在宅確認とデータの管理方法について

誰かが在宅しているかどうかの判断に、スマートフォンの位置情報と、サポートされている Google Home デバイスのセンサーが役立ちます。つまりこれらの信号が連携することで、在宅しているかどうかを判断できるようになります。この機能を在宅確認と呼びます。在宅確認を利用すると、在宅時または外出中のニーズに合わせてスマートホーム デバイスを調整できます。

この記事では、在宅確認とは何か、それがどのように行われるのか、スマートフォンの位置情報が Google Home アプリでどのように使用されて在宅確認が有効になるのか、さらにお客様が行える管理と設定について説明します。

スマートフォンはジオフェンスを使用してユーザーが在宅かどうかを検出します。スマートフォンは一度に Google Home アプリまたは Nest アプリのいずれかのジオフェンスのみを使用できます。一方のアプリでジオフェンスを有効にすると、もう一方のアプリでは自動的に無効になります。Nest アプリを使用している場合は、代わりに在宅 / 外出アシストについての記事をご覧ください。

在宅確認について、および在宅と外出のルーティンでの使用方法

お使いのデバイスは在宅確認を使用して、在宅のルーティンまたは外出のルーティンを開始します。在宅データは Google Home アプリで表示、管理できます。

家やスマートフォンで在宅確認をオフにした場合、在宅確認を利用しているルーティンやその他の機能は、ユーザーが家に出入りしたタイミングを把握できなくなるため、開始するタイミングを判断できません。その場合も、ルーティンは Google Home アプリから手動で開始できます。

[この家にスマートフォンの位置情報の使用を許可する] をオフにしても、自分のスマートフォンの位置情報をオンのままにしている場合、在宅と外出のルーティンは機能しなくなりますが、スマートフォンの位置情報のみを使用する機能（「在宅時のみ着信音を鳴らす」など）は引き続き動作します。

在宅確認と「在宅時のみ着信音を鳴らす」での使用方法

デバイスは在宅確認を利用して、ユーザーが在宅かどうかを判断します。「在宅時のみ着信音を鳴らす」が有効になっている場合、Google Nest スピーカーまたはディスプレイへの着信は、スマートフォンが家にあるときには発生しますが、スマートフォンが家の外にあるときは発生しません。在宅データは Google Home アプリで表示、管理できます。

在宅と外出のルーティンが有効になっている家のメンバーである場合、Google Home アプリの設定でスマートフォンの在宅確認をオフにすると、在宅確認でスマートフォンの位置情報を使用している他の機能（「在宅時のみ着信音を鳴らす」など）もオフになります。

スマートフォンの位置情報と在宅確認が連携する仕組み

オプトインすると、Google Home アプリはスマートフォンの位置情報を使用して、ユーザーがジオフェンスを越えたタイミングを把握します。ジオフェンスとは、在宅確認を使用する機能を初めて設定するときにユーザーが指定する、家の周囲の仮想境界線です。

ジオフェンスを越えると、これが自宅にあるデバイスのセンサーと組み合わされることで、在宅と外出のルーティンを開始するタイミングが決まります。このデータは、Google Nest のスマートホーム エクスペリエンスの改善とパーソナライズにも役立ちます。詳しくは、プライバシーに関するよくある質問: Google Nest をご覧ください。

ジオフェンスで在宅確認を正しく機能させるには、次のことを確認する必要があります。

• Google Home アプリで在宅と外出のルーティンを設定している
• Google Home アプリの在宅確認の設定でスマートフォンを有効にしている
• スマートフォンの Google Home アプリで位置情報の利用許可が [常にオン] に設定されている
• 家族全員が、各自のスマートフォンにある Google Home アプリの在宅確認の設定でスマートフォンを有効にしている

Google Home アプリの履歴には、ジオフェンス エリアに出入りするたびに、その旨が表示されます。在宅確認は Google アカウントのロケーション履歴機能とは異なり、どちらの機能も互いに影響しません。

Google Home アプリが追跡する内容は、家のジオフェンスの内側にいるかどうかのみで、どこにいるのか、またはどこにいたのかなど実際の位置は追跡しません。在宅確認とジオフェンスに使用されるデータは、帰宅または外出のタイミングを判断するためにのみ使用されます。このデータは、お客様が利用許可を与えた目的のために使用されます。詳しくは、プライバシーに関するよくある質問: Google Nest をご覧ください。

在宅確認は、家族の全員が Google Home アプリの在宅確認の設定で各自のスマートフォンを有効にしている場合に最も正確に機能します。家族のどなたかがこうした設定を使用していない場合、お客様のデバイスは、家族の誰かが在宅していたとしても在宅とは認識しないことがあり、ルーティンが期待どおりには機能しない可能性があります。

たとえば、家族の中でお客様だけが在宅確認でスマートフォンを有効にしていて、家で在宅確認に使用されているデバイスが他にない場合、お客様が外出すると、外出のルーティンが開始され、家の中の照明が消えます。在宅している家のメンバーが、照明をつけ直すか、お客様の在宅のルーティンを手動で開始する必要があります。

在宅確認のオンとオフを切り替える

1. Google Home アプリ を開きます。
2. 設定アイコン をタップします。
3. [家の機能] で [在宅確認] をタップします。
4. [この家にスマートフォンの位置情報の使用を許可する] の横にあるスイッチをタップしてオンとオフを切り替えます。

個々のスマートフォンのみを在宅確認に使用されないようにオフにすることができます。

在宅確認の設定で、家に対するスマートフォンの位置情報の共有をオフにした場合や、自分のスマートフォンのみをオフにした場合、在宅確認を使用している機能（「在宅時のみ着信音を鳴らす」や在宅と外出のルーティンなど）は動作しなくなります。

データの管理

Google Home アプリの履歴では、お客様と家の他のメンバーに対し、在宅と外出のルーティンが自動開始した時間と理由が表示されます。

• ご自身の家への到着と出発を確認できます。このデータは Google Home アプリの設定で管理できます。
• 家の他のメンバーには、お客様がアプリ、音声、Google Nest × Yale ロックを使用してモードを手動で在宅または外出に変更した時間が表示されます。

注: Google Home アプリが収集するデータはすべて、Google プライバシー ポリシーの対象であり、プライバシーに関するよくある質問: Google Nest に詳しく記載されているように取り扱われます。ご家庭でのプライバシーを保護する Google の取り組みもご覧ください。

在宅確認の履歴を削除する

家の在宅の履歴には、家のメンバー全員のデータとお客様の全デバイスのデータが含まれます。Google Home アプリの家の履歴に表示されないデータも含まれます。60 日間保存され、その後は自動的に削除されます。また、家のメンバーは Google Home アプリからいつでも手動でデータを削除できます。

注: お客様には、お客様が家を出入りした時間の履歴しか表示されません。Google Home アプリで家の在宅確認の履歴を削除できるのは、在宅と外出のルーティンを設定したユーザーのみです。

1. Google Home アプリ を開きます。
2. 設定アイコン をタップします。
3. [家の機能] で [在宅確認] をタップします。
4. [在宅の履歴をすべて削除] をタップします。
5. [削除] を選択します。

家の在宅確認の履歴を削除すると、家のメンバー全員に対し、家の履歴にその削除アクティビティが表示されます。

データをダウンロードする

デバイスが収集したデータの履歴は Google Home アプリに表示されます。また、いつでもデータをダウンロードできます。

詳しくは、Google のデータをダウンロードする方法に関する記事をご確認ください。