Google Play はリスクが高い権限や機密情報に関わる権限の使用を制限しています。アプリがパッケージのインストールをリクエストできるようにする REQUEST_INSTALL_PACKAGES
権限もその一つです。API レベル 26 以降をターゲットとするアプリが Intent.ACTION_INSTALL_PACKAGE または PackageInstaller API を使用するには、この権限を保持している必要があります。この権限を使用するには、アプリのコア機能に以下の両方が含まれている必要があります。
- アプリ パッケージを送信または受信する機能
- ユーザーが自発的にアプリ パッケージのインストールを開始する機能
アプリが下記の利用規定の要件を満たしていない場合は、Google Play のポリシーを遵守するよう、この権限をアプリのマニフェストから削除してください。ポリシーを遵守した代わりのおすすめの実装方法についても、下記で詳しく説明します。
アプリが REQUEST_INSTALL_PACKAGES
権限の利用規定に関するポリシーの要件を満たしている場合は、Google Play Console の権限申告フォームを使用して、この権限とその他のリスクが高い権限を申告してください。
ポリシーの要件を満たさない、または権限申告フォームを提出していないアプリは、Google Play から削除されることがあります。
重要: アプリでのこれらの制限付き権限の用途を変更する場合は、最新の正確な情報で申告を変更してください。これらの権限の用途が虚偽であったり、これらの権限を申告せずに使用したりすると、アプリやデベロッパー アカウントの停止につながる場合があります。
REQUEST_INSTALL_PACKAGES 権限をリクエストする場合
REQUEST_INSTALL_PACKAGES
権限が有効となるのは、アプリが Android 8 以降を搭載したデバイスで Android API レベル 26 以降をターゲットとしている場合のみです。
この権限を使用するには、アプリが下記の許可される用途に該当し、パッケージのインストールを可能にすることを主要な目的としている必要があります。アプリの主要な目的を果たす機能を「コア機能」と呼びます。デバイス上に追加のアプリをインストールするのがコア機能の場合、この機能がなければアプリは破損しており、使用不能であると言えます。コア機能と、このコア機能を構成する主要な機能はすべて、アプリの説明文で目立つところに記載され、宣伝されている必要があります。
REQUEST_INSTALL_PACKAGES 権限の許可される用途相互運用のためにアプリ パッケージのインストールを可能にする必要があるアプリは、この権限の対象となる可能性があります。許可されている用途は次のとおりです。
- ウェブのブラウジングまたは検索
- 添付ファイルをサポートするコミュニケーション サービス
- ファイルの共有、転送、管理
- 企業向けデバイスの管理
- バックアップと復元
- デバイスの移行または電話の転送
この権限の利用を許可されたアプリは、認識しやすい開示と同意の要件を含め、ユーザーデータに関するポリシーを遵守する必要があり、開示していない目的や無効な目的にその用途を広げることはできません。
REQUEST_INSTALL_PACKAGES 権限のリクエストが許可されない使用例を下記に示します。
- 権限の使用が、アプリの主要な目的に直接関連していない場合。
- これにはピアツーピア(P2P)共有も含まれます。P2P が許可される用途の対象となるには、アプリの主要な目的である必要があります。
- より抑制的な方法で必要なタスクを実行できる場合。
注: 上記はあくまで一部です。
よくある質問
Google がこのポリシーを導入するのはなぜですか?REQUEST_INSTALL_PACKAGES
権限があると、アプリはユーザーのデバイスに新しいパッケージをインストールできるようになります。Google は Android プラットフォームでの不正行為の防止と、Google Play の更新メカニズム以外の方法で自動更新したり、有害な APK をダウンロードしたりするアプリからユーザーを保護することに取り組んでいます。この目的のため、パッケージ インストールのリクエストに関するポリシーを導入し、この権限の利用が許可される機能や操作について説明しています。
許可される使用例についてポリシーを慎重に確認し、アプリが遵守するように必要な変更を加えることをおすすめします。許可される使用例の条件をアプリが満たしていない場合は、アプリにポリシーを遵守させるため、ポリシーの発効日より前にこの権限をアプリから削除する必要があります。
新しいポリシーは 2022 年 7 月 11 日より適用されます。
今回の最新情報によって、アプリの審査スケジュールに遅れが生じることはありません。
新しいポリシーは 2022 年 7 月 11 日に発効します。早めに、許可される使用例についてポリシーを慎重に確認し、アプリが遵守するように必要な変更を加えることをおすすめします。許可される使用例の条件をアプリが満たしていない場合は、アプリにポリシーを遵守させるため、ポリシーの発効日より前にこの権限をアプリから削除する必要があります。
詳しくは、こちらのヘルプセンターのページでガイドラインをご確認ください。