アプリにサードパーティの SDK を組み込むと、アプリの互換性、パフォーマンス、安全性、セキュリティ、品質に大きな影響を与える可能性があります。
サードパーティの SDK に関する変更点
アプリが使用しているサードパーティ ソフトウェアが Google Play のデベロッパー プログラム ポリシーを確実に遵守し、ユーザー エクスペリエンスに積極的に貢献できるようにするため、Google Play は一般的な SDK に関する既知の問題の通知を Google Play Console で開始する予定です。
アプリで使用されている SDK を確認するため、Google はアプリに含まれている依存関係ファイルを使用します。依存関係ファイルには、アプリが依存しているバージョン管理されたライブラリがすべて記載されています。Android App Bundle を使用するアプリは、デフォルトで依存関係ファイルを備えています。APK 公開形式を使用して 2021 年 8 月より前に作成したアプリには、Android Gradle プラグイン 4.0 以降の依存関係ファイルが含まれています。
アプリのサードパーティの SDK に関する問題を把握する
該当する場合、アプリで使用している SDK バージョンに関する問題が、Google Play Console の [製品版] ページまたは [リリースの概要] ページの上部に表示されます。
Google Play のデベロッパー プログラム ポリシーに準拠しない原因となる SDK バージョンをアプリが使用している場合、その SDK バージョンを使用するアプリの新しいリリースは承認されない可能性があります。違反の種類に応じて、SDK の使用がユーザーデータに関するポリシーに準拠していることを確認するか、SDK の所有者が推奨する別のバージョンに切り替えるか、SDK を削除するよう求められます。
SDK の所有者から、古くなっている、または重大な問題があると報告されている SDK バージョンをアプリが使用している場合は、その旨の警告が表示されます。SDK の所有者から提供された手順に沿って対応することを強くおすすめします。
重大な問題のある SDK バージョンをアプリが使用している場合でも、アプリの別のバージョンを一時的にリリースすることは可能です。ただし、リリースから 90 日以内に新しい SDK バージョンに更新する必要があります。90 日が経過すると、重大な問題のある SDK バージョンを使用するアプリのバージョンをリリースすることはできなくなります。
古くなった SDK バージョンや重大な問題がある SDK バージョンについてご不明な点がある場合は、SDK の所有者にお問い合わせいただくことをおすすめします。
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- プライバシーに配慮したアプリを開発・配布する方法については、Google Play アカデミーをご覧ください。