デベロッパー アカウント ユーザーの追加と権限の管理

Google Play Console には、アカウント所有者、管理者、ユーザーという 3 つのアクセスレベルがあります。アクセスレベルによって、Google Play Console で実行できる操作とアクセスできる情報が異なります。管理者は、ユーザー管理機能を使用して、チームのメンバーが各自の役割に応じて Google Play Console のどの部分を表示できるか、どのデータにアクセスできるか、どの設定項目を変更できるかを安全に管理することができます。

アカウントのアクセスレベル

タイプ 説明
アカウント所有者
  • Google Play Console で初めて登録したアカウント
  • Google Play Console に対するフルアクセス権を持つ
  • ユーザーの招待と削除、個々の権限の管理ができる
  • 有料アプリを販売するためにリンクされたお支払いプロファイルを設定できる唯一のユーザー
  • Google Play Console の [お支払い設定] ページに表示される情報を編集できる唯一のユーザー
  • Google Play Console のデベロッパー プロフィールの情報を編集できる唯一のユーザー
  • Google Play Console の API アクセスの詳細情報を編集できる唯一のユーザー

管理者

  • 「管理者(すべての権限)」権限がある
  • すべてのアプリまたは特定のアプリにアクセスできる
  • ユーザーの招待と削除、個々の権限の管理ができる
  • 登録料(25 ドル)を支払う必要がない
ユーザー
  • Google Play Console にさまざまなレベルでアクセスできる
  • すべてのアプリまたは特定のアプリにアクセスできる
  • ユーザーの招待と権限の編集はできない
  • 登録料(25 ドル)を支払う必要がない

ユーザーにアクセス権を付与する

ステップ 1: ユーザーにアカウント アクセスとアプリアクセスのどちらが必要かを判断する

権限を設定する前に、そのユーザーにアカウント レベルとアプリレベルのどちらのアクセス権が必要かを判断する必要があります。

  • アカウント レベル: アカウント レベルの権限は、デベロッパー アカウントのすべてのアプリを対象とします。
  • アプリレベル: アプリレベルの権限は、指定されたアプリのみを対象とします。

アプリレベルのユーザーのみ、またはアカウント レベルのユーザーのみに設定できる権限もあります。アカウント アクセスかアプリアクセスかによって特定の権限がどうなるかについて詳しくは、以下の権限の定義と用途をご覧ください。

ステップ 2: ユーザーを追加する、権限を有効または無効にする

アカウント所有者または管理者は、Google Play Console アカウントにユーザーを追加して、すべてのアプリまたは特定のアプリに対する権限を管理することができます。ユーザーを追加して権限を有効または無効にする前に、以下の権限の定義と用途をよくご確認ください。

  1. Google Play Console を開きます([ユーザーと権限] > [新しいユーザーを招待])。
  2. 既存のユーザーの権限を管理するには、ユーザーの表でそのユーザーの行をクリックします。
  3. 新しいユーザーを追加するには、そのユーザーのメールアドレスを入力し、必要に応じてアクセス権の有効期限を設定します。このためには、アカウント レベルでの管理者の権限(すべての権限)が必要です。
    注: 招待されたユーザーは、管理者が指定した同じメールアドレスでのみ Google Play Console にログインできます。また、アクセス権の有効期限を設定しない場合、ユーザーは Google Play Console のアカウントやアプリに期限なく常にアクセスできます。
  4. [アプリの権限] タブで、特定のアプリに適用する権限を選択します。デベロッパー アカウント内のすべてのアプリに適用する権限を選択するには、[アカウントの権限] タブを使用します。
    • 権限の表にアプリを追加するには、[アプリの権限] タブで [アプリを追加] を選択し、[適用] をクリックします。
  5. [ユーザーを招待] を選択します。

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権限の定義と用途

全般的な権限

管理者(すべての権限)
内容 使用上の注意
  • ユーザーの招待。
  • 他のユーザーの権限の管理。
  • ユーザーの削除。

この権限により、ユーザーに管理者権限が付与されます。この権限により、管理者は他のすべての権限も取得します。

  • この権限がアプリレベルで設定されている場合、管理者は同じアプリにアクセスする権限を持つすべてのユーザーを確認できます。アプリレベルの管理者は、グローバル アクセス権が付与されたユーザーを削除することはできません。
  • この権限が「グローバル」に設定されている場合、管理者はアクセス権の有効期限を変更したり、Google Play Console で行われた変更をアクティビティ ログで確認したりすることもできます。
アプリ情報の閲覧(読み取り専用)

内容

使用上の注意

  • 関連付けられている Google Play Games サービス プロジェクトを含む、アプリに関するすべての情報(ただし売上データは含まない)へのアクセス(読み取り専用)。
  • 売上データへのアクセスを許可するには、売上データの表示の権限を付与してください。
  • この権限は、「アプリレベル」のアクセス権を持つユーザーのみが使用できます。「アカウント レベル」のアクセス権を持つユーザーには、アプリ情報の閲覧、一括レポートのダウンロード(読み取り専用)の権限が用意されています。
  • たとえば、プロモーション用コンテンツの送信データとレポートデータへの読み取り専用権限が付与されます。
アプリの品質情報の閲覧(読み取り専用)

内容

使用上の注意

  • アプリレベルの Android Vitals とリリース前レポートのほか、アーティファクト、トラック、リリースに関する基本情報に対する読み取り専用の権限。
アプリ情報の閲覧、一括レポートのダウンロード(読み取り専用)

内容

使用上の注意

  • すべての Google Play Games サービス プロジェクトを含む、すべてのアプリに関するすべての情報(ただし売上データは含まない)へのアクセス(読み取り専用)。
  • 一括レポートのダウンロード。
  • Google Play Console に今後追加される新しいアプリやゲームにもアクセスできます。
  • どのアプリにもリンクされていないゲームも含め、すべてのゲームを表示できます。
  • 売上データへのアクセスを許可するには、売上データの表示の権限を付与してください。
  • この権限は、「アカウント レベル」のアクセス権を持つユーザーのみが使用できます。「アプリレベル」のアクセス権を持つユーザーには、アプリ情報の閲覧(読み取り専用)の権限が用意されています。
未公開のアプリの編集、削除
内容 使用上の注意
  • 既存の未公開のアプリの編集、削除。
  • この権限では、リリースの公開を開始することはできません。
  • この権限は、「アプリレベル」のアクセス権を持つユーザーのみが使用できます。「アカウント レベル」のアクセス権を持つユーザーには、未公開のアプリの作成、編集、削除の権限が用意されています。
未公開のアプリの作成、編集、削除
内容 使用上の注意
  • 新しい未公開のアプリの作成。
  • 既存の未公開のアプリの編集、削除。
ポリシーに関する申告の管理
内容 使用上の注意
  • ポリシーに関する申告(データ セーフティ セクション、権限の申告など)の編集、送信。
売上データの表示
内容 使用上の注意
  • 売上レポートと販売レポートの閲覧。
  • Purchases API へのアクセス。
  • 関連付けられている Google Play Games サービス プロジェクトの収益情報の閲覧。
売上データ、注文、解約アンケートの回答の閲覧
内容 使用上の注意
  • 売上レポート、販売レポート、注文の閲覧。
  • Purchases API へのアクセス。
  • 関連付けられている Google Play Games サービス プロジェクトの収益情報の閲覧。
  • 解約アンケートの回答のダウンロード。
  • この権限は、「アカウント レベル」のアクセス権を持つユーザーのみが使用できます。「アプリレベル」のアクセス権を持つユーザーには、売上データの表示の権限が用意されています。
注文と定期購入の管理
内容 使用上の注意
  • 注文の閲覧。
  • 注文の払い戻し。
  • 定期購入の解約。
  • この権限では、集計売上レポートを閲覧することはできません。集計売上レポートを閲覧するには、売上データの表示の権限が必要です。
製品版としてのリリース、デバイスの除外、Play アプリ署名の使用
内容 使用上の注意
  • 製品版としてのリリースの作成、編集、公開。
  • アプリの公開の停止、再公開。
  • デバイス カタログからのデバイスの除外。
  • Play アプリ署名による APK への署名。
  • この権限により、アプリを製品版として Google Play に公開できます。
テスト版トラックとしてのアプリのリリース
内容 使用上の注意
  • 未公開のアプリのアップロード。
  • テストトラックとしてのリリースの作成、編集、公開。
  • 以前にテストトラックとして公開されたアプリの公開の停止、再公開。
  • .obb ファイルのアップロード、変更。
  • 製品版として現在公開されていないアプリのリリースノートの編集。
  • 内部共有用の APK のアップロード。
  • この権限では、アプリを製品版として Google Play に公開することはできません。
テストトラックの管理、テスターリストの編集
内容 使用上の注意
  • 内部トラック、オープン トラック、クローズド トラックのテスト設定の変更。
  • テスターリストと関連ユーザーの管理。
  • この権限では、アプリを製品版として Google Play に公開することはできません。
ストアでの表示の管理
内容 使用上の注意
  • ストアの掲載情報(テキストや画像を含む)の編集、ストア掲載情報のテスト機能の実行。
  • 価格設定、アプリ内アイテム、価格設定テンプレートの編集。
  • 配布情報(コンテンツのレーティングを含む)の編集。
  • プロモーションやセールの作成、編集。
  • デバイス カタログに保存されたデバイス フィルタの管理。
  • プロモーション用コンテンツの作成、編集。
  • この権限では、デバイス カタログからデバイスを除外することはできません。
レビューへの返信
内容 使用上の注意
  • Google Play のレビューへの返信。
  • 返信定型文で使用する連絡先情報の変更。
  • この権限を持たないユーザーは、評価やレビューを閲覧することはできますが、返信することはできません。

managed Google Play の権限

限定公開アプリの作成、組織への公開
内容 使用上の注意
  • 組織内のユーザーにのみ公開される限定公開アプリを作成、編集、公開する
  • この権限は、managed Google Play を使用する限定公開アプリを対象としています。この権限で、内部テストトラックを管理することや、一般公開アプリを Google Play に公開することはできません。

Google Play Games サービスの権限

Google Play ゲームサービス プロジェクトの編集
内容 使用上の注意
  • すべてのアプリの Google Play Games サービス プロジェクトの編集。
Google Play ゲームサービス プロジェクトの公開
内容 使用上の注意
  • すべてのアプリの新しい Google Play Games サービス プロジェクトの公開。
  • 既存のプロジェクトの公開の停止、再公開。
  • この権限は、「アカウント レベル」のアクセス権を持つユーザーのみが使用できます。
  • ユーザーには、Google Developers Console でゲームにアクセスする権限も必要です。

ユーザーのアクセス権を管理する

招待されるユーザーのアカウント要件

Google Play Console へのアクセスに招待されたユーザーは、管理者または Google Play Console のアカウント所有者が招待したメールアドレスを使用している Google アカウントでログインする必要があります。Google アカウントを作成する場合は、新しい Gmail アドレス(@gmail.com)を使用することも、既存のメールアドレス(職場のメールアドレスなど)を使用することもできます。

招待されたユーザーは、別のメールアドレスを使って Google Play Console にアクセスする必要がある場合は、管理者に連絡して、使用したいメールアドレスに招待状を再送信してもらう必要があります。

ユーザーが招待に応じず 30 日以内にログインしないと、招待状の有効期限が切れるため、管理者は招待状を再送信する必要があります。

送信した招待状を表示する

招待状を送信すると、そのユーザーのメールアドレスに [招待状の送信完了] というステータスが表示されます。ユーザーのアクセス権に有効期限が設定されている場合、招待状にその旨が記載されます。ユーザーが招待を承諾すると、アカウント所有者に確認メールが届き、ユーザーのステータスが [有効] に変わります。

アカウントの有効期限を更新する

アカウント所有者は、以下の手順でユーザーのアクセス権の有効期限を更新できます。

  1. Google Play Console を開きます([ユーザーと権限] > [ユーザーを管理])。
  2. プルダウン メニューで [アクセスの有効期限を延長するユーザーを選択] を選択します。
  3. 表内で、期限を延長するユーザーを選択し、[アクセス権の有効期限を延長] をクリックします。
  4. アクセス権を延長する期間を選択し、[アクセス権の有効期限を延長] をクリックします。
  5. [確認] を選択して変更を保存します。

ユーザーのアクセス権の有効期限を個別に更新する手順は次のとおりです。

  1. Google Play Console を開きます([ユーザーと権限] > [ユーザーの詳細])。
  2. ユーザーの表で対象ユーザーの行をクリックします。
  3. [ユーザーの詳細] ページで、[アクセス権の有効期限を設定する] チェックボックスをオンにします。
  4. 有効期限の日付を入力するか、カレンダーで選択します。
  5. [変更を保存] をクリックします。
ユーザーを削除する

アカウント所有者は、以下の手順でユーザーのアクセス権を削除できます。

  1. Google Play Console を開きます([ユーザーと権限] > [ユーザーを管理])。
  2. プルダウン メニューで [削除するユーザーを選択] を選択します。
  3. 表内で、削除するユーザーを選択し、[削除] を選択します。
  4. [変更を保存] をクリックします。

ユーザーのアクセス権を個別に削除する手順は次のとおりです。

  1. Google Play Console を開きます([ユーザーと権限] > [ユーザーの詳細])。
  2. ユーザーの表で対象ユーザーの行をクリックします。
  3. [ユーザーの詳細] ページで、[ユーザーを削除] を選択します。
エラー 403

Google Play Console 内で「エラー 403」が表示された場合は、そのアプリに対する権限を付与するようアカウント所有者に依頼してください。

統合された機能に対する権限

Google Play Games サービスのユーザー権限

Google Play Console のユーザーが Google Play Games サービスの情報にアクセスするには、以下の要件を満たす必要があります。

アクセス権 要件
  • Google Play Games サービス プロジェクトの閲覧。
  • Google Play Games サービス プロジェクトの作成、ゲームの編集、新しいアプリのリンク。
  • Google Play Games サービスの売上データへのアクセス。


Google Play Games サービス プロジェクトを作成した後、そのプロジェクトにユーザーを追加するには、Google Play Games サービス プロジェクトの編集と公開を行えるよう既存のユーザーの Google Play Console 権限を拡張し、ユーザーを Google Developers Console に追加する必要があります。

Google Developers Console でプロジェクトにユーザーを追加する手順は次のとおりです。

  1. Google Developers Console にログインします。
  2. プロジェクトを選択します。
  3. 左側のメニューで [権限] を選択します。
  4. 画面の上部にある [メンバーを追加] をクリックします。
  5. Google Play Console に追加したユーザーのメールアドレスを入力します。
  6. 権限レベルを選択します。
  7. [追加] を選択します。
Google お支払いセンターのユーザー権限

別のユーザーが Google お支払いセンターのレポートにアクセスできるようにするには、Google お支払いセンターの設定でこのユーザーを追加する必要があります。Google Play Console の権限は Google お支払いセンター内で管理される権限とは異なります。

Google お支払いセンターにユーザーを追加する手順は次のとおりです。

  1. Google お支払いセンターにログインします。
  2. 左側のメニューで設定アイコン 設定 を選択します。
  3. [お支払いサービスのユーザー] の下で [お支払いサービスのユーザーを管理] > [新しいユーザーを追加] を選択します。
  4. 画面に表示される手順に沿って、必要な情報を追加します。
  5. [招待] を選択します。

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