適切なモバイルアプリ ユーザーにアピールする

目標に合わせて異なるアプリ キャンペーンを設定する


アプリ キャンペーンでは、さまざまなタイプのアプリユーザーをターゲットにできます。新しいアプリのインストール数を増やしたい、あるいはアプリ内ユーザー行動の促進に力を入れたいなど、さまざまな目標に対応できます。

優先順位が高いマーケティング目標に合わせて、異なるアプリ キャンペーンを設定しましょう。

複数のアプリ キャンペーンの管理

新しい目標に向けて最適化を行う場合は、新しいキャンペーンを設定することをおすすめします。新しいキャンペーンを設定した方が、それぞれの目標の達成に必要なオーディエンスに対する入札単価と広告を最適化しやすくなります。

複数の目標を同時に達成したい場合は、複数のアプリ キャンペーンを同時に設定できます。ただし、アプリ キャンペーン同士が、互いに似たタイプのユーザーを獲得するのに競合が起きる恐れがあります。このような競合を軽減するには、優先順位が高い方の目標に向けたアプリ キャンペーンの入札単価と予算を引き上げてください

目標 1: ユーザーベースを構築する 

目標インストール単価(CPI)に対するインストール数を最大限にしたい場合は、「すべてのユーザー」を対象に「インストール数」重視で最適化を行うアプリ キャンペーンを作成します。

この設定は、アプリのユーザー基盤を構築することに重点を置いています。新規ユーザーが増えると、価値の高いユーザーの傾向を把握するためのコンバージョン データが収集されます。
 

例: 価値に基づいて目標 CPI を設定する

モバイルゲームを宣伝しているとします。以前宣伝した類似するゲームのコンバージョン データから、ゲームをインストールした 10 人のうち 1 人は最初の 30 日間で 2,000 円相当のアップグレードを購入することが見込まれています。

10 人のユーザーのうち 1 人は 2,000 円の価値があるため、インストール 1 回につき最大 200 円( 2000 円 ÷ 10 回のインストール)を投資できることになります。

ヒント

十分なコンバージョン データを収集できるよう、予算を切らさないようにしましょう。

「インストール数」を重視した最適化を行う場合は、キャンペーンの 1 日の予算を目標 CPI の 50 倍以上に設定してください。たとえば、目標 CPI が 200 円の場合、予算は 10,000 円以上に設定します。

特定のユーザー行動にもつながるインストールを獲得する

「すべてのユーザー」ではなく、「アプリ内での行動が見込めるユーザー」を対象とした「インストール数」重視のアプリ キャンペーンを新しく作成します。ターゲットを絞ったキャンペーンの目標 CPI は、「すべてのユーザー」をターゲットにしたキャンペーンの CPI よりも 20% 以上高く設定します。つまり、価値の高いインストールに対して、入札単価を引き上げます。入札単価を少なくとも 20% 引き上げることで、Google 広告によって価値の異なる 2 つのオーディエンスが区別されるようになります。

目標 2: アプリ内ユーザー行動を完了したユーザーにアプローチする

ビジネスにとって最も価値の高いアプリ内ユーザー行動を特定したら、目標コンバージョン単価(CPA)でこのアプリ内ユーザー行動を取ってくれる新規ユーザーを獲得します。

アプリ キャンペーンを新しく作成し、その「キャンペーンの最適化」を「アプリ内ユーザー行動」重視に設定します。

最適化を効果的に行うために十分なデータを収集できるアプリ内ユーザー行動を選択する

コンバージョン アクションは、発生頻度が高いほど、そのアクションを達成する新規ユーザーを獲得するために収集できるデータも多くなります。最も価値の高いアプリ内ユーザー行動を取っているユーザー数が、毎日 10 人に満たない場合は、アプリ内でもっと頻繁に発生するユーザー行動を代わりに選択しましょう。

たとえば、モバイルゲームで最も価値の高いアプリ内ユーザー行動がアップグレードの購入であっても、この行動を完了するユーザーが毎日 10 人に満たない場合は、別の行動を選択する必要があります。支払い情報の追加やレベルアップなど、アップグレードにつながる可能性があり、しかもキャンペーンで毎日少なくとも 10 人のユーザーが完了する行動を選択します。

例: 価値に基づいて目標 CPA を設定する

引き続きモバイルゲームの例を用いて、今度はアップグレードを購入するユーザーをもっと獲得したい場合を考えてみます。アプリ内ユーザー行動であるアップグレードにより、毎回 2,000 円相当の収益がもたらされます。

この場合、目標 CPA の上限を 2,000 円に設定するとよいでしょう。この金額は、ご希望の利益とコンバージョン数に応じて調整できます。

ヒント: 設定する目標 CPA がわからない場合は、アプリを宣伝している他のオンライン キャンペーンの CPA を参考にしてみましょう。まずはその値から始め、ユーザーの価値に関するデータが増えるにつれて、目標 CPA を調整します。

ヒント

十分なコンバージョン データを収集できるよう、予算を切らさないようにしましょう。

「アプリ内ユーザー行動」を重視した最適化を行う場合は、キャンペーンの 1 日の予算を目標 CPA の 10 倍以上に設定してください。たとえば、目標 CPA が 2,000 円の場合、予算は 20,000 円以上に設定します。

目標 3: リリース前にアプリの事前登録を促進する

このキャンペーン タイプでは、事前登録のためだけに最適化された最大限のコンバージョン数が得られるように「目標コンバージョン単価」入札戦略が使用されます。入札単価を設定すると、アプリの 1 回の事前登録あたりの平均お支払い額がその額となるように調整されます。指定した入札単価は目標事前登録単価であり、最初のユーザーがアプリに事前登録すると自動的に設定されます。

 

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