さまざまなキャンペーン タイプを利用しているお客様向けの機能をいくつかご紹介します。いずれも、複数のキャンペーンにおけるパフォーマンスの確認やレポートの管理に役立つ機能です。この記事では、キャンペーン タイプ別にレポートデータを表示し、表示項目で関連するデータを簡単に確認する方法について説明します。
手順
レポートのデータをキャンペーン タイプ別に表示する
ショッピング キャンペーンやディスプレイ ネットワーク キャンペーンなど、キャンペーン タイプ別にデータを絞り込むことで、時間を節約できます。この際選択できるのは、アカウントにあるキャンペーン タイプのみとなります。
キャンペーン タイプ別にデータを絞り込むには:
- Google 広告にログインします。
- 左端のナビゲーション パネルで [検索キャンペーン]、[ディスプレイ キャンペーン]、[ショッピング キャンペーン]、または [動画キャンペーン] をクリックすると、そのキャンペーン タイプの掲載結果データのみを表示できます。
注意点
既定の表示項目セットを使って関連データをすばやく取得する
既定の表示項目セットを使うと、さまざまなキャンペーン タイプでの掲載結果の分析が簡単になります。キャンペーン タイプや広告掲載の目標に応じて、最も的確な表示項目をまとめた既定のセットを、[表示項目] メニューから選択できます。
既定の表示項目セットを掲載結果の表に適用する方法:
- Google 広告にログインします。
- 特定のキャンペーンを選択するか、上記の手順に従ってキャンペーン タイプを 1 つ選択します。
- [表示項目] ボタン
をクリックします。
- [表示項目を変更] の下に、表示項目セットのオプションが表示されます。広告掲載の目標(表示回数の増加、ブランド認知度の向上など)に応じて表示項目セットを選択します。選択した表示項目セットが表に反映されます。
操作関連の表示項目でキャンペーンをまたいだパフォーマンスを確認する
複数のキャンペーン タイプを同時に表示すると、キャンペーンをまたいだパフォーマンスに関するデータ列が 3 つ表示されます。この列(表示項目)には、各キャンペーン タイプで重視されるデータが反映されます。たとえば [インタラクション] 列には、検索キャンペーンではクリック数、動画キャンペーンでは動画の視聴数が表示されます。
該当するデータ列:
- インタラクション: インタラクションとは、テキスト広告やショッピング広告ではクリック、動画広告では動画の視聴といった、主要なユーザー行動を指します。[インタラクション] 列には、そうしたユーザー行動の発生回数が表示され、各広告の成果を、フォーマットを問わず調べることができます。
種類 [インタラクション] 列でカウントされるユーザー行動 キャンペーン タイプの例 テキスト広告 クリック 検索、商品ショッピング イメージ広告 クリック ディスプレイ TrueView 動画広告 動画視聴 動画 アプリ訴求動画広告 エンゲージメント アプリ キャンペーン TrueView アクション広告 エンゲージメント 動画 ライトボックス広告 エンゲージメント ディスプレイ ショーケース広告 エンゲージメント ショッピング - インタラクション率: 表示された広告をユーザーが操作した頻度で、広告のインタラクション数を表示回数で割った値です。この数値は、広告の効果を見極めるために役立ちます。たとえば、インタラクション数が 10 回で表示回数が 1,000 回なら、インタラクション率は 1% です。
- 平均費用: インタラクション 1 回に対してお支払いいただいた料金の平均額で、広告にかかった費用の合計を、インタラクション数の合計で割った値です。たとえば広告のインタラクションが 2 回あり、うち 1 回は 30 円、もう 1 回は 40 円の広告料金がかかった場合、平均費用は 35 円になります。
例
ある商品を宣伝するために動画キャンペーンと検索キャンペーンを運用しており、両方を合わせた掲載結果を調べたいとします。検索キャンペーンの掲載結果を測定する際はクリック数が便利ですが、動画の視聴回数やエンゲージメントが鍵となる動画キャンペーンではあまり効果がありません。[インタラクション] 列では、各キャンペーンで最も重視されるユーザー行動をカウントするため、異なる種類のキャンペーンをまたいだ総合的な掲載結果を([クリック数] 列と [視聴回数] 列の両方を表示して見比べることなしに)確認できます。