埋め込みレポート向けに Google マップの読み込み回数を増やすことができます。
注: この記事は、Google マップが含まれる、トラフィックの多い埋め込みレポートの作成者向けです。ここで説明するタスクを完了するには、Google Cloud Console に使い慣れている(または、使い慣れている担当者に依頼する)必要があります。
埋め込みを有効にすると、Looker Studio のレポートで、Google マップを 1 か月あたり 30,000 回まで無料で読み込むことができます。地図の読み込みは、レポートの埋め込みビューと埋め込み以外のビューのどちらで表示してもカウントされます。また、PDF をダウンロードしたり、メールを表示したりした場合もカウントされます。無料使用枠を超えたレポートでは、Google マップのエラーが表示されます。
Google Maps API キーをレポートに追加することで、地図の読み込み回数を増やすことができます。
重要: レポートに API キーを追加すると、地図の読み込みの無料使用枠(30,000 回)は適用されなくなります。地図の読み込みは 1 回ごとに、API キーの料金階層の対象としてカウントされます。
Google Maps API キーを作成する
Google Maps API キーを作成して管理するには、API キーの使用(Google Maps Platform のドキュメントが開きます)をご覧ください。この手順を完了するには、Google Cloud の課金プロジェクトを設定する必要があります。
- [API キーの使用] ページで、[認証情報ページに移動] をクリックします。
- プロンプトが表示されたら、課金プロジェクトを選択します。
- 左上の [+ 認証情報を作成] をクリックします。
- (省略可能ですがおすすめします)[キーを制限] をクリックします。
API キーの使用をレポートに制限する
レポートの URL を Cloud Console に追加して、API キーの使用を、使用する必要があるレポートに制限することをおすすめします。
- [アプリケーションの制限] で [HTTP リファラー(ウェブサイト)] を選択します。
- [ウェブサイトの制限] で [項目を追加] をクリックします。
- この API キーを使用する Looker Studio レポートの URL を入力します。
- URL を追加すると、複数のレポートでこのキーを使用できるようになります。
ワイルドカードを使用すると、複数ページのレポートを API キーで処理できます。レポートを埋め込む場合は、レポートの埋め込み URL も含める必要があります。
たとえば、複数のページを指定するには次のように処理します。
https://lookerstudio.google.com/reporting/<some-report-id>/*
埋め込みレポートを追加するには次のように処理します。
https://lookerstudio.google.com/embed/reporting/<some-report-id>/*
ヒント: URL に複数ログインの部分が含まれる場合は削除する必要があります。たとえば、URL が次のように表示されているとします。
https://lookerstudio.google.com/u/0/reporting/…
この場合、次のように
/u/0
の部分を削除します。https://lookerstudio.google.com/reporting/…
Google Maps API キーをレポートに追加する
- レポートを編集します。
- [ファイル] > [レポート設定] を選択します。
- [Google Maps API キー] に API キーを入力します。
料金
API キーを使用すると、請求先アカウントに対して課金が行われます。次の料金階層が適用されます。
- Dynamic Maps > 地図を読み込みに対する Maps JavaScript API
- Dynamic Street View > ストリートビューの使用に対する Maps JavaScript API