CONTAINER(...)
関数は、コンテナが指定したフィルタと一致するアイテムを抽出します。「コンテナ」とは、アイテムの直接的な所属先を指します。たとえば、キーワードや、広告グループ単位のユーザーリストの場合、コンテナは広告グループです。同様に、広告グループや、キャンペーン単位のサイトリンクの場合、コンテナはキャンペーンです。また、キャンペーン、アカウント単位のアセット、共有ライブラリのアイテムの場合、コンテナはアカウント自体になります。
構文
CONTAINER(filter)
filter
-- ここで指定した条件と一致するコンテナに直接所属するアイテムが抽出されます。
例
CONTAINER( labels = ("abc", "xyz") )
「abc」または「xyz」というラベルを適用された広告グループまたはキャンペーンに直接所属するアイテムが抽出されます。
CONTAINER( status = enabled CONTAINER(bidstrategytype = enhancedcpc) )
キーワード、または広告グループのその他のアイテムに対する検索で使用した場合、ステータスが「有効」、かつ入札戦略が「拡張クリック単価」の広告グループに所属するものが抽出されます。
CONTAINER( COUNT(keywords, status = enabled) < 100 )
ステータスが「有効」のキーワードが 100 個未満のコンテナに直接所属するアイテムを抽出します。キャンペーンに対する検索で使用した場合、アカウント(キャンペーンのコンテナ)全体に含まれる有効なキーワードの数が検証されます。
備考
- フィルタで複数の条件を指定した場合、すべての条件に一致するアイテムだけが検証対象となります。複数の条件のいずれか 1 つ以上に一致するアイテムをすべて検証対象にしたい場合は、条件を OR 関数で囲みます。たとえば、
CONTAINER(OR(status = enabled adrotation = optimize))
とすると、所属する広告グループが有効であるか、広告のローテーションが最適化されているか、またはその両方であるかがチェックされます。 - 複数のレベルに配置可能なアイテムに対する検索においては、一部のレベルにしか当てはまらない条件を含むフィルタを指定してもかまいません。対象レベルに該当しない条件は無視されます。たとえば、ユーザーリストにはキャンペーン単位のものと広告グループ単位のものがあります。ユーザーリストを対象とする検索で、
コンテナ(入札戦略の種類 = クリック数の最大化 ターゲティング方法の最適化 = 慎重な拡張)
と指定した場合、入札戦略の種類が「クリック数の最大化」であるキャンペーン単位のユーザーリストと、ターゲティング方法の最適化が「慎重な拡張」である広告グループ単位のユーザーリストが、すべて抽出されます。