットされた値より 25% 高い値、区間の最下位の指標はプロットされた値より 4% 低い値に設定されます。

区間を追加する

期間グラフに区間を追加できます。

  1. レポートを編集します
  2. 期間グラフを作成するか、既存の期間グラフを選択します。
  3. プロパティ パネルで [スタイル] タブを選択します。
  4. [区間を追加] を選択します。
  5. この記事の「区間のオプション」のセクションに記載されているオプションを使って、区間を設定します。

グラフにつき最大 4 つの区間を追加できます。

区間のオプション

期間グラフに区間を追加する際は、以下のオプションを指定できます。

タイプ

[タイプ] プルダウン メニューを選択して、グラフに区間をどのように表示するか指定します。

面の区間 区間は、グラフの系列の周囲に色付きの面として表示されます。
棒の区間 区間は、データポイントから垂直方向に延びる棒として表示されます。
ボックスの区間 区間はボックス(または箱ひげ図)として表示されます。ボックスは、下限と上限の間の範囲を示します。
高低線の区間 区間は、データポイントから延びる高低線として表示されます。高低線の長さは、データの範囲または変動性を表します。
点の区間 区間は、期間グラフで点として表されます。点は、各系列の上限と下限に配置されます。
線の区間 区間の上限と下限が別々の線でプロットされます。

区間ラベル

ユーザーが期間グラフのデータポイントにカーソルを合わせた際にツールチップに表示されるカスタムラベルです。

このオプションを空白のままにすると、デフォルトのラベルである「区間 #n」が表示されます。異なる区間を判別できるよう、「#n」には 1~4 の数字が挿入されます。

モード

[モード] セクションでは、プロットする区間のタイプと、区間の値の計算方法を選択できます(統計モードと混同しないようご注意ください)。[モード] の [上限と下限] や [中央と幅] のオプションを使って、カスタムで区間の指標を指定します。もしくは、信頼区間、標準誤差、標準偏差、または範囲のプリセット計算を使用することもできます。

上限と下限 [区間の最上位の指標] と [区間の最下位の指標] にそれぞれ 1 つの指標を指定します。最上位の指標は区間の上限を表し、最下位の指標は下限を表します。
中央と幅 [区間の中央の指標] と [区間の幅の指標] にそれぞれ 1 つの指標を指定します。上限は区間の中央の指標値と幅の指標値を加算して計算され、下限は区間の中央の指標値から幅の指標値を引いて計算されます。
範囲 [区間の中央の指標] フィールドに指標を指定します。中央の指標の最小値と最大値を使って区間がプロットされます。
信頼区間 [区間の中央の指標] フィールドに指標を指定します。次に、[信頼度を選択] プルダウン メニューから信頼度を選択します。

計算が実行され、選択した信頼度の値に基づいてプロットする値が決定された後、中央の指標の線を中心とする区間がプロットされます。

標準誤差 [区間の中央の指標] フィールドに指標を指定します。標準誤差が計算され、中央の指標の線を中心とする区間がプロットされます。
標準偏差 [区間の中央の指標] フィールドに指標を指定します。標準偏差が計算され、中央の指標の線を中心とする区間がプロットされます。

信頼度を選択する

[モード] セクションの [信頼区間] オプションを選択すると、信頼度を 90%、95%、98%、99% から選択できます。

区間の色を選択するには、[] プルダウン メニューを選択し、目的の色を選択します。

区間の指標

[指標を追加] プルダウン メニューを開くと、区間のプロットに使用できる指標が表示されます。

区間をプロットする際には、[指標を追加] プルダウンから既存の指標を選択できるほか、フィールドのリストの一番下に表示される [フィールドを作成] オプションを選択して新しい計算フィールドを作成することもできます。

区間の最上位の指標

[上限と下限] モードを選択した際に使用できます。区間の範囲の最上位の値を設定します。

区間の最下位の指標

[上限と下限] モードを選択した際に使用できます。区間の範囲の最下位の値を設定します。

区間の中央の指標

[中央と幅]、[範囲]、[信頼区間]、[標準誤差] または [標準偏差] モードを選択した際に使用できます。区間の範囲の中央の値を設定します。

区間の幅の指標

[中央と幅] モードを選択した際に使用できます。区間の幅の値を設定します。

区間を表示する

区間は、デフォルトのラベルまたは指定したカスタムラベルとともに表示されます。系列にカーソルを合わせると、データポイントとその区間の詳細を示すツールチップが表示されます。

たとえば、5 月のレコード数を示す以下の期間グラフでは、プロットされている値と比べて、区間の最上位の指標が 25% 高い指標、区間の最下位の指標が 4% 低い指標として定義されています。各データポイントにカーソルを合わせると、その日付のレコード数の値と、その区間の範囲の最上位または最下位の値を示すツールチップが表示されます。

2017 年 5 月 4 日のツールチップには、[レコード数] の値が「16,306」で、区間の範囲が「15,653.76, 20,382.5」になっています。

区間を削除する

以下の手順で、グラフから区間を削除できます。

  1. レポートを編集します
  2. グラフを選択します。
  3. 右側のプロパティ パネルで [スタイル] タブを選択します。
  4. 削除する区間を見つけ、[区間を削除] 削除アイコン。 をクリックします。

区間を含むグラフを編集する

グラフの種類を変更すると、新しいグラフの種類に対応していない区間は削除されます。

グラフから指標を削除すると、その指標に関連付けられた区間も削除されます。

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