限定公開アプリを Google Play Console から公開するには、Google Play デベロッパー アカウントに登録する必要があります。このアカウントによって、限定公開アプリを managed Google Play にアップロードして公開するための適切な管理者権限が付与されます。その後、EMM コンソールを使って限定公開アプリをユーザーに配布できます。
限定公開アプリの設定は、組織内のユーザーのみに利用を限定し、かつアプリが見つけやすくなるように指定する必要があります。また、Google 以外の場所でアプリをホストする場合は、所定の設定が必要となります。限定公開アプリをアップロードして公開するために必要なのは、Android Application Package(APK)とタイトルのみです。
デベロッパーとして登録する
限定公開アプリや公開アプリを公開するには、デベロッパーとして登録する必要があります。
- デベロッパー アカウントのアカウント所有者とする Google アカウントにログインします。
- Google Play Console にアクセスして登録を開始します。
- 同意のチェックボックスをオンにして Google Play デベロッパー販売 / 配布契約に同意します。アカウントが以前にこの契約に違反したことがある場合は、Google Play デベロッパーとして登録することはできません。
- [支払いに進む] をクリックします。
- 登録料を支払い、[同意して続行] をクリックします。
- デベロッパー名(Google Play に表示される名前)など、デベロッパー アカウントの詳細情報を入力します。
Google Play デベロッパー登録の処理には最大で 48 時間ほどかかることがあります。
- Google Play Console を開きます。
- [アプリを追加] をクリックし、[アプリを作成] をクリックします。
- デフォルトの言語を選択し、アプリのタイトルを追加します。
ここで設定したアプリ名は、そのまま managed Google Play に表示されます。
- [リリース] > [設定] > [詳細設定] に移動します。
- [managed Google Play] タブを選択します。
- [組織] で [組織を追加] をクリックします。
- アプリを公開する組織ごとに、組織 ID と説明(または名前)を入力して、[追加] をクリックします。アプリごとに最大で 1,000 の組織まで入力できます。
- [保存] をクリックします。
- (省略可)他のページでアプリのその他のパラメータを設定します。
- [リリース] > [製品版] に移動し、新しいリリースを作成し、App Bundle または APK をアップロードします。アプリの詳細情報がすべて正しいことを確認してから [製品版として公開を開始] をクリックしてリリースを公開します。詳しくは、製品版リリースの作成と公開に関する説明をご覧ください。
アプリを公開すると、数分以内に EMM コンソールから検索して配布できるようになります。
サードパーティ デベロッパー(代理店やソフトウェア開発企業など)を利用して、組織向けのカスタム限定公開アプリを作成している場合、こうしたデベロッパーに組織 ID を送信して、デベロッパーが組織にアプリを公開できるようにする必要があります。
組織 ID を取得するには:
- managed Google Play ストアにログインします。
- [管理者設定] をクリックします。
- [組織の情報] 欄から組織 ID の文字列をコピーし、デベロッパーに送信します。
注: サードパーティ デベロッパーは、自身の開発ツールから限定公開アプリを直接公開できる場合があります。詳しくは、企業のお客様専用の限定公開アプリを公開するをご覧ください。
(サードパーティ デベロッパーとして)クライアントの組織内で限定公開アプリを公開するには、次のようにします。
クライアントに代わって公開フローを管理する代理店デベロッパーの場合や、複数の組織であるクライアントに向けたアプリを作成していて、一般公開の Google Play ストアにアプリを掲載することを望まない場合は、クライアントの組織 ID を使用して、これらのアプリをクライアントの組織に直接公開できます。
- Google Play Console にログインします。
- クライアントから提供された組織 ID を使用して、クライアントの組織に限定公開アプリを公開します。