Google Play Console で提供される比較データを参考にして、自分のアプリのパフォーマンスについて、状況を考慮しながら把握できます。このデータは、類似アプリのグループを基に作成されます。類似アプリのグループには、「マッチ 3 ゲーム」のように同様のアプリのセットとしてまとめられたものと、デベロッパーが選択したアプリのセットがあります。類似アプリのグループは、Google Play Console の多くのページで利用できます。
類似アプリのグループは、有益で実用的な比較ができるように、アプリが指定されて作成されますが、デベロッパーのデータが保護されるように、アプリのプライベートな指標に他のデベロッパーがアクセスできないように処理されます。
類似アプリのグループには主なタイプとして、選択済みのグループと、カスタム グループの 2 つがあります。使用されるタイプは、生成されるデータの機密性によって異なります。
選択済みの類似アプリのグループ
機密性が高いかビジネス上重要であるとみなされるデータ、または公開されていないデータを比較する場合、Google Play Console は Google Play で生成される類似アプリのグループを使用します。デベロッパーのデータを保護するため、グループを構成する各アプリが公開されることはありません。
これらの類似アプリのグループは、ユーザー獲得率、1 日のアクティブ ユーザーあたりの平均収益、1 日のアクティブ ユーザー(DAU)、1 か月のアクティブ ユーザー(MAU)、成長率などのビジネス指標に対して使用されます。
選択済みの類似アプリのグループに関する重要事項:
- これらのグループを生成する審査チームの高品質のタグ付けシステムは、Play ストアのエクスペリエンスを支えているシステムと同じです。
- 有用な比較を行うために、パフォーマンスの低いアプリや放棄されたアプリは除外されます。
- グループをフィルタで絞り込めます。たとえば、類似アプリのグループのパフォーマンスを国別に確認できます。これにより、市場ごとの有用な比較が可能になります。
- デベロッパーの匿名性が維持されるように、特定のアプリのデータとして識別されないようにするため、100 件以上のアプリが使用され、集計データ(中央値、25 パーセンタイル値、50 パーセンタイル値、75 パーセンタイル値)のみが提供されます。
選択済みの類似アプリのグループとその比較データは、以下のページでご確認いただけます。
類似アプリのカスタム グループ
ビジネスに大きく影響するデータではなく、外部で生成できるデータを比較する場合、Google Play Console は、カスタマイズ可能な類似アプリのグループを使用します。これらのカスタム グループは、同じデベロッパー アカウントを使用するすべてのユーザーで共有されるので、編集結果はチームメンバー全員に反映されます。
カスタムの類似アプリのグループには、データの種類に応じて 2 つの種類があります。
1. 類似アプリの集計データ
完全には公開されていないデータの場合、カスタムの類似アプリのグループに含まれるタイトルの中央値とパーセンタイル値のみが提供されるので、個々のアプリデータは推測できません。さらに、これらの類似アプリのグループをカスタマイズする機能は、次のように制限されます。
- グループに含めるアプリの数は 8~12 個まで。
- カスタムの類似アプリのグループの編集は 1 か月に 3 回まで。
管理者は、これらのグループに含まれないようにオプトアウトできます。ただし、オプトアウトすると、これらのグループにアクセスできなくなります。
集計データが含まれる類似アプリのグループの例:
2. 類似アプリの未集計データ
データが完全に公開されている場合は、選択したすべての類似アプリの個々のデータが表示されます。
未集計データが含まれる類似アプリのグループの例:
この場合、カスタムの類似アプリのグループに対して、アプリの件数や編集回数の制限はありません。