暖房や冷房が頻繁にオンとオフを繰り返すと、消費電力が増えるだけでなく、システムの劣化を早める可能性があります。これを防ぐため、Google Nest サーモスタットはシステムを起動する前に一定の待機時間を設けています。
この待機時間は一般的に、メンテナンス バンド、ディファレンシャル、温度スイングなどと呼ばれています。他の多くのサーモスタット ブランドやモデルでも、システムの劣化を防ぐためにメンテナンス バンドが使用されています。
メンテナンス バンドの仕組み
- メンテナンス バンドでは、室温が設定温度から数度変化するまでシステムのオンオフを行わないようにします。多少の温度変化を感じることがあるかもしれませんが、快適さは保たれるようになっています。たとえば、サーモスタットの冷房温度が 21°C に設定されている場合、メンテナンス バンドが 0.5°C であれば、室温が 20°C まで下がると空調が停止し、22°C まで上がるまで再び起動しません。
- Google Nest サーモスタットまたはアプリで設定温度を手動で変更した場合は、すぐにシステムが起動するか、部屋の温度が設定温度から 0.5°C ずれた時点でシステムが起動します。その後、設定温度を少し超えるまで運転を続けます。
- Google Nest サーモスタットの画面の色で、システムを起動しているかどうかを確認できます。たとえば、画面がオレンジ色の場合は暖房が、青色の場合は冷房が起動することを示しています。同じように、アプリでも温度画面の色が変化します。
- Google Nest サーモスタットは、時間の経過とともに家の冷暖房の効き具合を学習し、快適さとシステムの寿命とのバランスを取るようにメンテナンス バンドを自動で調整します。
- Google Nest Learning Thermostat(第 4 世代)では、メンテナンス バンドの設定を手動で調整することもできます。設定を変更する方法は以下のとおりです。
- Google Home アプリ
を開きます。
- お気に入りアイコン
または デバイス アイコン
をタップします。
- お使いのサーモスタットを選択します。
- 設定アイコン
をタップします。
- [サーモスタット]
[詳細設定] をタップします。
- 必要に応じて [暖房温度差] と [冷房温度差] を調整します。
- Google Home アプリ