品質スコアは、他の広告主様と比べた広告の品質の目安をスコアで表示する診断ツールです。
スコアは 1~10 の数値で示され、キーワード単位で確認できます。品質スコアが高ければ、そのキーワードを検索しているユーザーにとって、お客様の広告とランディング ページが、他の広告主様のものと比べて的確で有用であることを意味します。
品質スコア診断ツールは、広告、ランディング ページ、キーワード選びに改善の余地がある部分を特定するのに役立ちます。
品質スコアについての豆知識
- 品質スコアは KPI(重要業績評価指標)ではないため、最適化したり、他のデータとともに集計したりするべきではありません。
- 品質スコアは、広告オークションにおける評価材料にはなっていません。あくまで診断ツールとして、あるキーワードに対して表示される広告がユーザー エクスペリエンスに及ぼす影響を示したものです。
算出方法
品質スコアは、次の 3 つの要素を総合して算出されます。
- 推定クリック率(推定 CTR): お客様の広告が表示された場合にクリックされる可能性の高さを示します。
- 広告の関連性: お客様の広告がユーザーの検索の意図と一致する度合いを示します。
- ランディング ページの利便性: お客様のランディング ページが、広告をクリックしたユーザーにとってどの程度関連性があり有用であるかを示します。
各要素には、評価に応じて「平均より上」、「平均的」、「平均より下」のいずれかのステータスが付きます。この評価は、過去 90 日間にまったく同じキーワードに対して広告が表示された他の広告主様との比較に基づくものです。
インプレッションが発生していなくても、過去 90 日間にインプレッションが発生している完全一致キーワードがあれば、部分一致キーワードに品質スコアが付けられる場合があります。同じ広告グループ内の完全一致キーワードを通じて、部分一致キーワードと完全一致する検索でインプレッションが発生すると、両方のキーワードの品質スコアは同じになります。
ステータスが「平均的」または「平均より下」の要素がある場合、その部分に改善の余地があるかもしれません。品質スコアを使って広告のパフォーマンスを高める 5 つの方法の詳細
留意点
- 品質スコアは、キーワードと完全に同内容の検索に対するインプレッション実績に基づく評価のため、キーワードのマッチタイプを変更しても品質スコアには影響しません。
- [品質スコア] 列に「—」と表示されている場合、そのキーワードと完全に一致する検索の件数が不十分で、品質スコアを算出できないことを示します。
- 広告の品質に関連する要素であっても、必ずしも品質スコアには反映されないものもあります。たとえば次のような要素が該当します。
- 検索に使用されたデバイス
- ユーザーの所在地
- 時間帯
- アセット
- Google のさまざまなクローラから取得した情報は、品質スコアの算出基準となる広告の品質評価に使用されることがあります。
品質スコアを参照する方法
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューの [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- [検索キーワード] をクリックします。
- 表の右上にある表示項目(列)アイコン をクリックします。
- [キーワードの表示項目を変更] 欄で、[品質スコア] セクションを展開します。現在の品質スコアと各要素のステータスを表示するには、以下から該当するものを選択してデータ表に追加します。
- 品質スコア
- ランディング ページの利便性
- 推定クリック率
- 広告の関連性
- 過去の品質スコア(現在のレポート対象期間のスコア)を表示するには、次の指標のいずれかを追加します。
- 品質スコア(履歴)
- ランディング ページの利便性(履歴)
- 広告の関連性(履歴)
- 推定クリック率(履歴)
データ表の分類機能で [日] を選択すると、1 日ごとのスコアの変化を表示できます。
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[適用] をクリックします。