パフォーマンス プランナーは、広告費用のプランを作成し、キャンペーンに対する変更が主な指標や全体的な掲載結果にどのように影響するかを評価するためのツールです。
パフォーマンス プランナーでは、以下のことが行えます。
- キャンペーンの予測データにアクセスする。
- キャンペーンのさまざまな設定を調整して掲載成果を確認する。
- 季節性の傾向に基づく最適化案を理解する。
- 複数のアカウントやキャンペーンの予算を管理する。
メリット
- キャンペーンで予測される月ごと、および四半期ごとのパフォーマンスを確認できます。
- 同じ費用でキャンペーンのパフォーマンスを高めるためのヒントを得られます。
- キャンペーンの設定の変更が、費用と掲載結果の目標にどのように影響するのかを確認できます。
- 予測を作成する特定のコンバージョン目標を選択できます。
- 注: 目標の下にあるコンバージョン アクションがコンバージョン目標のプルダウンに表示されるようにするには、メインに設定し、予測可能なキャンペーンに追加する必要があります。
仕組み
できるだけ正確な予測を提供できるよう、パフォーマンス プランナーでは何十億件もの検索クエリを考慮し、通常 24 時間ごとに情報を更新しています。また、季節性変動、競合他社の活動、ランディング ページといった変数を含めた、過去 7~10 日間の関連性のある広告オークションをシミュレーションします。
シミュレーションを行ってデータを収集した後、掲載中のキャンペーンについて、最終的な実際の掲載結果と比較してパフォーマンス プランナーの予測の正確さが測定され、Google AI を使って予測が細かく調整されます。
コンバージョン数の予測は、Google 広告のパフォーマンス レポートの [コンバージョン] 列に含まれるコンバージョンの種類、または新しい予測の作成時に選択したコンバージョン目標に基づいています。アカウント、キャンペーン、広告グループのパフォーマンスに関する詳細
パフォーマンス プランナーでは、検索キャンペーンと P-MAX キャンペーンの影響の見積もりにコンバージョン達成までの所要時間の見積もりが反映されています。ユーザーが広告をクリックしてから、コンバージョン アクションを完了するまでにある程度の時間がかかると、コンバージョン達成までの所要時間が発生します。推定値では、より正確なトラフィックとコンバージョンの予測が提供されるため、入札戦略、予算、広告費用対効果(ROAS)について、より十分な情報に基づいて意思決定するのに役立ちます。コンバージョンの推定値には、計測期間内に発生するコンバージョンが反映されます。
パフォーマンス プランナーは、プランごとに最大 10,000 個のキャンペーンに対応しており、クライアント センター(MCC)アカウントでもご利用いただけます。
要件
以下の表を参照して、キャンペーンでパフォーマンス プランナーを使用できるかどうかを確認してください。
検索キャンペーン
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
入札戦略「個別クリック単価(CPC)」「拡張 CPC」「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン値の最大化」「目標広告費用対効果(ROAS)」「目標アクション単価(CPA)」「目標インプレッション シェア」のいずれかを使用している 過去 7 日間に入札戦略を変更していない |
稼働期間 | 72 時間以上稼働している |
最近のクリック数 | 過去 7 日間に 3 回以上クリックがあった |
最小コンバージョン数 | 過去 10 日間に 10 件以上のコンバージョンを獲得している |
予算 | 検索における過去 10 日間のインプレッション シェア損失率(予算)が 5% 未満(目標インプレッション シェアの場合のみ) |
ショッピング キャンペーン(通常)
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
キャンペーンがポートフォリオ入札戦略に含まれていない |
稼働期間 | 過去 10 日間、1 日 10 米ドル以上のご利用額で毎日稼働している |
最小インプレッション数(広告の表示回数) | 過去 7 日間に 100 件以上のインプレッションを獲得している |
最小コンバージョン数 | 過去 10 日間に 10 回以上コンバージョンまたはコンバージョン値を獲得している |
予算 |
キャンペーンのステータスが「予算による制限」ではない。 入札戦略が「目標広告費用対効果」の通常ショッピング キャンペーンの場合(のみ): 検索における過去 10 日間のインプレッション シェア(予算)損失率が 5% 未満 共有予算を使用しているキャンペーンが対象となるのは、共有予算内のすべてのキャンペーンで単一の Merchant Center アカウントを使用している場合のみです。 |
ディスプレイ キャンペーン(スマートおよび通常)
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 | 過去 7 日間に入札戦略を変更していない |
稼働期間 |
7 日間以上稼働している |
最小コンバージョン数またはクリック数 | 過去 7 日間に、5 件以上のコンバージョン(または入札戦略が「クリック数の最大化」であればクリック 20 件以上)と 10 米ドル以上の広告費用が発生している |
予算 | キャンペーンのステータスが「予算による制限」ではない。 |
デマンド ジェネレーション キャンペーン
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
過去 7 日間、入札戦略を変更していない 入札戦略「コンバージョン数の最大化」または「目標コンバージョン単価」を使用している |
最小インプレッション数(広告の表示回数) |
すべての広告グループで、過去 7 日間に毎日少なくとも 1 回インプレッションが発生している |
予算 |
1 日の予算を使用している 共有予算を使用していない |
ステータス(状態) | キャンペーンが、下書きまたはテストの状態ではなく「有効」(アクティブ)であるか、一時停止されている期間が 7 日未満である必要がある |
最小コンバージョン数 | 過去 7 日間に 1 回以上のコンバージョンが発生している |
アプリ キャンペーン
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
過去 10 日間に入札戦略を変更していない アプリ インストール広告を入札戦略「目標インストール単価(tCPI)」「目標コンバージョン単価(tCPA)」のいずれかで配信しているか、アプリ エンゲージメント広告を入札戦略「目標コンバージョン単価(tCPA)」で配信している |
稼働期間 | 10 日間以上稼働している |
最小コンバージョン数 | 過去 10 日間に 10 件以上のコンバージョンを獲得している |
予算 | キャンペーンのステータスが「予算による制限」ではない。 |
ローカル キャンペーン(実店舗の目標に基づく P-MAX にアップグレード済み)
ご利用可否に影響する要素 |
ご利用要件 |
入札戦略 |
来店重視の最適化を行っている 過去 30 日間の来店データが十分にある 通話またはルート案内のみを重視した最適化を行っていない |
稼働期間 | 少なくとも過去 30 日間稼働している |
予算 |
共有予算を使用していない 過去 30 日間のご利用額が平均で 1 日あたり 500 米ドル以上である |
動画キャンペーン
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
過去 3 日間、入札戦略を変更していない 入札戦略「コンバージョン数の最大化」または「目標コンバージョン単価」を使用している TrueView アクションまたは動画アクション キャンペーンのフォーマット |
最小コンバージョン数 | 過去 7 日間に 5 件以上のコンバージョンと 10 米ドル以上の広告費用が発生している |
予算 |
1 日の予算を使用している 共有予算を使用していない |
ステータス(状態) | キャンペーンが、下書きまたはテストの状態ではなく、「有効」(アクティブ)である |
P-MAX キャンペーン
ご利用可否に影響する要素 | ご利用要件 |
入札戦略 |
過去 7 日間に入札戦略を変更していない 共有予算を使用しているキャンペーンが対象となるのは、目標を設定している入札戦略を使用している場合のみです。 |
稼働期間 |
有効である、または、一時停止されている期間が 7 日未満である 下書きまたはテストの状態ではない |
最小コンバージョン数またはクリック数 |
「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」(どちらも入札単価の指定有無を問わない)を使用している 過去 7 日間に、インプレッション 10 件以上、インタラクション 3 件以上、コンバージョン 1 件以上、および(コンバージョン値関連のキャンペーンでは)コンバージョン値が 1 回以上発生している |
予算 | 1 日の予算を使用している |
ご利用いただけないキャンペーン
キャンペーンの設定や状態によっては、パフォーマンス プランナーをご利用いただけない場合があります。キャンペーンに以下のいずれかが当てはまる場合、ご利用いただけません。
- 要件を満たすよう変更を加えられてはいるが、その設定になってからの稼働期間が 10 日未満である
- 下書きまたはテストの状態である
- 削除されている