スマート自動入札の効果的な運用

入札の自動化と最適化の公式ガイド

 

Google 広告の自動入札機能を活用すれば、入札に割く時間を減らしつつ、的確なデータに基づいて入札単価を設定できます。このガイドでは、スマート自動入札戦略を使用するメリットと、検索キャンペーンで成果を向上させる方法について説明します。

 

Clock icon

1. Google 広告でオークションごとの自動入札を使って成果を改善する

  • スマート自動入札でオークション時のユーザーの状況に合わせて単価を設定する

理由: 各オークションに合わせて入札単価を動的に調整すると、成果向上につながることがあります。

理由: Google 広告の入札アルゴリズムでは、入札単価を設定するために、オークション時に存在している関連性の高いコンテキスト シグナルが何十億通りにも組み合わされて評価されます。Google の広告主様の 80% 以上が自動入札機能を利用しています1

  • 入札を自動化して時間を節約する

理由: 自動入札機能を活用すれば、単価設定にかける時間を大幅に短縮し、空いた時間をアカウントの他の部分(測定やクリエイティブなど)の最適化に割り当てることができます。

事例紹介

Savings.com では、目標広告費用対効果に切り替えた後、指定した目標広告費用対効果で総利益が 30% 増加しただけでなく、キャンペーン マネージャーは Google 広告の入札単価調整を管理する時間を節約できるようになりました。

オークションごとの自動入札機能を活用する方法の詳細

 

Settings icon

2. アカウントの構造、設定、測定手法を効果的にセットアップする

  • 目標に合わせてキャンペーンを設定する

理由: 自動入札は目標に基づいた入札機能です。つまり、1 つのキャンペーンでは通常、同じ種類の目標を設定する必要があるということです。

  • アカウントの構造をシンプルにする

理由: 自動入札はすべてのアカウント構造で機能するため、詳細なキャンペーン構造は必要ありません。

  • 単価設定の自動化は正確なコンバージョン データとコンバージョン値データをもとに行う

理由: コンバージョンを測定し、コンバージョンとコンバージョン値のデータを改善すれば、自動入札の精度を高めることができます。

  • 部分一致キーワードとレスポンシブ検索広告をスマート自動入札と組み合わせる

理由: クエリごとに適切な入札単価を設定しながら、効果的なメッセージをできるだけ多くの関連性の高いユーザーに表示できます。部分一致とスマート自動入札を併用したキャンペーンでレスポンシブ検索広告も使用したケースでは、それまでと同様のコンバージョン単価で、平均でコンバージョン数が 20% 増加しています2

事例紹介

Tails.com logo

英国を拠点とする tails.com は、部分一致、スマート自動入札、レスポンシブ検索広告を組み合わせて使用し、ドイツにおいて一般的な検索キャンペーンに起因する登録件数を 182%、クリック数を 258% 増やすことに成功しました。

事例の動画を見る

アカウントを効果的に設定する方法の詳細

 

Gears icon

3. 適切な入札戦略を選択する

  • 主要なビジネス目標に沿って入札戦略を選ぶ

理由: 自動入札機能により、選んだ目標を優先してアカウントの管理が行われます。

ビジネス目標

入札方法

販売、利益、有望な見込み顧客の増加

コンバージョン値の最大化に加え、任意で目標広告費用対効果も設定可能

トランザクションや見込み顧客の増加

コンバージョン数の最大化に加え、任意で目標コンバージョン単価も設定可能

ウェブサイト訪問者の増大 クリック数の最大化
認知度の向上または安定化 目標インプレッション シェア

 

  • 費用対効果を最適化する(「コンバージョン値の最大化」を使用するか、目標広告費用対効果(ROAS)を設定する必要があります)

理由: コンバージョンの価値はすべて同じではありません。他よりも価値の高いコンバージョンもあります。コンバージョン値を測定し、その値に応じて入札すると、価値の高いユーザーを見つけることができます。入札戦略を「目標コンバージョン単価」から「目標広告費用対効果」に切り替えた広告主様は、同様の広告費用対効果でコンバージョン値が平均で 14% 向上しています3

事例紹介

1StopLighting logo

1STOPlighting は、すべてのショッピング キャンペーンを目標広告費用対効果重視の入札に移行し、利益を 214% 増加することができました。

  • スマート自動入札で季節性の調整を使用するタイミング

理由: 季節性の調整は、コンバージョン率が短い期間一時的に変化することが予測できる特定の状況で使用します。

適切な入札戦略を選ぶ方法の詳細

 

Illustration of a laptop with charts on the screen

4. 入札戦略をテストする

  • 入札単価テストはシンプルにし、一度に 1 つの変数のみを変更する

理由: スマート自動入札のテスト中に他の要素を加味すると、テスト結果が不明瞭になります。

はじめに: Google 広告のテストを使って、自動入札の成果をテストします。

  • テストに使用しても差し支えないキャンペーンの中から最も大きな規模のものを選ぶ

理由: データが多ければ多いほど、テストの信頼性が高まり、結果も早く得られます。

  • 最初は過去のコンバージョン単価や広告費用対効果に即した目標を設定する

理由: 必要以上に高い目標を設定すると、ボリュームに悪影響が出て、過去の平均値との違いがわかりにくくなります。

自動入札戦略をテストする方法の詳細

 

Magnifying glass with a line graph

5. 自動入札戦略の成果を評価する

理由: スマート自動入札の実施中は、目標としている指標の成果の推移と、目標の平均達成度を確認できます。

  • スマート自動入札で使われている上位のシグナルを確認する

理由: 上位のシグナルを使用すると、スマート自動入札のパフォーマンスに最も大きな影響を与えるシグナルを把握できます。こうしたインサイトは、幅広いマーケティング活動に役立てることができます。

  • 目標を最適化する

理由: 目標を調整すると、変化するパフォーマンス目標を達成しやすくなります。また、目標を頻繁に、または大幅に変更しても、入札戦略の成果に悪影響が出ることはありません。

  • コンバージョン達成までの所要時間(入札戦略レポートで確認可能)を把握する

理由: ユーザーが広告をクリックしてからコンバージョンに至るまでには時間がかかる場合があります。これは、「コンバージョン達成までの所要時間」と呼ばれます。成果を正しく評価するためには、平均的な所要時間を知る必要があります。すべてのコンバージョンがレポートされるのを待たずに評価を行った場合、成果が実際よりも低く見える可能性があります。

Example bid strategy report

自動入札戦略の成果を評価する方法の詳細

 

 

1. Google 内部データ(グローバル)、2021 年 3 月 16 日~2021 年 4 月 12 日
2. Google 内部データ、2021 年 4 月 1 日~2021 年 4 月 7 日
3. Google 社内データ、2021 年 3 月

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