QUERY_ALL_PACKAGES 権限を使用するための申告を提出できるようになりました。
7 月 12 日以降、申告が提出されていない場合はアプリのアップデートを送信できなくなります。7 月 12 日までにアプリを更新してください。
Google Play は、リスクが高い権限や機密情報に関わる権限の使用を制限しています。特定のデバイスにインストールされているアプリの一覧を取得できるようにする QUERY_ALL_PACKAGES
もその一つです。Play は、ユーザーのデバイスにクエリされるインストール済みアプリの一覧を個人情報かつ機密情報とみなすため、この権限の使用が許可されるのは、アプリの重要なユーザー向け機能または目的が、ユーザーのデバイスにあるインストール済みのアプリの一覧の取得を必要とする場合に限られます。
アプリが下記の利用規定を遵守していない場合は、Play のポリシーを遵守するよう、その権限をアプリのマニフェストから削除してください。ポリシーを遵守した代わりのおすすめの実装方法についても、下記で詳しく説明します。
アプリが QUERY_ALL_PACKAGES
権限の利用規定に関するポリシーの要件を満たしている場合は、Google Play Console の権限の申告フォームを使用してこの権限とその他のリスクが高い権限を申告してください。
ポリシーの要件を満たさない、または権限の申告フォームを提出していないアプリは、Google Play から削除されることがあります。
重要: アプリでのこれらの制限付き権限の用途を変更する場合は、最新の正確な情報で申告を変更してください。これらの権限の用途が虚偽であったり、これらの権限を申告せずに使用したりすると、アプリやデベロッパー アカウントの停止につながる場合があります。
QUERY_ALL_PACKAGES 権限をリクエストする場合
QUERY_ALL_PACKAGES
権限が有効となるのは、アプリが Android 11 以上を搭載したデバイスで Android API レベル 30 以上をターゲットとしている場合のみです。
この権限を使用するには、アプリが下記の利用規定を遵守し、デバイス上のすべてのアプリを検索することを重要な目的とする必要があります。取得するアプリの範囲を抑える方法にすると、アプリのポリシーを遵守したユーザー向けの機能を適切に利用できなくなる理由を十分に正当化できることが必要です。
重要な機能とは、アプリの主要な目的を果たすために必要不可欠な機能を指します。デバイス上のすべてのアプリを検索するというこの重要な機能がなければ、アプリが「壊れている」、または使用不能になる機能が「重要な機能」にあたります。重要な機能と、この重要な機能を構成する主要な機能はすべて、アプリの説明文で最も目立つところに記載され、宣伝されている必要があります。
QUERY_ALL_PACKAGES 権限の許可される用途許可される用途に関して、この権限の対象となる可能性があるアプリとは、認識または相互運用のために、デバイス上のあらゆるインストール済みのアプリを検出する必要があるアプリです。許可される用途には、デバイス検索、ウイルス対策アプリ、ファイル マネージャー、ブラウザが含まれます。
この権限の利用を許可されたアプリは、認識しやすい開示と同意の要件を含め、ユーザーデータに関するポリシーを遵守する必要があり、開示していない目的や無効な目的のためにその用途を広げることはできません。
Google Play は、上記の許容される用途の対象とならないアプリに対して、以下の場合に一時的な例外を認めることがあります。
金融取引機能(例: 専用バンキング、専用デジタル ウォレット)に関する検証可能な重要な目的を持つアプリは、セキュリティ ベースの目的専用のインストール済みのアプリの広範な一覧を取得できます。
QUERY_ALL_PACKAGES
権限のリクエストが許可されない使用例を下記に示します。
- 権限の使用が、アプリの重要な目的に直接関連していない場合。
- これにはピアツーピア(P2P)共有も含まれます。P2P がアプリの重要な使用目的である場合に限り、許容される用途の対象として見なされます。
- データを販売目的で獲得している場合。
- Play で配信中のアプリにクエリして入手したアプリ インベントリのデータを、分析や広告収益化の目的で販売、共有する場合。
- アプリの取得の範囲を広げない方法で必要なタスクを実行できる場合。
注: 上記はあくまで一例です。代替方法やおすすめの方法について詳しくは、Android でのパッケージの公開設定のフィルタリングをご覧ください。