Google Nest サーモスタットには、対応する暖房換気空調システムについての潜在的な問題を通知する機能があります。問題が発生する可能性があると、メールまたは Google Home アプリの通知でシステムヘルス モニターのアラートが届きます。
アラートが届いた場合は、以下のリストで、潜在的な問題と、その問題の特定に使用されたデータをご確認ください。また、具体的な問題の例も記載されていますので、合わせてご確認ください。
Google Nest システムヘルス モニターのアラートの詳細
緊急アラート
すぐに対処する必要がある重大な問題がある場合は、緊急アラートが届きます。お客様ご自身で対処できる場合もありますが、システムヘルス モニターの専門業者にサポートを依頼することもできます。
この画像は緊急アラートの一例です。
以下に、緊急アラートの種類について説明します。
暖房システムが動作していなかったと思われることを Google Nest が特定した場合、このアラートが届きます。
システムによる暖房中に室内の温度をモニターすることで暖房の不具合を特定します。たとえば、暖房システムがオンになっていると思われるのに室内の温度が下がると、アラートが届きます。
暖房がオンになっているけれども家が暖かくならない原因としては、たとえば、暖房システムのファンに問題がある可能性があります。また、ガスや石油の温風炉をご利用の場合は、火炎検知器の汚れや故障のために、安全上の理由からガスの燃焼が止まった可能性もあります。
冷房システムが動作していなかったと思われることを Google Nest が特定した場合、このアラートが届きます。
システムによる冷房中に室内の温度をモニターすることで冷房の不具合を特定します。たとえば、冷房システムがオンになっていると思われるのに室内の温度が上がると、アラートが届きます。
エアコンがオンになっているけれども家が涼しくならない原因としては、たとえば、冷房システムのコンプレッサ、室内のファン、屋外のファンに問題があるか、起動コンデンサが故障している可能性があります。室外の装置で、起動しようとしているのにできないことを示すカチカチいう音が聞こえる場合は、コンデンサを確認することをおすすめします。
暖房がオンであるのにサーモスタットへの電力供給が失われたことを Google Nest が特定した場合、このアラートが届きます。このような電力供給の遮断は重大な問題を示している可能性があります。
一般的に温風炉には安全性スイッチが搭載され、温風炉内の空気が熱くなりすぎると、このスイッチより一部のシステムへの電力供給が遮断されます。フィルタの汚れ、ダクトの詰まり、ファンに関する問題などが原因でシステム内を空気が十分に流れていないため、温風炉の温度が非常に高くなることがあります。
暖房システムは動作しているのに、こうした高温やオン / オフの連続切り替えが原因で、温風炉が損傷し、その結果、安全上の問題になることもあります。たとえば、熱交換器のひび割れが拡大すると、修理費用が高くなるだけでなく、室内に一酸化炭素が漏れ出す可能性もあります。
早期警報
速やかに対処する必要がある問題があると、早期警報が届きます。お客様ご自身で対処できる場合もありますが、システムヘルス モニターの専門業者にサポートを依頼することもできます。
この画像は早期警報の一例です。
以下に、早期警報の種類について説明します。
暖房システムが暖房サイクルの途中で家の暖房を一時的に停止したと思われることを Google Nest が複数回特定した場合、このアラートが届きます。こうした時間は、サーモスタットは暖房システムに対して家を暖房するよう指示しているのに、報告された室内の温度が一時的に下がった場合についてのデータから特定されます。
ガスなどの化石燃料を燃焼する暖房システムは、安全メカニズムで潜在的な問題が特定されると、その判断が間違っているかどうかを問わず、温風炉を短時間オフにすることがあります。
システムの安全メカニズムは、温風炉をシャットダウンして、家でガス漏れや一酸化炭素漏れ、火災、爆発などの重大が問題が発生しないようにすることを目的としています。点火装置の不具合などの問題が断続的に発生すると、短時間シャットダウンすることがありますが、メカニズム自体に問題がある場合も、安全対策としてガスが短時間オフになることがあります。たとえば、火災検知器はガスが正常に燃焼していることを確認するものですが、この検知器が汚れていたり、火災を検知できなかったりすると、温風炉を停止してガスの燃焼を防ぎます。
火災検知器の汚れなどのケースでは、ほとんどの場合、暖房システムは自然にオンに戻るため、より重大な事態になるまで、問題があることがわかりません。この早期警報アラートは、重大度が低い場合でも問題に対処できるようにするものです。
冷房システムの電源が切れたことを Google Nest が複数回特定すると、このアラートが届きます。
通常の運転中に冷房システムの電源が切れることはありません。電源が切れた場合は、問題がある可能性があります。
冷房システムは、温度を下げるだけでなく湿度も取り除きます。システムが取り除いた湿度は凝結して水になるため、1 日あたり 5~20 ガロンほどの量の水を排出する必要があります。
冷房システムはこの水を排出するよう作られていますが、問題が発生することもあります。原因としては、ポンプの不具合、排水管の詰まりなどが考えられます。フロート スイッチなどのメカニズムで、水が正しく排出されていないことが検出されると、システムはシャットダウンします。場合によっては、スイッチ自体に問題があることもかります。
家の冷房を快適な温度に設定しているときに冷房システムの運転時間が通常より長かったと Google Nest が判断した場合、このアラートが届きます。
冷房システムが正常に動作していなかった場合は、問題がある可能性があります。原因としては、システムの冷却レベルが低い、空気の流れの問題、蒸発コイルへの着霜などが考えられます。
このような状態でもシステムは動作することがありますが、冷房にかかる電気代が増えるほか、結果的に長期間運転すると損傷が広がる可能性があります。
- 家の暖房を快適な温度に設定しているときに暖房システムの運転時間が通常より長かったと Google Nest が判断した場合、このアラートが届きます。
- 暖房システムが正常に動作していなかった場合は、問題がある可能性があります。たとえば、フィルタの詰まり、換気口の閉塞、暖房換気空調システムのファンの故障などが考えられます。ヒートポンプの場合は、冷媒の残量が少ない、蒸発コイルに霜が付着していることなども原因として考えられます。
- このような状態でもシステムは動作することがありますが、暖房にかかる電気代が増えるほか、結果的に長期間運転すると損傷が広がる可能性があります。
ヒートポンプがバックアップの予備暖房を通常より長く使用していると Google Nest が判断した場合、このアラートが届きます。非常に気温が低い場合、ヒートポンプは家を暖かくするために予備暖房を使用することがあります。この場合、エネルギー使用量は増えますが、家は短時間で暖かくなります。ただし、システムのメインの暖房源であるヒートポンプのコンプレッサが、暖かい季節になっても正常に機能していないと、正常であれば必要でないときでも家を暖かくするために予備暖房が使用されることになります。
Google Nest は、システムが予備暖房をどの程度使用しているかを確認して、問題が発生している可能性があるかどうかを判断します。この判断には、外気温とサーモスタットからの暖房稼働時間が使用されます。
暖房シーズン中に問題が検出された場合、ヒートポンプは家に暖房と冷房の両方を提供するので、この問題は冷房シーズン中も引き続き影響を与える可能性があります。
寒いときには家の暖房に予備暖房を活用できますが、暑いときの冷房ではコンプレッサをサポートしません。つまり、ヒートポンプは冬は正常に稼働しているように思えるかもしれませんが、夏に冷房を使用しようすると問題が現れることがあります。
フィルタの交換時期が近づくと、このアラートが届きます。
空気方式の暖房換気空調システムでは、家の中で空気を再循環する際にエアフィルタでほこりやそのほかの物質を取り除きます。また、ファンやシステムのその他のパーツに汚れが付かないよう防ぐことにも役立ちます。
フィルタは時間が経つと汚れて、交換が必要となります。交換しないと、システムの稼働効率が下がるだけでなく、システムを損傷させるおそれもあります。たとえば、フィルタの汚れにより空気の流れが悪くなることが原因で、温風炉の温度が異常に高くなったり、冷房システムの蒸発コイルに霜が付着したりする可能性があります。
Google Nest サーモスタットは、システムのファンの稼働時間をモニターできます。指定した時間を超えると、フィルタを交換するよう通知が届きます。