レポートの編集中に作成したデータソースは、レポート内に埋め込まれます。このレポートを共有またはコピーすると、レポートの他の編集者も埋め込まれたデータソースを編集できます。従来どおり、再利用可能なデータソースを別個に作成することもできます。
この記事の内容:埋め込みデータソースと再利用可能なデータソースの比較
データソースは、埋め込みデータソースか再利用可能なデータソースのいずれかになります。レポートには、埋め込みデータソースと再利用可能なデータソースの両方を使用できます。
レポートの編集中に作成したデータソースは、レポート内に埋め込まれます。埋め込みデータソースを編集するには、そのレポート内で編集する必要があります。埋め込みデータソースを使用すると、レポートとデータソースの共同編集がよりスムーズに行えるようになります。レポートを編集できるユーザーであれば、データソースの編集と接続の変更も可能です。レポートを共有またはコピーした場合、埋め込みデータソースも共有またはコピーされます。
ホームページから作成するデータソースは再利用できます。これらのデータソースはさまざまなレポートで再利用でき、再利用可能なデータソースを使用すれば、組織全体で一貫したデータモデルを作成して共有できます。データソースを編集できるのは再利用可能なデータソースを共有されたユーザーのみです。接続を変更できるのはデータソースの認証情報のオーナーのみです。
埋め込みデータソースのメリット
レポートを共有またはコピーすると、レポートに埋め込まれているデータソースもすべて共有またはコピーされるため、データソースを別個に共有する必要はありません。レポートにデータソースが埋め込まれることで、すべてのデータソースを 1 つのレポートとして扱うことができるため、管理するアセットの数を減らすことができます。
データソースが埋め込みか再利用可能かを判断する方法
データソースが、ホームページの [データソース] リストに表示されていれば再利用可能です。
レポートの編集画面で、メニューの [リソース] > [追加済みのデータソースの管理] をクリックします。最初の列でデータソースのタイプを確認できます。
埋め込みデータソースを編集する
レポートを編集できるユーザーは誰でも、そのレポートの埋め込みデータソースを編集できます。
埋め込みデータソースを含むレポートを共有する
レポートを共有する際の閲覧権限が、データソースのタイプによって変わることはありません。データソースが埋め込みか再利用可能かにかかわらず、レポートのデータを閲覧できるユーザーはデータの認証情報によって制御されます。
一方、レポートの共有で編集権限を付与する場合、共有相手のユーザーは埋め込みデータソースを編集してレポートに変更を加えることができます。レポートの編集者は、埋め込みデータソースを変更することもできます。
埋め込みデータソースを再利用可能なデータソースに変換する
埋め込みデータソースのデータ認証情報を所有している場合、再利用可能なデータソースへの変換が可能です。埋め込みデータソースを再利用可能にすると、データソースを別個のアセットとして管理できます。デフォルトでは、現在のレポートの編集者は、再利用可能な新しいデータソースを編集することができますが、コピー時にこのデフォルト設定をオフにすることもできます。
- レポートを編集します。
- メニューで [リソース] > [追加済みのデータソースの管理] をクリックします。
- 変換する埋め込みデータソースを探し、右側にある [再利用可能にする] をクリックします。
データソースが埋め込まれているレポートをコピーする
データソースが埋め込まれているレポートをコピーすると、そのデータソースもコピーされます。再利用可能なデータソースをレポートに追加している場合は、以前と同様に、レポートをコピーしてもデータソースはコピーされません。
埋め込みデータソースでオーナーの認証情報が使用されている場合、認証情報のオーナーではないユーザーがレポートをコピーしても、データソースはコピーされません。この場合、埋め込みデータソースに基づくグラフには、データソースが見つからないので修正するようにというエラーが表示されます。
レポートに埋め込まれているデータソースは次の手順でコピーできます。
- レポートを編集します。
- メニューで [リソース] > [追加済みのデータソースの管理] を選択します。
- データソースを探して、[コピー] をクリックします。
バージョン履歴と埋め込みデータソース
埋め込みデータソースの変更履歴は、レポートの変更履歴に含まれています。埋め込みデータソースの以前のバージョンを復元する手順は以下のとおりです。
- レポートを編集します。
- [ファイル] > [変更履歴を表示] を選択します。
- 以前のバージョンのレポートを選択し、[この版を復元] をクリックします。
埋め込みデータソースの制限事項
エクスプローラは埋め込みデータソースに対応していません。