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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

個人レポートのリンクを取得する

非公開のレポートのコピーをユーザーが閲覧できるようにします。

Looker Studio Pro の機能

ここで説明する機能は、Looker Studio Pro のユーザーにご利用いただけます。

Looker Studio Pro を入手する

 

元のレポートの変更はできないようにしながら、編集可能なレポートを他のユーザーと共有するには、そのユーザーに個人レポートのリンクを送信します。個人レポートのリンクでは、リンクを開くユーザーのみがアクセスできるレポートのコピーが作成されます。元のレポートまたは非公開レポートを変更しても、他のレポートには影響しません。

たとえば、前四半期の売上高に関するレポートを作成し、CFO と共有して、データの分析と次四半期の予測に役立ててもらいたいとします。しかし、別のユーザーもそのデータを利用しているため、元のレポートを変更すると、混乱を招く可能性があります。このような場合、レポートとデータソースのコピーを CFO 用に手動で作成する代わりに、個人レポートのリンクを渡すことができます。CFO がリンクを開くと、レポートのコピーが新たに作成され、確認と変更を行うことが可能になります。CFO が加えた変更は元のレポートに反映されないため、他のユーザーは前四半期の数字を引き続き活用できます。

この記事の内容:

レポートへの個人用リンクを取得する手順は、以下のとおりです。

  1. レポートを表示または編集します。
  2. レポートのコピーに表示するフィルタ、期間、その他の絞り込みを設定します。
  3. 右上の [共有] の下矢印をクリックしてから、[個人レポートのリンクを取得 ] をタップします。
  4. [コピー ] をクリックします。

これで、リンクをメールやチャットで送信したり、ドキュメントやウェブサイトに追加したりして、他のユーザーと共有できるようになりました。

重要: ユーザーに個人レポートのリンクを送信する前に、必ず元のレポートを共有し、そのユーザーにレポートの閲覧者以上の権限を付与してください。
重要: 元のレポートが再利用可能なデータソースからデータを取得している場合は、個人レポートのリンクの受信者にそのデータソースの閲覧者以上の権限も付与する必要があります。

ユーザーが個人レポートのリンクをクリックすると、Looker Studio Linking API が、現在のレポートに基づいて新しいレポートを作成します。リンクをクリックしたユーザーが新しいレポートのオーナーになります。新しいレポートは、元のレポートには接続されていません。個人レポートを変更しても、元のレポートには影響せず、元のレポートを変更しても、既存の個人レポートには影響しません。

元のレポートのビューを設定する

ヒント: リンクの受信者に適切なデータビューが表示されるよう元のレポートが設定されていることを確認してください。

個人レポートの表示は、元のレポートの現在の表示に基づいて設定されます。

レポートの現在のビューには、レポートに表示されるデータを制限する、または絞り込むために加えた以下のような変更が含まれます。

  • フィルタの適用
  • 期間の変更
  • データ管理の使用

レポートの現在のビューには、次のようなグラフ インタラクションも含まれます。

  • テーブルのページ設定の指定
  • クロス フィルタリングの適用
  • オプションの指標の選択
  • ドリルダウン

レポート アクセス

新たに作成されたレポートにアクセスできるのは、個人レポートのリンクを開いたユーザーのみです。個人レポートでは、元のレポートの共有設定は保持されません。個人レポートのリンクを開いたユーザーが新しいレポートのオーナーとなり、完全なアクセス権を持ちます。新しいオーナーは、そのレポートの表示、編集、共有、削除を行うことができます。別のユーザーが同じ個人レポートのリンクを開いた場合は、また新たにレポートが作成され、そのユーザーだけが新たなレポートへのアクセス権を持ちます。

データソース

個人レポートのデータソースは、以下のルールに沿って追加されます。

  • 元のレポートに埋め込みデータソースが含まれている場合、個人レポートではそのデータソースのコピーが作成されます。
  • 元のレポートで再利用可能なデータソースが参照されている場合は、個人レポートでも同じデータソースが参照されます。
  • 元のレポートに埋め込みデータソースに基づく統合が含まれている場合、個人レポートでは、その埋め込みデータソースのコピーに基づいて新しい統合が作成されます。
  • 元のレポートに、再利用可能なデータソースに基づく統合が含まれている場合、個人レポートには、同じデータソースに基づく新しい統合が含まれます。

データソースの詳細

データの認証情報

個人レポートのデータへのアクセス権は、元のレポートのデータソースでデータの認証情報がどのように設定されているかによって異なります。

  • 再利用可能なデータソースの認証情報は変更されません。
  • 埋め込みデータソースの場合、認証情報は閲覧者またはオーナーのままとなります。ただし、埋め込みデータソースでオーナーの認証情報を使用している場合、新しいデータソースでは個人レポートのオーナーの認証情報が使用されます。

データの認証情報についての詳細

個人レポートを使用する

: 個人レポートを開くことができるのは、Looker Studio Pro ユーザーに限られます。

個人レポートのリンクは編集モードで開きます。レポートの変更やデータの確認は自由に行うことができますが、レポートを表示または共有するには、レポートを保存する必要があります。

レポートを保存する手順は以下のとおりです。

  1. レポートの右上にある [保存して共有] をクリックします。
  2. [データアクセスを確認してから保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
    ヒント: [データアクセスを確認してから保存] ダイアログ ボックスは、レポート内のデータの取得元と、それを表示できるユーザーを把握するのに役立ちます。レポートを保存する前に、接続の詳細と認証情報を再確認して、データ セキュリティ要件を満たしていることを確認してください。
  3. レポート内のデータソースに変更を加えるには、編集アイコン。 [編集] をクリックします。
  4. レポートを保存するには、[同意して保存する] をクリックします。

個人レポートの制限事項

  • 個人レポートを開くことができるのは、Looker Studio Pro ユーザーに限られます。
  • 個人レポートとは、表示モードで非表示になっているページを含む元のレポート全体のコピーです。特定のグラフやページが他のユーザーに表示されないようにするには、元のレポートから削除してから、個人レポートのリンクを取得してください。
  • 個人レポートのオーナーは、元のレポートに対する閲覧者以上の権限を持っている必要があります。
  • 再利用可能なデータソースが個人レポートに含まれている場合、個人レポートのオーナーは、そのデータソースに対する閲覧者以上の権限を持っている必要があります。
  • 元のレポートのデータソースで閲覧者のデータの認証情報が使用されている場合、その個人レポートのオーナーは、そのデータに対する独自の認証情報を持っている必要があります。

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