Looker Studio のレポートにプリセット フィルタを追加すると、ユーザーはボタンをクリックするだけでプリセットのフィルタ ロジックをグラフやレポートにすばやく適用できるようになります。
また、[フィルタをリセット ] ボタンを作成して、ユーザーがすべてのフィルタを簡単にリセットできるようにすることもできます。
この記事の内容:要件
レポートにプリセット フィルタ ボタンを追加するには、ブール値タイプの既存のディメンションを使用するか、ブール値を返す計算フィールドを作成します。
フィルタボタンには選択済みと選択解除の 2 つの状態しかないため、ブール値フィールドを使用する必要があります。
レポートにプリセット フィルタを追加する
- レポートを作成または編集します。
- [コントロールを追加] プルダウン メニューから [プリセット フィルタ] オプションを選択します。
- レポート上の目的の位置にボタンをドラッグ&ドロップして配置します。
- 次に、[ボタンのプロパティ] パネルの [設定] タブのオプションを使ってフィルタを構成します。プリセット フィルタの構成について詳しくは、このページの「プリセット フィルタを構成する」セクションをご覧ください。
- ボタンをクリックし、レポートのテキスト ボックスにテキストを追加して、フィルタボタンにラベルを追加します。
-
[ボタンのプロパティ] パネルの [スタイル] タブのオプションを使ってボタンの外観をカスタマイズします。ボタンのスタイルのオプションについて詳しくは、[ボタンを追加する] ページの「ボタンのスタイルのオプション」セクションをご覧ください。
プリセット フィルタを構成する
プリセット フィルタ ボタンをレポートに追加すると、[ボタンのプロパティ] パネルの [設定] タブで以下のフィルタ オプションを構成できます。
データソース
ボタンに指定されたデータソースを表示、編集、または置換します。
ボタンの操作の種類
プリセット フィルタを作成するには、[フィルタ] オプションを選択します。
コントロール フィールド
ブール値タイプのディメンションを選択するか、ブール値を返す計算フィールドを作成します。
コントロール フィールドを追加するには、以下の手順を行います。
- データのフィールド オプションにアクセスするには、[コントロール項目を追加] を選択します。
- フィールドを選択します。データからブール値フィールドを検索するか、[ADD FIELD] オプションを選択して計算フィールドを作成できます。
たとえば、CONTAINS_TEXT 関数を使って、さまざまな国の人口データを表示する表で「米国」のデータを返す式を含む以下の計算フィールドを作成できます。
CONTAINS_TEXT(国,"米国")
この関数を使用すると、フィルタボタンをクリックして、「米国」のデータのグラフをすばやくフィルタできます。
デフォルトの選択(true または false)
[デフォルトの選択(true または false) ] オプションを有効にすると、ユーザー入力なしでグラフやレポートにフィルタが自動的に適用されます。
フィルタを無効にするには、ユーザーがボタンをクリックする必要があります。
この設定は省略可能です。
ボタン フィルタ グループ
[ボタン フィルタ グループ] プルダウンを使用すると、グラフやレポートに一度に適用できるフィルタ オプションの数を管理できます。プルダウン メニューの数字は、フィルタのグループの割り当てに対応しています。あるグループで 1 つのフィルタボタンを有効にすると、同じグループに割り当てられている他のフィルタボタンは無効になります。
たとえば、さまざまな国の人口データを表示する表グラフがある場合、ユーザーが選択できる複数のフィルタ オプションを構成することもできます。
ユーザーがさまざまな国でフィルタできるように複数のフィルタボタン(「米国」、「日本」、「英国」などのボタン)を作成できます。[ボタンフィルタ グループ] プルダウンを使用すると、さまざまな国のフィルタボタンを同じグループに割り当てることが可能です。たとえば、「米国」、「日本」、「英国」などのフィルタボタンを [ボタン フィルタ グループ] プルダウン オプション 1 に割り当てると、グラフに一度に適用可能な国フィルタを 1 つのみにすることができます。
レポートのページごとに最大 5 個のボタン フィルタ グループを指定できます。
この設定は省略可能です。
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