注: 内部テストトラックでアクティブになっているアプリについては、2022 年 10 月 24 日から Google Play のデータ セーフティ セクションの対象外になります。
Google Play Console を使用すると、特定のグループでアプリをテストしたり、Google Play ユーザーを対象にオープンテストを実施したりできます。
アプリをテストすることで、ユーザーへの影響を最小限に抑えつつ、技術的な問題やユーザー エクスペリエンス面での問題を解決できるため、アプリの最良のバージョンを Google Play 上でリリースできるようになります。
準備
- メールアドレスの要件: テストの参加者は、Google アカウント(@gmail.com)または Google Workspace アカウントを持っている必要があります。
- 収益化に関する変更: アプリの価格に変更を加えた場合、その変更は、現行のバージョンも今後のバージョンも含め、すべてのテストトラックで反映されます。
- 配信対象国の変更: アプリを配信する国や地域に変更を加えた場合、その変更は、現行のバージョンも今後のバージョンも含め、すべてのテストトラックで反映されます。
- 注: 内部テストの場合、収益化や配信対象国に関して例外があります。詳細については、内部テスト版のテストをセットアップするをご覧ください。
- リリース:
- 製品版としてアプリをリリースする前に、テストを行う必要があります。
- オープンテスト版やクローズド テスト版、内部テスト版のアプリを初めて公開した後、テスターがテストリンクを使用できるようになるまでに数時間かかることがあります。その後、変更を加えた更新版をテスターに公開した場合も、テスターが使用できるようになるまでに数時間かかることがあります。
- テストに組織を追加する:
- managed Google Play を使用する組織のユーザーをテスターとして追加するには、アプリの [詳細設定] ページ([設定] > [詳細設定])にある [managed Google Play] タブに移動して、[オンにする] チェックボックスをオンにします。
- また、アプリが限定公開の場合は、テストに参加する組織をターゲティング リストに追加する必要があります。
- レビュー: テストユーザーから寄せられたフィードバックは、アプリについて公開される評価には影響を及ぼしません。
- 有料アプリ: オープンテスト版やクローズド テスト版を使用して有料アプリをテストする場合、テスターはアプリを購入する必要があります。内部テスト版を使用して有料アプリをテストする場合、テスターは無料でアプリをインストールできます。
内部テスト版、クローズド テスト版、オープンテスト版の違い
製品版のアプリをリリースする前に、3 つのテストトラックでリリースを作成できます。テストの各フェーズは、開発プロセス全体を通じてアプリを改善するうえで必要なフィードバックを収集するのに役立ちます。
内部テスト版: 内部テスト版リリースを作成すると、最大 100 人のテスターにアプリを迅速に配信し、最初の品質保証チェックを行うことができます。アプリをクローズド トラックやオープン トラックにリリースする前に、内部テストを実施することをおすすめします。必要に応じて、あるアプリ バージョンで内部テストを実施しつつ、同時に別のアプリ バージョンでクローズド テストやオープンテストを実施することも可能です。
- ヒント: 内部テスト版を使用して、完全に構成されていないアプリをテストすることもできます(下記の内部テスト版: 最大 100 人のテスターを管理するをご覧ください)。
クローズド テスト版: クローズド テスト版リリースを作成すると、内部テストよりも幅広い対象のテスターを対象にアプリのプレリリース バージョンをテストしつつ、的を絞ったフィードバックを収集することができます。開発仲間や信頼できるユーザーなどの小規模なグループでテストを実施したら、テストの規模を拡大してオープンテスト版リリースに移行できます。[クローズド テスト] ページには、初期クローズド テスト用としてクローズド テスト トラックが用意されています。必要に応じて、追加のクローズド トラックを作成して名前を付けることができます。
すでに公開済みのアプリをテストする場合、クローズド テスト版のアップデートを受け取ることができるのは、テストグループ内のユーザーに限られます。
オープンテスト版: オープンテスト版リリースを作成すると、大規模なグループでテストを行い、アプリのテスト バージョンを Google Play で公開することができます。オープンテストでは、誰でもテスト プログラムに参加して、非公開のフィードバックを送信できます。このテスト方法を選択する際は、アプリやストアの掲載情報を Google Play に掲載する準備が整っているか必ずご確認ください。
ヒント
テストの進め方最初は内部テスト版のテストから始め、その後、小規模なテスター グループのクローズド テスト版へと移行していくことをおすすめします。
アプリの内部テスト版を作成したら、すぐに内部テスターにリリースすることができます。これにより、開発プロセスの早い段階で、問題を発見し、フィードバックを得ることができます。内部テスト版には次のような特長があります。
- 迅速性: 内部テストトラックを使用すると、オープン トラックやクローズド トラックよりもはるかに迅速にアプリを配信できます。新しい Android App Bundle を内部テストトラックに公開すると、数分以内にテスターが利用できるようになります。
- 注: アプリを初めて公開した場合、すぐに内部テスターが利用できるようになります。ただし、名前とストアの掲載情報については、最大 48 時間は一時的なものになります。
- 柔軟性: 内部テスト版は各種の調整が可能で、品質保証チェックやリリース後デバッグなど、さまざまなテスト段階に対応できます。
- 安全性: 内部テスト版トラックが用意されており、テストアプリは Play ストア経由でセキュアにユーザーに配信されます。
1 つのアプリに対して複数のテストを同時に実施する場合は、以下の点にご留意ください。
- いつでも複数のクローズド テスト版と 1 つのオープンテスト版のテストを実施できます。
- 各ユーザーは、アプリの内部テストに参加すると、オープンテスト版やクローズド テスト版を受け取れなくなります。オープンテスト版やクローズド テスト版へのアクセス権限を再取得するには、内部テスト版を終了して、オープンテスト版やクローズド テスト版に再度参加する必要があります。
ステップ 1: テストの詳細をセットアップする
テスト方法を選択する
内部テスト版: 最大 100 人のテスターを管理するメールアドレスを使用して内部テスターのリストを作成できます。内部テストには、アプリごとに最大 100 人のテスターが参加できます。
内部テスト版のテストをセットアップする際は、以下の点にご注意ください。
- 配信対象国: 内部テスト版の場合は、どの場所にいるユーザーでも追加できます。内部テスターは、アプリの製品版や、オープンテスト版、クローズド テスト版を利用できない国に住んでいる場合でも、内部テスト版のアクセス権限を取得できます。
- 支払い: 有料アプリの場合でも、テスターは無料で内部テスト版をインストールできます。ライセンス テスターのリストに追加されていないテスターの場合、アプリ内購入の料金を支払う必要があります。
- デバイス除外ルール: デバイス除外ルールは内部テスターには適用されません。
- ポリシー審査およびセキュリティ審査: 内部テスト版は、通常の Play ポリシー審査やセキュリティ審査の対象にならないことがあります。内部テストトラックでアクティブになっているアプリについては、Google Play のデータ セーフティ セクションの対象外になります。
内部テスト版のテストを開始する
テスターのメーリング リストを作成する
メーリング リストをすでに作成済みの場合は、「テスターを追加する」に進んでください。
- Google Play Console を開き、[内部テスト] ページ([テスト] > [内部テスト])に移動します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスター] で、[メーリング リストの作成] を選択します。
- リスト名を入力します。今後アプリをテストする際に、同じリストを使用できます。
- メールアドレスをカンマ区切りで入力するか、[CSV ファイルのアップロード] をクリックします。CSV ファイルを使用する場合、各メールアドレスはカンマで区切らず 1 行に 1 つずつ記載します。
- 注: CSV ファイルをアップロードすると、それまでにリストに追加されていたメールアドレスはすべて上書きされます。
- [変更を保存] を選択して、[作成] を選択します。
テスターを追加する
- Google Play Console を開き、[内部テスト] ページ([テスト] > [内部テスト])に移動します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスター] テーブルで、対象リリースのテストに使用するユーザーリストを選択します。
- テスターからフィードバックを収集するためのフィードバック URL またはメールアドレスを指定します。ここで入力したフィードバック チャネルは、テスター参加用ページでユーザーに表示されます。
- 対象リリースをテスターと共有するための共有可能なリンクをコピーします。
- [変更を保存] を選択します。
正しく構成されていないテストアプリ
アプリが完全に構成されていない場合は、内部テスト版リリースを作成することもできます。有効な App Bundle を取得したら、限られた人数のテスターにすばやく配布できます。正しく構成されていないアプリをテストする場合は、次の点に注意してください。
- アプリを初めて審査する前に、Google Play にはアプリの一時的な名前が表示されます。アプリの一時的な名前は、アプリのダッシュボードの [アプリの概要] で確認できます。
- アーティファクトをアップロードすると、そのアプリのパッケージ名は固定され、変更できなくなります。
クローズド テスト版では、メールアドレスを使ってテスターのリストを作成できます。合計 200 件のリストを作成でき、各リストには最大 2,000 人のユーザーを登録できます。リストは 1 トラックにつき最大 50 件作成できます。
必要な情報を入力して内部テスト版リリースを準備し、変更内容を保存して、[リリースのレビュー] を選択します。
クローズド テスト版のテストを開始する
テスターのメーリング リストを作成する
テスターのメーリング リストをすでに作成済みの場合は、「テスターを追加する」に進んでください。
- Google Play Console を開き、[クローズド テスト] ページ([テスト] > [クローズド テスト])に移動します。
- [トラックを管理] を選択します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスター] で、[メーリング リストの作成] を選択します。
- リスト名を入力します。今後アプリをテストする際に、同じリストを使用できます。
- メールアドレスをカンマ区切りで入力するか、[CSV ファイルのアップロード] をクリックします。CSV ファイルを使用する場合、各メールアドレスはカンマで区切らず 1 行に 1 つずつ記載します。
- 注: CSV ファイルをアップロードすると、それまでにリストに追加されていたメールアドレスはすべて上書きされます。
- [変更を保存] を選択して、[作成] を選択します。
テスターを追加する
- Google Play Console を開き、[クローズド テスト] ページ([テスト] > [クローズド テスト])に移動します。
- [トラックを管理] を選択します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスター] で、メールアドレスまたは Google グループを通じて、テスターを追加できます。
- メールアドレス: デフォルトでは [メールアドレス] が選択されています。メールアドレスを使用する場合は、リリースをテストしてもらうユーザーリストを選択します。
- Google グループ: [Google グループ] を選択して、Google グループのメールアドレスを入力します。形式は「<グループ名>@googlegroups.com」です。入力した Google グループのメンバーだけがテストに参加できます。
-
ヒント: Google グループの管理方法については、G Suite 管理者向けヘルプセンターをご覧ください。
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-
テスターからフィードバックを収集するためのフィードバック URL またはメールアドレスを指定します。ここで入力したフィードバック チャネルは、テスター参加用ページでユーザーに表示されます。
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対象リリースをテスターと共有するための共有可能なリンクをコピーします。
- [変更を保存] を選択します。
クローズド テストでは、トラックにアクセスできる組織を選択できます。これらの組織の管理者は、リリースをテストするユーザーを割り当てることができます。
テスターの追加は、Google Play Console から、または Google 管理コンソールの Android アプリの設定ページからのどちらか一方でのみ行うことをおすすめします。Google Play Console と管理コンソールの両方でテストの対象者として選択された場合、そのユーザーは、利用可能なすべてのアプリ バージョンの中で最も高いバージョンを取得することになります。
テスターを追加する方法は次のとおりです。
- Google Play Console を開き、[クローズド テスト] ページ([テスト] > [クローズド テスト])に移動します。
- [トラックを管理] を選択します。
- [テスター] タブを選択します。
- [組織を管理] で [組織を追加] を選択します。
- トラックにアクセスできる組織の ID と名前を入力します。
- [追加] を選択します。
- ヒント: 組織を管理する方法については、Google Workspace 管理者向けヘルプセンターをご覧ください。
- [変更を保存] を選択します。
オープンテスト版をセットアップすると、ユーザーが Google Play 上でテスト版アプリを見つけられるようになります。このテスト方法を選択する際は、アプリを Google Play で公開する準備が整っているか必ずご確認ください。
- 早期アクセスアプリ(まだ製品版を公開していない新しいアプリ)の場合: ユーザーは Google Play 上で検索することでオープンテスト版を見つけることができます。見つけたアプリは、ストアの掲載情報からインストールして使用できます。
- 公開中の製品版アプリの場合: ユーザーはストアの掲載情報からオープンテストに参加できます。
また、ウェブサイトやメールで URL リンクを知らせる方法もあります。リンクを知っているユーザーであれば誰でもオープンテスト版にアクセスできます。
オープンテスト版のテストを開始する
- Google Play Console を開き、[オープンテスト] ページ([テスト] > [オープンテスト])に移動します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスターの管理] を展開します。[テスターの管理] が空欄の場合は、App Bundle をアップロード済みであるかご確認ください。
- アプリを使用できるテスターの人数を選択します。
- 無制限: デフォルトではこのオプションが選択されています。
- 人数制限あり: 上限を指定できます(1,000 人以上にする必要があります)。
- テスターからフィードバックを収集するためのフィードバック URL またはメールアドレスを指定します。ここで入力したフィードバック チャネルは、テスター参加用ページでユーザーに表示されます。
- 対象リリースをテスターと共有するための共有可能なリンクをコピーします。
- [変更を保存] を選択します。
状況によっては、追加のクローズド テスト版トラックが必要になります。たとえば、機能によってバグに対処する開発チームが異なる場合などです。チームごとにテストトラックを作成することで、さまざまな機能に同時に対応することができます。
追加テストトラックでは、メールアドレスを使用してテスターのリストを作成したり、Google グループによってテスターを管理したりできます。グループに人数制限はありません。
追加テストトラックを作成する
- Google Play Console を開き、[クローズド テスト] ページ([テスト] > [クローズド テスト])に移動します。
- ページの右上にある [作成] を選択します。
- トラック名を入力します。トラック タイトルは、トラック名として Google Play Console と Google Play Developer API で使用されます。
- [トラックを作成] を選択します。
- [テスター] タブを選択します。
- [テスター] で、メールアドレスまたは Google グループを通じて、テスターを追加できます。
- メールアドレス: デフォルトでは [メールアドレス] が選択されています。メールアドレスを使用する場合は、リリースをテストしてもらうユーザーリストを選択します。
- Google グループ: [Google グループ] を選択して、Google グループのメールアドレスを入力します。形式は「
<グループ名>@googlegroups.com
」です。入力した Google グループのメンバーだけがテストに参加できます。- ヒント: Google グループの管理方法については、G Suite 管理者向けヘルプセンターをご覧ください。
- テスターからフィードバックを収集するためのフィードバック URL またはメールアドレスを指定します。ここで入力したフィードバック チャネルは、テスター参加用ページでユーザーに表示されます。
- 対象リリースをテスターと共有するための共有可能なリンクをコピーします。
- [保存] を選択します。
テストに関する注意事項
追加のクローズド トラックを作成する場合、次の機能はサポートされません。
- 限定公開アプリを公開する際に使用する組織ターゲティング
- 追加テストトラック経由でのみ公開される App Bundle のデバイス互換性
- 国別ターゲティング
- Google Play Console アプリによる詳細データ トラッキング(追加トラックはすべてオープンテスト トラックとして表示されます)
Google Play ゲームサービスを使用している場合は、テスター グループがアプリと Google Play ゲームサービス間で自動的に共有されます。
テスターは、デベロッパーがゲーム プロジェクトに対して保存した変更内容(実績やリーダーボードなど)を、実際のユーザーに公開される前に試すことができます。テスターに関しては、メールアドレスを使用してテスターを個別に管理することも、リリース トラックと同じテスターを再利用することも可能です。
[Play ゲームサービス] > [設定と管理] > [テスター] ページのテスター スイッチを使用することで、アプリのテストに参加しているすべてのユーザーを自動的に追加することができます。
また次の方法で、個々のテスターを Google Play ゲームサービスに追加することもできます。
- Google Play Console を開き、[Play ゲームサービス テスター] ページ([Play ゲームサービス] > [設定と管理] > [テスター])に移動します。
- 左側にあるメニューで、[Play ゲームサービス] > [設定と管理] > [テスター] を選択します。
- 追加するメールアドレスを入力します。メールアドレスは、Google Play ゲームサービスでログインしている有効な Google アカウントである必要があります。
- [追加] を選択します。
テストグループに参加したユーザーは、Google Play ゲームサービスを使用してログインし、ドラフト版または公開版の実績を取得して、ドラフト版または公開版のリーダーボードに記録することができます。
ステップ 2: リリースを作成する
アプリのテストに関する詳細を設定したら、リリースを準備して公開することができます。
アプリのクローズド テスト トラックとオープンテスト トラックを利用できる国の管理について詳しくは、特定の国にアプリのリリースを配信するをご覧ください。
ステップ 3: アプリをテスターと共有する
オープンテストやクローズド テストを実施している場合、テスターは各自のデバイスを使用して、Google Play 上でテストアプリを見つけることができます。なお、クローズド テストの場合、テストアプリを利用できるのは、対象のリストやグループに含まれているテスターに限られます。
オープンテストを Google Play に掲載する前や、本番環境にアプリをロールアウトする前の段階として、内部テストやクローズド テストを実施している場合、テスターがそのテストアプリを Google Play 上で検索しても、見つけることはできません。テスターがアプリをダウンロードできるようになるためには、アプリの Play ストア URL をテスターに知らせる必要があります。
また、なんらかの理由でテスターが Google Play 上でテストアプリを見つけられなかった場合は、オプトイン リンクをテスターと共有することもできます。オプトイン リンクを使用する場合は、次の点に注意してください。
- テスト参加用のオプトイン リンクは、アプリが [公開中] の場合にのみ表示されます。[未公開] や [公開待ち] のアプリの場合、オプトイン リンクは表示されません。
- テスターがオプトイン リンクをクリックすると、注意事項と参加確認のリンクが表示されます。各テスターは、このリンクを使用して参加する必要があります。
- Google グループを使用してクローズド テストを実施している場合、ユーザーがテストにオプトインするには、そのグループに参加する必要があります。
ステップ 4: フィードバックを受け取る
テスターがアプリをインストールすると自動的にテスト バージョンに更新され、数分以内にそのテスト バージョンを使用できるようになります。
Google Play テスト版アプリの公開レビューをテスターが書き込むことはできません。そのため、別のフィードバック チャネルまたはテスターがフィードバックを送れるその他の手段(メール、ウェブサイト、メッセージ フォーラムなど)を用意することをおすすめします。
また、オープンテストやクローズド テストを実施している場合、テスターは Google Play を通じて非公開フィードバックを提供することもできます。
ステップ 5: テストを終了する
アプリのテストからユーザーを削除するには:
- Google Play Console を開き、終了するテストのテストページに移動します。
- オープンテスト版([テスト] > [オープンテスト])
- クローズド テスト版([テスト] > [クローズド テスト])
- 内部テスト版([テスト] > [内部テスト])
- 終了するテストを見つけたら、[トラックを管理] を選択します。
- 注: 終了するテストのタイプや、実施しているテストの数によっては、この手順を行う必要がない場合もあります。
- ページの右上にある [トラックを一時停止] を選択します。
- テストを終了すると、テスターにアップデートは送信されませんが、アプリはデバイスにインストールされたままになります。
バージョン コードとテストトラックのステータス
バージョン コードの要件ユーザーが受け取るアプリのバージョン:
- 使用しているデバイスに対応している最も高いバージョン コードのアプリ
- そのユーザーが受け取ることができるトラックに公開されているアプリ
すべてのユーザーがいつでも製品版トラックを受け取ることができます。ユーザーが使用しているテストトラックよりも高いバージョン コードの App Bundle が製品版として公開されると、ユーザーは製品版リリースを受け取ります。
複数のトラックを受け取ることができるユーザーは、各トラックで公開される最も高いバージョン コードのリリースを受け取ります。
ユーザーがテスト版トラックを受け取るための条件:
- 管理対象トラックの設定に登録されていること
- 該当するテスト プログラムに参加していること
たとえば、テスト プログラムに参加しているすべてのユーザーは、オープンテスト版トラックを受け取ることができます。しかし、内部テスト プログラムに参加しているユーザーは、管理対象のテスター設定に登録されていたとしても、オープンテスト版トラックとクローズド テスト版トラックを受け取ることはできません。つまり、オープンテスト版トラックやクローズド テスト版トラックでより高いバージョン コードのリリースが公開されても、内部テスト プログラムに参加しているユーザーがそれを受け取ることはできません。
詳細については、アプリのバージョニングをご覧ください。
リリースをロールアウトしようとする際、あるトラックのユーザーが別のトラックにリリースされたアプリのアップデートを受け取ると、確認メッセージが表示されることがあります。これをトラックのフォールバック ステータスと呼びます。
フォールバックの用語とステータス
- ブロック : ある App Bundle が、同じデバイス設定の一部またはすべてに配信され、バージョン コードがより高い場合、別の App Bundle をブロックします。
- プロモート: トラックの有効な App Bundle のすべてがフォールバック トラックの有効な App Bundle に含まれるとき(たとえば、有効なオープンテスト トラックの App Bundle のすべてが製品版でも有効な場合)。最初にテストトラックにリリースし、次にテストした App Bundle をより安定しているアプリとしてリリースした場合、この状態になります。
- 置き換え: あるトラックの有効な App Bundle のすべてが、それより高いバージョン コードでフォールバック トラックの有効な App Bundle に完全にブロックされるとき。そのトラックの App Bundle はユーザーにまったく配信されず、ユーザーはフォールバック トラックから App Bundle を受け取ります。これは、置き換えられたトラックに対応するテスト プログラムが破棄されたことを示します。
- 一部ブロック: あるトラックの有効な App Bundle の少なくとも 1 つが、それより高いバージョン コードでフォールバック トラックの App Bundle にブロックされるとき。つまり、オープンテスト トラック ユーザーの一部がオープンテスト トラックから App Bundle を受け取り、他のユーザーは製品版から App Bundle を受け取ることになります。これは、ほとんどの場合、バージョン コードの割り当ての誤りによるものです。
関連コンテンツ
- 段階的な公開を利用したアプリのアップデートのリリース
- 効果的なテスト方法
- App Bundle をクローズド テスト トラックまたはオープンテスト トラックにアップロードする場合、リリース前レポートを利用すると、各 Android バージョンのデバイスで発生する問題を特定できます。
- Android App Bundles の詳細
- アプリやゲームをテストする方法について詳しくは、Google Play アカデミーをご覧ください。