元となるデータセットに接続し、レポートを作成してビジュアリゼーションを追加したら、以下の方法でデータを探索し、深く掘り下げることができます。
フィルタ
フィルタを使用すると、特定の値または値のセットでレポートのデータを絞り込むことができます。Looker Studio のレポートでは、以下の種類のフィルタを適用できます。
フィルタ プロパティ
フィルタ プロパティは静的かつ永続的なフィルタであり、レポートの編集者のみが作成および変更できます。フィルタ プロパティは、1 つのコンポーネント、コンポーネントのグループ、1 つのページ、またはレポート全体に適用できます。フィルタ プロパティを使用すると、ストーリーを伝えるうえで重要なデータを強調し、レポートの内容を閲覧者にとってより有益なものに整えることができます。フィルタ プロパティを使用して、null 値などの不要なデータを除外することもできます。
詳しくは、永続的なフィルタ プロパティを作成する方法をご覧ください。
コントロール
レポートの閲覧者と編集者は、コントロールを使用して動的かつ柔軟にデータを絞り込むことができます。レポートの編集中にコントロールを使用して適用するフィルタは、表示モードに切り替えても維持されます。ただし、レポートを更新すると、コントロールはデフォルト値にリセットされます。コントロールが適用されるのは、現在表示されているデータに対してのみであり、他のユーザーのデータ表示に影響することはありません。コントロールを使用してカスタマイズしたレポートを共有（リンクまたはスケジュール設定した配信で共有）する際には、コントロールのフィルタを維持できます。
詳しくは、コントロールについてをご覧ください。
クイック フィルタ
クイック フィルタを使用すると、編集者は他のユーザーのレポート構成を変更することなく、レポートにフィルタを適用できます。クイック フィルタは編集モードでのみ機能し、表示モードでは維持されません。クイック フィルタは追加した本人だけに表示されます。レポートの他の閲覧者や編集者には表示されません。
詳しくは、クイック フィルタを追加するをご覧ください。
グラフ インタラクション
表示モードおよび編集モードでグラフを直接操作して、グラフに表示するデータを絞り込むことができます。
クロス フィルタリング
クロス フィルタリングを使用すると、グラフをインタラクティブなフィルタとして使うことができます。クロス フィルタリングが有効になっているグラフでは、グラフに対する操作が、そのレポート内の他のグラフに対するフィルタとして機能します。
詳しくは、グラフのクロス フィルタリングをご覧ください。
ズームとパン
閲覧者は、ズームとパンを使用してグラフの一部を拡大することができます。また、グラフにズームインした後で、そのグラフをパンすると、データの全体像を確認することができます。データの一部をハイライト表示したり、より詳細な情報を確認したりするなど、データ密度の高いビジュアリゼーションの特定の領域に焦点を当てたい場合に便利な機能です。
詳しくは、ズームとパンをご覧ください。
並べ替え
並べ替えを使用すると、閲覧者や編集者はグラフの構成には編集を加えずに、グラフ内のデータの順序を変更できます。
編集者は、次の 2 つの方法でレポート内のグラフのデータを並べ替えることができます。
- 表示モードまたは編集モードでグラフを右クリックし、並べ替えオプションを選択して、グラフのデータをインタラクティブに並べ替えます。
- グラフの [設定] プロパティで、デフォルトの並べ替え順を指定します。
表グラフの列を固定する
列の固定機能では、閲覧者や編集者が表グラフの左側に 1 つ以上の列を固定できます。この機能は、多くの列がある表グラフを水平方向にスクロールする場合に便利です。
列を固定するには、表グラフにカーソルを合わせて 3 つのドットの [その他] メニューをクリックし、[列を固定] オプションを選択します。
データの他の探索方法
オプションの指標
オプションの指標を使用すると、閲覧者や編集者はグラフの構成には編集を加えずに、グラフや表に表示する指標を選択できます。
詳しくは、オプションの指標をご覧ください。
ドリルダウン
閲覧者や編集者はドリルダウンしてデータ階層を探索し、グラフ内のより深い階層の詳細なデータを確認することができます。
詳しくは、グラフのドリルダウンに関する記事をご覧ください。
インサイトを共有する
Looker Studio では、データから得られた分析情報をさまざまな方法で他のユーザーと共有できます。詳しくは、レポートを共有する方法をご覧ください。