アプリのユーザー獲得と定着率を分析する

Google Play でアプリを公開すると、ユーザーがアプリに関するストアの掲載情報をどのように見つけ、どのように利用しているかについてのデータを確認できます。

アプリ内アイテムや定期購入を提供しているアプリの場合は、ユーザー 1 人あたりの平均収益も確認できます。また、ユーザー獲得チャネル別や国別に、購入やリピート購入に至ったアプリの全体的なパフォーマンスも確認できます。

  • ユーザー獲得と定着率に関するデータは太平洋時間(PT)に基づいて毎日更新されます。
  • 指標の中には、デベロッパーとデータ全体を共有することに同意したユーザーから取得したデータに基づいて計算されるものもあります。Google が Play Console で提供する指標は、全ユーザーから取得したデータをより厳密に反映するように調整されます。
  • 特定の最小しきい値を下回るデータは表示されません。このデータは「その他」カテゴリに分類されることがあります。

チャネル別や国別にパフォーマンスを検証する

アプリの [獲得レポート] ページでは、ユーザーがアプリの Play ストアの掲載情報ページをどうやって見つけたか、またインストールしたアプリをどのように使用しているかを検証できます。

概要

ユーザー コホートの選択と追跡
  1. Play Console にログインします。
  2. アプリを選択します。
  3. 左側のメニューで、[ユーザー獲得] > [獲得レポート] をクリックします。
  4. [アプリをアンインストールしていないユーザー]、[購入者]、[定期購入者] のいずれかのタブを選択します。
    • アプリをアンインストールしていないユーザー: アプリのストアの掲載情報ページにアクセスし、アプリをインストールして最長 30 日間アンインストールしていないユニーク ユーザーの数です。
    • 購入者: アプリのストアの掲載情報ページにアクセスし、1 件以上のアプリ内アイテムの購入または定期購入を行ったユニーク ユーザーの数です。
    • 定期購入者: アプリのストアの掲載情報ページにアクセスし、アプリ内定期購入を有効にしたユニーク ユーザーの数です。
  5. レポートの詳細を設定します。
    • ユーザー獲得チャネル別と国別を切り替えるには、[測定方法] プルダウンを使用します。
    • ストアの掲載情報にアクセスせずにアプリをインストールしたユーザーや、アプリがプリインストールされていたユーザーを含めるには、[ストアの掲載情報にアクセスせずにインストールしたユーザー数を含む] チェックボックスをオンにします。
    • 日付に基づいてユーザー コホートを選択するには、[訪問者の分析開始日] を使用します。

: 追跡期間は [購入者] タブでのみ選択できます。追跡期間を指定できるのは、アプリ内アイテムや定期購入を提供しているアプリのみです。それ以外の場合、追跡期間はデフォルトの 6 か月です。

たとえば、アプリに新しいアイコンとアプリ内アイテムを追加するアップデートを 2017 年 1 月 6 日に実施し、その後 1 週間でアプリのユーザー獲得のパフォーマンスにどう影響したかを確認するには次のように指定します。

  • 訪問者の分析開始日: 2017 年 1 月 6 日~2017 年 1 月 12 日

    対象のアプリをどの端末にもまだインストールしておらず、この期間に Play ストア アプリでアプリのストアの掲載情報ページにアクセスしたユーザーが対象になります。

  • 期間: 週

    Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしてから 1 週間以内に、そのアプリをインストールするか、そのアプリでのアプリ内アイテムの購入または定期購入を行ったユーザーを追跡します。

ユーザー獲得データの用途

  • Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスした訪問者のうち、アクセス後 7 日以内にアクションを起こした訪問者の数を確認できます。
  • ユーザー獲得チャネル別または国別に購入者データを比較して、どのチャネルや国で最も価値の高いユーザーを獲得できたかを確認できます。
  • 複数の期間を比較して、アプリのユーザー獲得のパフォーマンスが時間の経過とともにどう変化したかを確認できます。
  • アプリをインストール後、端末からアンインストールしていないユーザーの数を 7 日間と 30 日間の期間で比較できます。

獲得レポートと統計情報でのインストール数の相違

アプリの [獲得レポート] ページでは、指定した期間の後に発生したユーザー アクティビティも追跡されます。そのため、[獲得レポート] ページに表示されるインストール数は、同じ期間の [統計情報] ページのインストール数よりも多くなることがあります。

たとえば、対象期間を 2017 年 1 月 6 日~2017 年 1 月 12 日、訪問者の追跡期間を 1 週間に指定したとします。

  • 1 月 11 日に Play ストア アプリでアプリのストアの掲載情報ページにアクセスし、1 月 15 日にこのアプリをインストールしたユーザーも、[獲得レポート] ページのインストール数に含まれます。これは、指定された期間内にこのユーザーがアプリのストアの掲載情報ページにアクセスしており、そのアクティビティが 1 週間後まで追跡されるためです。
ユーザー指標の種類

チャネル別または国別のユーザー獲得データは、以下の指標に分けて表示されます。なお、下記の「購入者」指標は、「売上レポートの表示」の権限があり、アプリでアプリ内アイテムや定期購入を提供している場合のみ表示されます。

  • ストアの掲載情報の訪問者数: Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしたが、そのアプリをインストールしていないユニーク ユーザーの数。
  • 初めてインストールしたユーザー数: Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしてから、「X」日後の時点でそのアプリをインストールしたユニーク ユーザーの数。
  • 購入者のレポート
    • 購入者: Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしてから「X」日後の時点でアプリ内アイテムを 1 個以上購入したか、定期購入を 1 件以上行ったユニーク ユーザーの数。
    • リピート購入者: Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしてから「X」日後の時点でアプリ内アイテムを 2 個以上購入したか、定期購入を 2 件以上行ったユニーク ユーザーの数。
  • アプリをアンインストールしていないユーザーのレポート
    • アプリをアンインストールしていないユーザー: 表示されている期間に、少なくとも 1 台の端末でアプリをアンインストールしなかったユーザーの数。インストールは、この期間中にアプリを起動したことを示すものではありません。

      : 2017 年 9 月以降、アプリをアンインストールしていないユーザーの数が減少することがあります。これは、再インストールの定着率を更新する間隔が短縮されたためです。

  • 定期購入者のレポート
    • 無料試用版ユーザー: インストールしたユーザーで、定期購入を有効にして無料試用版の利用を開始したユーザー。
    • 初回お支払い: インストールしたユーザーで、定期購入を有効にして 1 回目の支払いを完了したユーザー。
    • 2 回目のお支払い: インストールしたユーザーで、定期購入を有効にして 2 回目の支払いまで定期購入を続けているユーザー。

: 無線(OTA)またはウェブ(play.google.com)から行われたインストールは、「Play ストア(オーガニック)」ユーザー獲得チャネルに含まれます。

月次レポートをダウンロードする

Play Console の [レポートのダウンロード] セクションで、アプリをアンインストールしていないユーザー、購入者、定期購入者(無料試用を含む)に関するデータが含まれた月次レポートのダウンロードやエクスポートを行えます。

アプリの [獲得レポート] ページから月次レポートを取得する方法は次のとおりです。

  1. Play Console にログインします。
  2. アプリを選択します。
  3. 左側のメニューで、[ユーザー獲得] > [獲得レポート] をクリックします。
  4. [訪問者の分析開始日] プルダウンの上にある [ダウンロード] を選択します。

ユーザー獲得チャネル別または国別にデータを表示する

ユーザー獲得チャネルの種類

チャネル別のユーザー獲得データは、以下の指標に分けて表示されます。

  • すべてのユーザー獲得チャネル: Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしたユニーク ユーザー数の合計。
  • Play ストア(オーガニック): Play ストア アプリでの閲覧や検索によって、アプリの掲載情報を閲覧したユニーク ユーザー数。
    • 検索: 検索結果から Google Play でアプリを見つけたユニーク ユーザー数。これに該当するユーザーは Play ストア(オーガニック)にもカウントされます。
    • 探す: Google Play でアプリを見つけたが、検索結果から(カテゴリまたは類似のアプリカードの閲覧など)ではないユニーク ユーザー数。これに該当するユーザーは Play ストア(オーガニック)にもカウントされます。

  • ストアの掲載情報にアクセスせずにインストールしたユーザー数: ストアの掲載情報にアクセスせずにアプリをインストールしたか、アプリがプリインストールされていたユニーク ユーザー数。検索結果やウェブ版 Play ストアなど、ストアの掲載情報以外からのインストールも含まれます。ただしサイドローディングは含まれません。追跡期間とユーザー コホートは、アクセスではなくインストール イベントによって定義されます。
  • 追跡チャネル(UTM): UTM タグが設定されたリンクを使用して、Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしたユニーク ユーザー数。
  • Google 検索(オーガニック): Google 検索から Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしたユニーク ユーザー数。
  • Google 広告: Google 広告の広告から、Play ストア アプリでアプリのストアの掲載情報にアクセスしたユニーク ユーザー数。Google 広告と Play Console のデータは異なる場合があります。詳しくは、後述の「異なる複数のデータソースの使用」をご覧ください。
  • サードパーティの参照元: Play ストアへのタグ無しのディープリンクから Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスしたユニーク ユーザー数。

: 無線(OTA)とウェブ(play.google.com)でのインプレッションは、アプリの [獲得レポート] ページでは追跡されません。

詳細データ

ユーザー獲得チャネルの詳細データを表示できる場合は、チャネル名がクリックできるようになっています。

パフォーマンスを国別に測定する

ユーザー獲得データを国別に表示するには:

  1. Play Console にログインします。
  2. アプリを選択します。
  3. 左側のメニューで、[ユーザー獲得] > [獲得レポート] をクリックします。
  4. [測定方法] プルダウンで、[] または [国(Play ストア オーガニック)] を選択します。
    • : Play ストア アプリでアプリの掲載情報にアクセスした国別のユニーク ユーザーの総数。
    • 国(Play ストア オーガニック): Play ストア アプリでの閲覧や検索によって、アプリの掲載情報にアクセスした国別のユニーク ユーザー数。

: 国別のユーザー獲得データは、2016 年 2 月 1 日以降の分のみ利用できます。

ユーザー獲得チャネル別または国別にユーザー 1 人あたりの平均収益を表示する

アプリ内アイテムや定期購入を提供しているアプリで、「売上データの表示」権限がある場合は、ユーザー獲得チャネル別や国別にユーザー 1 人あたりの平均収益(ARPU)を確認できます。このデータをもとに、ユーザー獲得戦略を最適化して価値の高いユーザーがどこからアクセスしているかを把握することができます。

指定した期間中にユーザーの有料アプリの購入、アプリ内購入、定期購入によって得られた収益の合計額を出し、この数を、ユーザー指標(例: ストアの掲載情報の訪問者数)に適用されるユニーク ユーザーの数で割ったものが、ユーザー 1 人あたりの平均収益になります。

: 指定した期間中に発生した払い戻しは、収益の合計額から差し引かれます。

  1. Play Console にログインします。
  2. アプリを選択します。
  3. 左側のメニューで、[ユーザー獲得] > [獲得レポート] をクリックします。
  4. [購入者] タブを選択します。
  5. レポートの詳細を設定します。
    • ユーザー獲得チャネル別と国別を切り替えるには、[測定方法] プルダウンを使用します。
    • 初めてストアの掲載情報にアクセスした後、ユーザーからの収益額をトラッキングする期間を調整するには、[訪問者の分析開始日] プルダウンを使用します。
  6. ユーザー獲得チャネル名と国名の下に、ユーザー 1 人あたりの平均収益(ARPU)がユーザーのカテゴリごとに表示されます。

: ユーザー 1 人あたりの平均収益には、Google Play で生成されたあらゆる種類の収益が含まれますが、この指標に含まれるユーザーのみが対象になります。たとえば、ユーザーが「購入者」に含まれるには、アプリ内購入または定期購入を行う必要があります。アプリが有料アプリの場合は、「購入者」のユーザー 1 人あたりの平均収益には、アプリの購入コストも含まれます。

グラフの表示とデータの比較

ユーザー獲得チャネルのデータをグラフで表示するには、チャネルの横にあるチェックボックスをオンにします。グラフに表示されるパーセンテージは、1 つ前のセグメントから次のセグメントへの間のユーザーのコンバージョン率を表します。

Play ストア トラフィックのコンバージョン率ベンチマーク

ユーザー獲得国別の Play ストア(オーガニック)のデータを表示した際に、ストアの掲載情報のコンバージョン率のベンチマークを使用して、同じカテゴリの他のアプリと比較できる場合があります。

コンバージョン率のベンチマークを使用できる場合は、パフォーマンス指標([インストールしたユーザー数] と [アプリをアンインストールしていないユーザー数])の下に赤色または緑色のバーとパーセンテージが表示されます。このパーセンテージは、アプリのコンバージョン率と中央値との比較です。行を展開すると以下の情報が表示されます。

  • カテゴリ: 同じ Play ストア カテゴリのアプリとの比較です。
  • 収益化: 同じ収益化モデル(無料、有料、アプリ内購入、定期購入など)のアプリとの比較です。
  • コンバージョン率: アプリのコンバージョン率は、[お持ちのアプリ] の矢印で確認できます。
  • アプリのパーセンタイル: 同じカテゴリ、同じ収益化モデルのアプリがコンバージョン率でパーセンタイル表示されます。たとえば下の例で 75 パーセンタイルのところを見ると、上位 25% のアプリのコンバージョン率が 60% 以上であることがわかります。
  • 改善案: アプリのコンバージョン率を改善するための提案があれば表示されます。

: ベンチマークの算出には十分な数のアプリが必要です。同じカテゴリや収益化モデルのアプリが十分な数に達すると、ベンチマークが使用できるようになります。

下の例からは以下の情報を読み取ることができます。

  • このアプリのブラジルでのコンバージョン率は 22%
  • 同じカテゴリ、同じ収益化モデルのアプリのコンバージョン率の中央値は 18%
  • このアプリのコンバージョン率は中央値より 4% 高い
Benchmark

異なる複数のデータソースの使用

各サービスで使用されている測定方法が異なるため、ユーザー獲得に関するデータには、ソース(Google 広告、Google アナリティクス、サードパーティのトラッキング ソースなど)によって違いが生じる可能性があります。

例:

  • Play Console の [ストアの掲載情報の訪問者数] のデータと、Google 広告のクリック数は異なります。これは、広告をタップしてから、Play ストアが読み込まれる前に戻るボタンを押した場合など、広告のクリックは必ずしも Play ストアの訪問にはつながらないためです。また、同一ユーザーが広告を複数回クリックした場合も、Play Console 上では 1 回としてカウントされます。
  • Play Console の [インストールしたユーザー数] のデータと、Google 広告のコンバージョン データには違いが生じる場合があります。[インストールしたユーザー数] のデータに含まれるのは、初めてインストールしたユニーク ユーザーの数のみです。一方で、Google 広告のコンバージョンには、再インストールや複数端末へのインストールなど、すべてのインストール イベントが含まれます。

Google Cloud Storage からレポートをダウンロードする

Google Cloud Storage からレポートにアクセスして CSV ファイルとしてダウンロードすることが可能です。レポートは、毎日生成され、月ごとの CSV ファイルに追記されます。

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