対象 API レベルの期限をわかりやすくするため、期日を各年の 8 月 31 日に統一しています。
2023 年 8 月 31 日以降:
- 新しいアプリは Android 13(API レベル 33)以降(Wear OS アプリの場合は Android 11(API レベル 30)または Android 13(API レベル 33)まで)を対象とする必要があります。
- 既存のアプリについては、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS を搭載したデバイスでもユーザーがアクセスし続けられるようにするには、API レベル 31 以降を対象とする必要があります。API レベル 30 以前(Wear OS の場合は API レベル 29 以前)を対象とするアプリの場合は、アプリの対象 API レベルと同じかそれ以前の Android OS を搭載したデバイス上でのみアクセス可能となります。
Android のバージョンが上がるごとに、Android プラットフォーム全体のユーザー エクスペリエンス、セキュリティ、パフォーマンスが向上します。各アプリは、それぞれマニフェスト ファイル内で targetSdkVersion
を指定します(対象 API レベルとも呼ばれます)。対象 API レベルは、異なる Android バージョンでアプリをどのように動作させるのかを示すものです。
最新の API レベルを対象にするようアプリを設定することで、ユーザー側のセキュリティ、プライバシー、パフォーマンスが向上します。また、対象より古いバージョン(指定された minSdkVersion
まで)の Android でもアプリは動作します。
Google Play では、Android と Google Play のユーザーに安全な利用環境を提供するため、すべてのアプリに以下の対象 API レベル要件を満たすことを義務付けています。
ただし、これらの要件について、以下のアプリは例外となります。
- 永続的な限定公開アプリ(特定の組織のユーザーのみに公開される内部配布専用のもの)。
- 自動車のフォーム ファクタを対象としていて、同じパッケージ内にバンドルされているアプリは、引き続き Google Play のすべてのユーザーに見つけてもらえます。
定義
新しいアプリ | Google Play でまだ公開されていないアプリ(最新のアプリなど)。 |
既存のアプリ | Google Play で公開中のアプリ。 |
アプリ アップデート | 既存のアプリを置き換えるために審査に送信するアプリの新しいバージョン。 |
アプリ アップデートの要件
Android OS バージョン |
送信する新しいアプリとアプリのアップデートがこの API レベルを対象とすることが義務付けられる時期 | |
新しいアプリ | アプリのアップデート | |
Android 13(API レベル 33)* |
2023 年 8 月 31 日 |
2023 年 8 月 31 日 |
Android 12(API レベル 31) |
2022 年 8 月 31 日 |
2022 年 11 月 1 日 |
*デベロッパーが移行に時間をかけられるよう、11 月 1 日までの期限延長をリクエストできます。
ヒント: これらの要件を満たすようアプリの対象 API レベルを変更する方法の技術的なガイダンスについては、移行ガイドをご確認ください。
Wear OS アプリの要件
Android OS バージョン(API レベル) |
送信する Wear OS アプリがこの API レベルを対象とすることが義務付けられる時期 | |
新しいアプリ | アプリのアップデート | |
Android 11(API レベル 30)(変更なし) | 2022 年 8 月 1 日 | 2022 年 11 月 1 日 |
アプリの利用に関する要件
現在、既存の(モバイル、Android Auto、Android TV の)アプリは、2023 年 8 月 31 日までに API レベル 31 以降(Wear OS の場合は API レベル 30 から 33 まで)を対象にする必要があります。この要件を満たさなかった場合、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS バージョンが搭載されているデバイスのすべての Google Play ユーザーが、アプリを見つけられなくなります。これは、想定される新しい Android OS バージョンの安全性と品質の基準を満たすようにアプリが構築されていないためです。
- 対象レベルが Android 11(API レベル 30)*以前のアプリは、2023 年 8 月 31 日以降、アプリの対象 API レベル以上の Android OS を利用している新規ユーザーからはアクセスできなくなります。
- 対象レベルが Android 10(API レベル 29)以前のアプリは、2022 年 11 月 1 日以降(アプリの期限が延長された場合は 2023 年 5 月 1 日以降)、アプリの対象 API レベル以上の Android OS を利用している新規ユーザーからはアクセスできなくなっています。
*デベロッパーが移行に時間をかけられるよう、2023 年 11 月 1 日までの期限延長をリクエストできます。影響を受ける場合は、8 月上旬に Google Play Console でアプリの期限延長フォームをご利用いただけるようになります。[ポリシーのステータス] ページから、該当する問題をクリックしてアクセスしてください。
対応方法
新しいアプリ |
既存のアプリ |
新しいアプリを公開する場合は、API レベル 33 以降を対象にする必要があります。 |
既存のアプリの対象 API レベルが 31 以降の場合、アプリはこのポリシーに準拠しています。 既存のアプリの対象 API レベルが API 31 を下回る場合、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS バージョンが搭載されているデバイスのすべての Google Play ユーザーはアプリにアクセスできなくなります。これは、想定される新しい Android OS バージョンの安全性と品質の基準を満たすようにアプリが構築されていないためです。
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Wear OS の要件
新しいアプリ |
既存のアプリ |
新しいアプリを公開する場合は、API レベル 30 または Android 13(API レベル 33)までを対象にする必要があります。 |
既存のアプリの対象が API レベル 30 または Android 13(API レベル 33)までの場合、アプリはこのポリシーに準拠しています。 既存のアプリの対象 API レベルが API 30 を下回る場合、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS バージョンが搭載されているデバイスのすべての Google Play ユーザーはアプリにアクセスできなくなります。これは、想定される新しい Android OS バージョンの安全性と品質の基準を満たすようにアプリが構築されていないためです。
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よくある質問
API レベル 30 以前を対象とするアプリ
Google Play で公開中のアプリは API レベル 30 以前(Wear OS の場合は API レベル 29 以前)を対象としていますが、更新する予定はありません。どのような選択肢がありますか?
このアプリを既存のユーザーに引き続き配信する場合は、何も行う必要はありません。ただし、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS を搭載したデバイスを持つ新規ユーザーは、Google Play でこのアプリにアクセスできなくなります。Google Play でこのアプリにアクセスできるのは、アプリの API レベル以下の Android OS を搭載したデバイスのユーザーのみとなります。
2023 年 8 月 31 日までに、この対象 API レベル要件を満たす必要があります。この要件を満たさなかった場合、アプリの対象 API レベルよりも新しい Android OS バージョンが搭載されているデバイスのすべての Google Play ユーザーは、アプリを見つけられなくなります。
アプリを最新の対象 API に更新する予定があり、8 月 31 日までに間に合わないため延長をご希望の場合は、11 月 1 日まで Google Play のすべてのユーザーに引き続き配信されるよう期限の延長をリクエストできます。期限延長フォームは、今年の後半に Google Play Console でご利用いただけるようになります。
古いデバイスを利用している新しいユーザーにもアプリの配信を停止するには、アプリの公開を停止してください。
2023 年 11 月 1 日まですべての Google Play ユーザーに引き続き配信するための期限延長フォームはどこにありますか?
Google Play での公開を停止したいアプリがあります。どうすればよいですか?
アプリをすでにダウンロードしているユーザーには、どのような影響がありますか?
今回の更新はアプリのダウンロードに影響しますか?
最新のデバイスを使用しているユーザーがアプリストア ページへのディープリンクにアクセスしたが、そのアプリが API レベル 30 以前を対象としている場合、ユーザー エクスペリエンスはどうなりますか?
API 30 以前を対象としている既存のアプリのうち、例外はありますか?
はい。永続的な限定公開アプリ(特定の組織のユーザーのみに公開される内部配布専用のもの)は例外となります。また、Android Automotive OS のフォーム ファクタを対象とするアプリも除外されます。