ソフトウェア デベロッパーは、Looker Studio Linking API を使って事前構成済みのレポートを提供できます。レポートを使用するユーザーは、「ワンクリック」でシームレスにデータを確認しながら操作できます(例については、Google アナリティクスとの統合をご覧ください)。
Linking API で作成されたレポートを共有する際は、[データアクセスの確認] ダイアログ ボックスが表示され、レポートのデータに対するアクセス管理の設定を確認するよう求められます。
詳しくは Linking API をご覧ください。
背景
Looker Studio でデータに接続する際は、以下のコンポーネントが関係します。
- コネクタは、元になるデータに Looker Studio を接続します。データに接続すると、Looker Studio にデータソースが作成されます。
- データソースは、コネクタの特定のインスタンスを表します。たとえば、BigQuery の特定のテーブルやクエリ、Google アナリティクスのプロパティ、Google スプレッドシートへの接続などが含まれます。データソースを使用すると、その接続インスタンスの作成に使用されるコネクタによって提供されるフィールドとオプションを設定できます。また、レポートの閲覧者が基となるデータに直接アクセスできない場合でも、情報やインサイトを安全に共有することが可能です。
- 認証情報では、このデータソースで提供されるデータにアクセスできるユーザーを決定します。
Linking API を使って生成されたレポートを共有する前に、接続の詳細が正しいことと、認証情報がデータ セキュリティのニーズを満たしていることを確認する必要があります。[データアクセスの確認] ダイアログ ボックスは、レポート内のデータの取得元と、それを表示できるユーザーを把握するのに役立ちます。
レポートに追加された各データソースについて、以下を確認できます。
接続の詳細
このセクションでは、接続構成について説明します。こうした詳細は、データソースの作成に使用されたコネクタによって異なります。
確認事項
データセット、アカウントの詳細、カスタム SQL(該当する場合)が適切であることを確認します。
こちらのコネクタに関するドキュメントをご覧ください。
レポートで使用中
このセクションには、データソースを使用しているグラフの数が表示されます。どのグラフでもデータソースを使用していない場合は、ダイアログの [こちらでデータソースの管理を行ってください] リンクをクリックすることで、そのデータソースを安全に削除できます。
または、レポートを保存した後にデータソースを編集および削除するには、[リソース] > [追加済みのデータソースの管理] メニュー オプションを使用します。
認証情報
データソースの認証情報では、このデータソースで提供されるデータにアクセスできるユーザーを決定します。
- オーナーの認証情報: データソース オーナーの認証情報を使ってデータセットへのアクセスを承認します。このオプションを選択すると、基になるデータセットへのアクセス権をレポートの閲覧者に対して要求することなく、このデータソースを使用するレポートを共有できます。
オーナーの認証情報を使用するレポートまたはデータソースを共有する前に、共有先のユーザーが信用できることを確認してください。
- 閲覧者の認証情報: このオプションを選択した場合、データソースから提供されたデータを表示するには、データセットへのアクセス権が必要になります。
- サービス アカウント認証情報: 人間ではないユーザーを表す特別なタイプの Google アカウントを使用して、データアクセスを認証および許可できます。
確認事項
オーナーの認証情報を使用するデータソースを含むレポートを共有した場合は、どのユーザーでもデータを見ることができるようになります。共有しているレポートが信頼できるソース(Google や同じ組織内のデベロッパーなど)から取得されたもので、さらに、そのレポートの共有先が既知の信頼できる相手であれば、たいていの場合は、デフォルトの構成をそのまま使用できます。
ただし、レポートのデベロッパーや共有先が既知の信頼できる相手でない場合は、追加されたデータソースに閲覧者の認証情報を使用することをおすすめします。共有レポートを表示するユーザーは、データを表示するために自身の認証情報を提供できる必要があります。
対処
データソースの接続の詳細または認証情報を変更するには、 [編集] をクリックします。
学習内容:
レポートを共有する
現在のデータソースの構成を含むレポートを共有するには、ダイアログの一番下までスクロールし、[続行] をクリックします。